後藤末雄の略年譜。(慶應義塾大学学術情報リポジトリから抜粋)
明治19年 東京本所生まれ
明治43年 第一高等学校卒業 東京帝国大学文学部入学
このころ小説家として出発
大正7年 『ジャン・クリストフ』飜訳
大正8年 永井荷風の推輓により
慶應義塾大学文学部予科教員 フランス語担当
昭和6年 文学博士
昭和6年 フランス政府招聘による留学(翌年帰国)
昭和8年 『中国(支那)思想のフランス西漸』(博士論文を公刊)
昭和16年 ブーヴェ『康煕帝伝』訳
昭和26年 慶應義塾大学教授(語学研究所)
昭和37年 同辞任
昭和42年 心臓発作により死去 享年82歳
***
国会図書館デジタルコレクションや、Google Scholarで見つけたものを読んでいると以下のことがわかってきた。
はじめ小説家として立ったが、飜訳に手を染め、フランス文学を研究することを追求するうちに、日本文学や中国文学を基盤として研究する必要を感じ、後に比較文学と呼ばれる分野を確立した。真摯な研究者としての立場を貫いた。教員としても、厳しい指導で知られた。
教員をしながら、東洋文庫に通いつめ、フランス留学でも国立図書館に日参して基礎文献を徹底的に読んだとされる。
2019年5月5日日曜日
2019年5月4日土曜日
OLD REVIEWS試作版第十一弾…『巴里の三十年』訳者序(後藤末雄)
序
此書はドーデェが十七歳の時、故郷から巴里に出てきた以來、三十年間の文士生活を記錄したものである。
この著作の證明する通り、ドーデェは纎細な享樂家であつた。アナトール・フランスはドーデェを批評して、「予はドーデェぐらゐ熱烈な愛情を以つて、自然と藝術とを愛した人を知らない。また彼以上、多くの歡びと、力と、優しさを以つて、萬象を享樂する事の出來た人を知らない。」と言つてゐる。蓋し知言であらう。ドーデェは田舍者らしい仰山な歡びを好み、また哄笑を愛して、絶えず饒舌を弄してゐた。ドーデェが闥を排して笑顏を現はすと、如何ほど陰氣なサロンでも、直ぐさま笑ひと歡びとに充ち渡つたさうである。實際、彼は子供のやうに生活を樂しんで、一生を終つた幸福人であつた。そして彼は歡びを樂しむと同時に、苦しみも樂しむことの出來た人であつた。其れが彼の幸福人たる特質であつた。彼は幻滅的な小說を作る時にすら、薔薇色の雲の中に坐してゐた、と言はれてゐる。まつたく彼は笑ひと共に、淚を持つてゐた。
「ドーデェは快活な善人が、常に勝利を博し、陰欝な惡人が、常に所罰される事を確信してゐた。隨つて彼は自己が幸福な人であると同時に、他人の不幸に對して無限の同情を持つてゐた。彼が常に快活であつた理由のーつは、此處に存在してゐた。」とランザムが言ってゐる。
「巴里の三十年」中の各篇は、書物になる以前、大抵、新聞雜誌に掲載されたものであつた。彼が「フイガロ新聞社」を書いたのは千八百七十九年の事で、最後の「ツルゲエネフ」は、此の書の出版された年、卽ち千八百八十年に書いたのであつた。此書の内容に就いては、此書をして語らしめよう。併し、たゞ、一言、書き添へて置きたいのは、著者が深い感謝の念を捧げて、「フロモンとリスレ」の中に描きだした、ドーデェ夫人のことである。ドーデェは此の夫人と、千八百六十七年に結婚した。その後、三十年間の結婚生活は、彼の一生を通じて、唯一の溫い慰籍であつた。
彼が「藝術家の妻」の中に力強く描いた、不幸な陰影に依つても、彼等夫妻の生活は曇らなかつた。ゴンクールの「日記」の千八百七十四年六月五日の條に、斯ういふ記事が見えてゐる。――昨日、アルフオンス・ドーデェが、細君と一緒に來て、我々と午餐を共にした。此の夫妻が共に勞作をする樣子は、兄と妹の仲に似てゐる。夫人も執筆する。そして私は文章上から言へば、夫人も亦立派な藝術家だと信ずる理由が存在してゐる。
要するにドーデェは佛人の銳敏な感覺と、纎細な魂を以つて、「自然」と「人」とを感得し、觀察して、考察した藝術家であつた。その爲に彼は同代人から愛され・今も尙、現代人から愛されてゐる。讀者は此の譯書中に、此の特質を發見するであらう。
予は此書を譯するに方つて、布施延雄氏の助力に俟つことの多かつた事を述べて、深く同氏の勞を謝するものである。
大正八年六月
譯者しるす
***
出典 『巴里の三十年』 アルフォンス・ドオデエ 著 後藤末雄訳 大正八年 新潮社
国会図書館デジタルコレクション(下の画像も)
***
あとがき
