首都圏はぐずついた天候だったが、今日のローマは晴れらしい。
これはパンテオンの写真だそうです。
昨日息子たちの食べた昼食にちなみ、今日の昼食ではショートパスタのカルボナーラを作った。良いチーズが手元になかったが、まずまずの出来。もっと胡椒を利かせたい。
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「ロケットガールの誕生 コンピュータになった女性たち」(ナタリア・ホルト 秋山文野訳 2018年 地人書館)読了。
いわゆる「コンピュータ」はハーバード天文台のLeavittさんたちだけでなく、JPLにもたくさんいらっしゃった、とは知らなかった。深宇宙探検ミッションは彼女たちのプログラミングによる。
最初は手計算。計算というより、方程式などを使った高度な演算。それを検証可能にするためきちんとステップを明らかに書き表しながら進めた。このステップすなわち計算手順は多分ほとんどそのままコンピュータのプログラムに変換できたのだろう。
その後徐々にIBMコンピュータを使用。一箇所だけUNIVAC(EXEC8)のFORTRAN-Vを使っているという記述がある。ここ(330ページ)はUNIVAC経験者としては懐かしいところ。
なお、JPLでは学位を持っていないと採用しないという方針を実行したが、彼女たちは意欲のある女性は学位なしでも採用し、働きながら夜学等で学位をとらせるやり方で対抗した。妊娠すると容赦なく解雇されたが、また働きたい女性は再度雇用するようにリーダーが上層部に働きかけ、再雇用を勝ち取る。勤務時間も子育てや家事がやりやすいように調整するという良い職場環境を作り上げた。時代を考えるとたいしたものだ。
ともかく面白い本だった\(^o^)/
天文・宇宙ファン、女性の社会進出に関心のある方向け。
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