網戸の向こう側のセミ。2013年の今日。
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「メイスン&ディクスン(上)」(ピンチョン)を読み続ける。150ページにやっと到達。通常(たとえばオースター本)に比べると二倍くらいの時間を要している。
主人公二人を中心とした筋は追えるようになったが、饒舌な語り口と、彼らの行動の大筋がまだ見えないのが原因で、物語に入り込めない。アメリカ大陸に行くのかと思ったらケープタウンやセントヘレナをうろうろしている。金星の日面通過の観測にボルネオに行こうとしたが間に合わず、ケープタウンで観測したらしい。これは、他の資料にあたってから推測したのだが、ピンチョンさんはそのような説明を省いている。
もっともこれがピンチョンの(少なくともこの物語の)特徴なのかも知れない。混沌とした現実世界を混沌としたまま描写する…
この本だけでなく、他のピンチョン本も読んでみないといけないのだろう。そう思わせるだけでもすごい作家といえる…かな。
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マストドン「本の虫」で、積読の効用は漢方薬のごとし、という記述があった。たしかにそうだ。図書館本の積読も効果がある。身近においておくといつの間にかその本に影響されていく。一方、当面読まないからと本を借りなかったり、片付けておいたりすると、殆どの場合その本のことを忘れてしまう。去る者は日日に疎しだ。
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円仁ゆかりの寺(中国)の遺構が発見されたというスクープ記事。興味深い。
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今日のコノ。
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