訳者の後藤末雄は、後に『中国思想のフランス西漸』を書いた。平凡社の東洋文庫に收められている。早速、図書館に予約を入れた。なお第2巻はAmazonで超安値のようだ。
後藤末雄の著作や訳本は国会図書館デジタルコレクションでいくつも読める。いろいろ読んでみたい。
***
朝から爽やかな天候だったが、夕方雹をともなう雷雨。
***
雨上り を待って、図書館に行き、2冊借りてきた。ジーヴスは美智子さまに教わった本。
此書はドーデェが十七歳の時、故郷から巴里に出てきた以來、三十年間の文士生活を記錄したものである。
この著作の證明する通り、ドーデェは纎細な享樂家であつた。アナトール・フランスはドーデェを批評して、「予はドーデェぐらゐ熱烈な愛情を以つて、自然と藝術とを愛した人を知らない。また彼以上、多くの歡びと、力と、優しさを以つて、萬象を享樂する事の出來た人を知らない。」と言つてゐる。蓋し知言であらう。ドーデェは田舍者らしい仰山な歡びを好み、また哄笑を愛して、絶えず饒舌を弄してゐた。ドーデェが闥を排して笑顏を現はすと、如何ほど陰氣なサロンでも、直ぐさま笑ひと歡びとに充ち渡つたさうである。實際、彼は子供のやうに生活を樂しんで、一生を終つた幸福人であつた。そして彼は歡びを樂しむと同時に、苦しみも樂しむことの出來た人であつた。其れが彼の幸福人たる特質であつた。彼は幻滅的な小說を作る時にすら、薔薇色の雲の中に坐してゐた、と言はれてゐる。まつたく彼は笑ひと共に、淚を持つてゐた。
「ドーデェは快活な善人が、常に勝利を博し、陰欝な惡人が、常に所罰される事を確信してゐた。隨つて彼は自己が幸福な人であると同時に、他人の不幸に對して無限の同情を持つてゐた。彼が常に快活であつた理由のーつは、此處に存在してゐた。」とランザムが言ってゐる。
「巴里の三十年」中の各篇は、書物になる以前、大抵、新聞雜誌に掲載されたものであつた。彼が「フイガロ新聞社」を書いたのは千八百七十九年の事で、最後の「ツルゲエネフ」は、此の書の出版された年、卽ち千八百八十年に書いたのであつた。此書の内容に就いては、此書をして語らしめよう。併し、たゞ、一言、書き添へて置きたいのは、著者が深い感謝の念を捧げて、「フロモンとリスレ」の中に描きだした、ドーデェ夫人のことである。ドーデェは此の夫人と、千八百六十七年に結婚した。その後、三十年間の結婚生活は、彼の一生を通じて、唯一の溫い慰籍であつた。
彼が「藝術家の妻」の中に力強く描いた、不幸な陰影に依つても、彼等夫妻の生活は曇らなかつた。ゴンクールの「日記」の千八百七十四年六月五日の條に、斯ういふ記事が見えてゐる。――昨日、アルフオンス・ドーデェが、細君と一緒に來て、我々と午餐を共にした。此の夫妻が共に勞作をする樣子は、兄と妹の仲に似てゐる。夫人も執筆する。そして私は文章上から言へば、夫人も亦立派な藝術家だと信ずる理由が存在してゐる。
要するにドーデェは佛人の銳敏な感覺と、纎細な魂を以つて、「自然」と「人」とを感得し、觀察して、考察した藝術家であつた。その爲に彼は同代人から愛され・今も尙、現代人から愛されてゐる。讀者は此の譯書中に、此の特質を發見するであらう。
予は此書を譯するに方つて、布施延雄氏の助力に俟つことの多かつた事を述べて、深く同氏の勞を謝するものである。
大正八年六月
譯者しるす
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出典 『巴里の三十年』 アルフォンス・ドオデエ 著 後藤末雄訳 大正八年 新潮社
国会図書館デジタルコレクション(下の画像も)
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あとがき
訳者の後藤末雄は、後に『中国思想のフランス西漸』を書いた。平凡社の東洋文庫に收められている。早速、図書館に予約を入れた。なお第2巻はAmazonで超安値のようだ。
後藤末雄の著作や訳本は国会図書館デジタルコレクションでいくつも読める。いろいろ読んでみたい。
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朝から爽やかな天候だったが、夕方雹をともなう雷雨。
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雨上り を待って、図書館に行き、2冊借りてきた。ジーヴスは美智子さまに教わった本。
2019年5月3日金曜日
年寄りの読書は、「失われた」読書時間を「求めて」いるのだろう
『巴里燃ゆ』を少し読み進める。ドーデの『巴里の三十年』のなかの、田舎出の少年が汽車に揺られて巴里に着き、兄に迎えられる話が引用されている。これも国会図書館デジタルコレクションで読んだことがあると気づいた。この本の訳者序もOLD REVIEWSの材料になりそうだ。
昨日気がついた『巴里籠城日誌』はかなり有名で、他の版でも出ているし、現代語訳も複数あるようだ。ここにも、OLD REVIEWSのネタが見つかりそうだ。
***
コタツを片付けて、少し居間がスッキリした。片付けで疲れたので昼寝。私のは昼寝と言っても読書主体の昼寝だと強がりを言っていたが、ほとんど3時間も寝てしまった。寝入りばなに2冊ほど読むことは読んだ。
***
『戦中派不戦日記』。山田風太郎は風呂好きだったのか、銭湯に関する記述が目立つ。3月近くなって、上がり湯が廃止されたと書いてある。燃料不足か。3月10日の東京大空襲の凄惨な話とともに、本人たちは医学部の進級試験を受けている話が書いてある。東京は広い。
***
『失われた時を求めて(6)』は、昨年の出版だが、ずっともったいなくて取ってあった。18日に訳者の高遠先生の朗読・解説会があるので、この機会にと読み始めた。秀逸な訳者解説を読んでいるうちに、寝落ちした。
***
昼寝の時ではなく、今朝、原二郎先生の夢を見てしまった。先生に私主催の研修をやっていただいた。夢の中だが、嬉しかった。
昨日気がついた『巴里籠城日誌』はかなり有名で、他の版でも出ているし、現代語訳も複数あるようだ。ここにも、OLD REVIEWSのネタが見つかりそうだ。
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コタツを片付けて、少し居間がスッキリした。片付けで疲れたので昼寝。私のは昼寝と言っても読書主体の昼寝だと強がりを言っていたが、ほとんど3時間も寝てしまった。寝入りばなに2冊ほど読むことは読んだ。
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『戦中派不戦日記』。山田風太郎は風呂好きだったのか、銭湯に関する記述が目立つ。3月近くなって、上がり湯が廃止されたと書いてある。燃料不足か。3月10日の東京大空襲の凄惨な話とともに、本人たちは医学部の進級試験を受けている話が書いてある。東京は広い。
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『失われた時を求めて(6)』は、昨年の出版だが、ずっともったいなくて取ってあった。18日に訳者の高遠先生の朗読・解説会があるので、この機会にと読み始めた。秀逸な訳者解説を読んでいるうちに、寝落ちした。
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昼寝の時ではなく、今朝、原二郎先生の夢を見てしまった。先生に私主催の研修をやっていただいた。夢の中だが、嬉しかった。
2019年5月2日木曜日
いい一日なのだが、じっくり本が読めないのがツライ(*^^*)
久々の夕焼け空。しかし、昼過ぎまでは何度もにわか雨が降る不安定な天候だった。
***
その中を、朝、また神保町覆麺にでかけた。今日は息子殿に付き合ってもらった。今回も木曜日なので、例の冷やしだが、今回は牡蠣のジュレと蟹みそも追加されていて、これがまた絶品。三回目だが、まったく飽きない。どころか、これを食べると体中が幸福感にあふれる。素晴らしい。
***
少し遅めに行ったので、小宮山書店は開いていた。ここで買うのはほとんど、三冊500円のガレージセールでだけだ。今回は、『パリ燃ゆ』(大佛次郎ノンフィクション全集)の3冊セットを購入。ガレージの本はクリーニングされていないのだが、これは美品、掘り出し物だ。
***
帰って、早速昼寝しながら目を通す。挟まれた月報を読んでいると、渡(わたり)六之助のち正元という人の書いた『法普戰争誌畧』が一部引用されているらしい。当時としては珍しい、日本人留学生によるパリ・コミューンのレポートだ。のちに『巴里籠城日誌』という題名でも出版されている。どちらも、国会図書館デジタルオンラインで読むことができる。古めかしい文章だと敬遠する方には、現代語訳もあるらしい。
***
面白そうなので『パリ燃ゆ』も含め、色々読んでみたい。
***
そもそも『パリ燃ゆ』の古本に出会えたのは、覆麺のおかげだ。覆麺様様!
***
その中を、朝、また神保町覆麺にでかけた。今日は息子殿に付き合ってもらった。今回も木曜日なので、例の冷やしだが、今回は牡蠣のジュレと蟹みそも追加されていて、これがまた絶品。三回目だが、まったく飽きない。どころか、これを食べると体中が幸福感にあふれる。素晴らしい。
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少し遅めに行ったので、小宮山書店は開いていた。ここで買うのはほとんど、三冊500円のガレージセールでだけだ。今回は、『パリ燃ゆ』(大佛次郎ノンフィクション全集)の3冊セットを購入。ガレージの本はクリーニングされていないのだが、これは美品、掘り出し物だ。
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帰って、早速昼寝しながら目を通す。挟まれた月報を読んでいると、渡(わたり)六之助のち正元という人の書いた『法普戰争誌畧』が一部引用されているらしい。当時としては珍しい、日本人留学生によるパリ・コミューンのレポートだ。のちに『巴里籠城日誌』という題名でも出版されている。どちらも、国会図書館デジタルオンラインで読むことができる。古めかしい文章だと敬遠する方には、現代語訳もあるらしい。
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面白そうなので『パリ燃ゆ』も含め、色々読んでみたい。
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そもそも『パリ燃ゆ』の古本に出会えたのは、覆麺のおかげだ。覆麺様様!
2019年5月1日水曜日
少し読書し、JKP(ジャパンナレッジ パーソナル)の契約継続するかを検討
『戦中派不戦日記』を読み進める。銭湯の混雑ぶりがすごい。そして、新しい履物や良いシャツなどは盗まれる。空襲の中、死を考える。そして医学生としての学問と病気。
令和元年となったらしい。午前中晴れ間が出たが、午後は昨日に続き雨。
上皇后となられた、美智子さまのお話が天声人語に載っており、その影響で本を一冊予約した。
***
夕方借りてきた本。三冊。下のは『椿實 全作品集』。
***
ジャパンナレッジ・パーソナルに加盟しているのだが、三年目の契約更新をうながすメールが来た。学士会割引があっても一万七千円(年額)なので、やめることを真剣に考える。やめた場合のカバー策を書き出してみた。
代替案
(1)コトバンクでの全文検索。
(2)近所の図書館でのJKL使用。近々テストしてみる。
決定は今月末までだが、やめても大丈夫そうだ。
令和元年となったらしい。午前中晴れ間が出たが、午後は昨日に続き雨。
上皇后となられた、美智子さまのお話が天声人語に載っており、その影響で本を一冊予約した。
美智子様にあやかって、ウッドハウスを読んでみたくなったが、この記事は参考になった。— 遊行期の隠居こと福地博文 (@hfukuchi) May 1, 2019
↓
『マリナー氏の冒険譚』(文藝春秋) - 著者:P.G. ウッドハウス 翻訳:岩永 正勝,小山 太一 - 中野 翠による書評 ALL REVIEWS #書評 https://t.co/4v7NN02vk8
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夕方借りてきた本。三冊。下のは『椿實 全作品集』。
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ジャパンナレッジ・パーソナルに加盟しているのだが、三年目の契約更新をうながすメールが来た。学士会割引があっても一万七千円(年額)なので、やめることを真剣に考える。やめた場合のカバー策を書き出してみた。
代替案
(1)コトバンクでの全文検索。
(2)近所の図書館でのJKL使用。近々テストしてみる。
決定は今月末までだが、やめても大丈夫そうだ。
2019年4月30日火曜日
渡邉傳次郎先生の「著作目録」を見つけ、また書評探しに復帰
「リサーチ・ナビ」を使う練習として、今日は大学学部時代の恩師、渡邊傳次郎先生の論文類を調べる。
「渡邊傳次郎 東北大学」だと、ヒットするものは少ない。ただし、結果を見ていると、先生の専門分野がわかってくる。というか、思い出してきた。「渡邊傳次郎 固体物理」とか、「渡邊傳次郎 金属」とかすると、かなり良い結果が出てくる。
そして「いわき明星大学理工学部研究紀要 (4)」にも論文があった。「オスロ大学の近況(談話室)」というのもあった。オスロにもいらっしゃったのか。どちらも私が卒業した後のことだ。
博士論文は「Au3Mn及びAu4Mn規則格子構造の電子回折による研究」であったこともわかった。ただし、これはまだ、国会図書館の関西分館に冊子体であるもの、しか見つけていない。すぐに読めるものがないか、リサーチが必要。
他の論文も、国会図書館のものはデジタル版が館内だけで読めると検索できるだけ。今度は論文の題名を、Googleでサーチしてみると、pdf版が幾つか見つかる。
そのうち、Googleで、東北大学が出した「著作目録」が見つかった。これは役に立つ。これが、「リサーチ・ナビ」ですぐ見つかるのが理想だが、まだ今日のところは、偶然というか力づくでサーチしている。まだリサーチャーとしては未熟だ。>自分。
あれ、「渡邉傳次郎」が正しいのか…?
***
情報追加。KAKENの「渡辺傳次郎」のページ。https://nrid.nii.ac.jp/nrid/1000050004239/
***
ここまで書いてから、青葉台にでかけた。S先輩とI先輩との月例飲み会。ただし、朝、S先輩の奥様から電話で体調がすぐれないので欠席の通知をもらっている。I先輩も以前から体調は優れないので、メールで開催可否を問い合わせたが返事がない。電車内で返信メールを受け取る。やはり出られないとのことなので、下車せずに引き返す。駅員に事情を話したら、電車賃は免除してくれた。ありがたい。
お二人とも、私とはそんなに年が違わない(でも後期高齢者に近いけど)ので、もっと元気でいてほしい。
***
帰って、平成の終わりと騒いでいるテレビを見る。江戸時代には天皇即位の儀式を入場券を買った庶民にみせたという興味深い話もあった。
***
国会図書館デジタルコレクションで書評さがし。中谷宇吉郎の『日本の科学』や、国会図書館で出した『良書百選』など、面白そう。
「渡邊傳次郎 東北大学」だと、ヒットするものは少ない。ただし、結果を見ていると、先生の専門分野がわかってくる。というか、思い出してきた。「渡邊傳次郎 固体物理」とか、「渡邊傳次郎 金属」とかすると、かなり良い結果が出てくる。
そして「いわき明星大学理工学部研究紀要 (4)」にも論文があった。「オスロ大学の近況(談話室)」というのもあった。オスロにもいらっしゃったのか。どちらも私が卒業した後のことだ。
博士論文は「Au3Mn及びAu4Mn規則格子構造の電子回折による研究」であったこともわかった。ただし、これはまだ、国会図書館の関西分館に冊子体であるもの、しか見つけていない。すぐに読めるものがないか、リサーチが必要。
他の論文も、国会図書館のものはデジタル版が館内だけで読めると検索できるだけ。今度は論文の題名を、Googleでサーチしてみると、pdf版が幾つか見つかる。
そのうち、Googleで、東北大学が出した「著作目録」が見つかった。これは役に立つ。これが、「リサーチ・ナビ」ですぐ見つかるのが理想だが、まだ今日のところは、偶然というか力づくでサーチしている。まだリサーチャーとしては未熟だ。>自分。
あれ、「渡邉傳次郎」が正しいのか…?
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情報追加。KAKENの「渡辺傳次郎」のページ。https://nrid.nii.ac.jp/nrid/1000050004239/
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ここまで書いてから、青葉台にでかけた。S先輩とI先輩との月例飲み会。ただし、朝、S先輩の奥様から電話で体調がすぐれないので欠席の通知をもらっている。I先輩も以前から体調は優れないので、メールで開催可否を問い合わせたが返事がない。電車内で返信メールを受け取る。やはり出られないとのことなので、下車せずに引き返す。駅員に事情を話したら、電車賃は免除してくれた。ありがたい。
お二人とも、私とはそんなに年が違わない(でも後期高齢者に近いけど)ので、もっと元気でいてほしい。
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帰って、平成の終わりと騒いでいるテレビを見る。江戸時代には天皇即位の儀式を入場券を買った庶民にみせたという興味深い話もあった。
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国会図書館デジタルコレクションで書評さがし。中谷宇吉郎の『日本の科学』や、国会図書館で出した『良書百選』など、面白そう。
2019年4月29日月曜日
検索における「良い答え」は、より深い疑問とその検索をもたらす
昨日の当ブログで触れたが、図書館での「参照読み」に近いことができるのが。国会図書館の「リサーチ・ナビ」と思える。
***
ということで、今朝早速、「国会図書館リサーチ・ナビ」に行って、最近懸案の原二郎先生の文章を検索してみた。キーワードを少し工夫すると、結果の書誌(今回は論文やエッセイの収録されている雑誌類の巻号など)を出力してくれる。
おかげで、新たに4つの資料が見つかった。早速、国会図書館に行きたいところだが、十連休中なので、来週まで我慢しなければならない。
***
「リサーチ・ナビ」は非常に良く出来た検索システムで、まさに、昨日の書物蔵:古本フレンズさんのおっしゃる通りに、文脈のなかでの検索ができる。そのため、検索をしているうちに新たな発見(学習)ができる。
***
キーワードをうまく選ぶのが、コツだろうが、これは聊か難しい。ここは最初は専門家(司書)の助けを借りたいところだ。逆に言うと、このようにシステム化された環境の場合、司書の専門性はここで発揮できるのだろう。
司書に頼らずに、頑張ることも可能だが、その場合には調べる分野の体系的な基礎教養が必要だろう。すべての学問分野と同じく、基礎教養(その中にはヒューリスティックなアプローチができることが含まれる。つまり、検索で出てくるのは1つの「答え」ではなく、より深い学習のために有効な素材群であることを知る事だろう。)は大切であると思う。
***
最近のニュースで漏れ聞こえてくる、「実用的」学問の重視ということとは、正反対の話と考えたい。
***
検索における「良い答え」は、より深い疑問とその検索をもたらす。良い読書が、より深い読書を誘発するのと似ているようだ。
***
ということで、今朝早速、「国会図書館リサーチ・ナビ」に行って、最近懸案の原二郎先生の文章を検索してみた。キーワードを少し工夫すると、結果の書誌(今回は論文やエッセイの収録されている雑誌類の巻号など)を出力してくれる。
おかげで、新たに4つの資料が見つかった。早速、国会図書館に行きたいところだが、十連休中なので、来週まで我慢しなければならない。
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「リサーチ・ナビ」は非常に良く出来た検索システムで、まさに、昨日の書物蔵:古本フレンズさんのおっしゃる通りに、文脈のなかでの検索ができる。そのため、検索をしているうちに新たな発見(学習)ができる。
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キーワードをうまく選ぶのが、コツだろうが、これは聊か難しい。ここは最初は専門家(司書)の助けを借りたいところだ。逆に言うと、このようにシステム化された環境の場合、司書の専門性はここで発揮できるのだろう。
司書に頼らずに、頑張ることも可能だが、その場合には調べる分野の体系的な基礎教養が必要だろう。すべての学問分野と同じく、基礎教養(その中にはヒューリスティックなアプローチができることが含まれる。つまり、検索で出てくるのは1つの「答え」ではなく、より深い学習のために有効な素材群であることを知る事だろう。)は大切であると思う。
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最近のニュースで漏れ聞こえてくる、「実用的」学問の重視ということとは、正反対の話と考えたい。
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検索における「良い答え」は、より深い疑問とその検索をもたらす。良い読書が、より深い読書を誘発するのと似ているようだ。
2019年4月28日日曜日
やはり、「参照」は大事だということに、なりそうだ
Twitterからいろいろ情報を得ることが出来た一日。
(1)若草山さんのTweetで、オルダス・ハクスリーの『島」という小説を紹介された。鬱を克服する生き方を書いているというところに興味を持った。図書館で本を予約してみた。原語ならすぐに読めるが…。
(3)そして、極めつけ。書物蔵:古本フレンズさんのTweet。米英の図書館での潮流、「参照」読みというお話。これはじっくり調べたい話だ。
***
1998年の写真。たしか、2台目のデジカメ(リコー製)でとったタンポポの綿毛。
(1)若草山さんのTweetで、オルダス・ハクスリーの『島」という小説を紹介された。鬱を克服する生き方を書いているというところに興味を持った。図書館で本を予約してみた。原語ならすぐに読めるが…。
(2)編集者の起源も論じているという、横田冬彦『日本近世書物文化史の研究』が読みたくなった。岩波書店のTweetによる。オルダス・ハクスリー『島』は彼の最後の長編小説。鬱病に悩まされたハクスリーはこの小説でいかに鬱を克服するかを描いている。私は数年前に読んだ。— 若草山 (chieko tanaka) (@fskipft) April 27, 2019
"It’s dark because you are trying too hard. Lightly child, lightly. Learn to do everything lightly. ↪️
👇Josef Váchal pic.twitter.com/Tx2fKxVpXc
横田冬彦『日本近世書物文化史の研究』( https://t.co/4du6mPPA3v )が,第40回日本出版学会賞を受賞しました.江戸時代に日本の読書文化の淵源を探る大著です.おめでとうございます! 本書の白眉は,日本における「編集者」の誕生を論じた最終章.著者の探求の到達点です. pic.twitter.com/R8Z55agRXI— 岩波書店 (@Iwanamishoten) April 28, 2019
(3)そして、極めつけ。書物蔵:古本フレンズさんのTweet。米英の図書館での潮流、「参照」読みというお話。これはじっくり調べたい話だ。
米英の図書館の優れたところは、図書館にある本の新しい読み方を開発したところなんだ。— 書物蔵:古本フレンズ (@shomotsubugyo) March 27, 2018
それを「参照」という。
参照用コレクションを陳列した参照部屋(諭吉のいうズーフ部屋ね(o^ー')b)を開発し、参照司書を配置し、ユーザが参照しやすい環境を作った。
***
1998年の写真。たしか、2台目のデジカメ(リコー製)でとったタンポポの綿毛。
2019年4月27日土曜日
読書もシゴトもゆっくり確実にすすめよう
「世紀の小説『レ・ミゼラブルの誕生」をやっと読み終えた。「ALL REVIEWS友の会」の鹿島さんと島田歌穂さんとの対談が4月17日で、その前から読み始めたので10日以上かけたことになる。
このごろ一冊の本を読み終えるスピードが遅くなった。並行して複数の本を読んでいることもあるし、校正関連のオシゴトもやりながら…ということも関係する。気の向くままに読むのが、ともかく、いいのだろう。あと何冊読めるかと焦ってはいけない。
***
ゴールデンウィークに入ったので、それ用に借りた本を読み始めた。『高岳親王入唐(にっとう)記』と『戦中派不戦日記』。「高岳親王」に関しては少し深みに嵌りそうな気もしてきた。これを読んだらもっと大部な研究書を国会図書館で眺めてきたいし、澁澤さんの本も読み直す。
***
ビタクラフトのフライパン二種(ガラス蓋付き)とエッグパンの格安セットを、少し早いが、誕生日プレゼントとして買ってもらった。早速、夕食に卵燒きを作る。いい形(弁当向きかも)にできた。
このごろ一冊の本を読み終えるスピードが遅くなった。並行して複数の本を読んでいることもあるし、校正関連のオシゴトもやりながら…ということも関係する。気の向くままに読むのが、ともかく、いいのだろう。あと何冊読めるかと焦ってはいけない。
***
ゴールデンウィークに入ったので、それ用に借りた本を読み始めた。『高岳親王入唐(にっとう)記』と『戦中派不戦日記』。「高岳親王」に関しては少し深みに嵌りそうな気もしてきた。これを読んだらもっと大部な研究書を国会図書館で眺めてきたいし、澁澤さんの本も読み直す。
***
ビタクラフトのフライパン二種(ガラス蓋付き)とエッグパンの格安セットを、少し早いが、誕生日プレゼントとして買ってもらった。早速、夕食に卵燒きを作る。いい形(弁当向きかも)にできた。
2019年4月26日金曜日
現代の書評を探す
***
目的は、いろいろな雑誌の書評欄を見て情報を得ることだ。そのためには、そもそも書評がどの雑誌に掲載されているかを知らなくてはならない。これらのサイトが参考になろう。
1.書評・出版情報を探す: 書評を探す(慶応大学)
2.書評(国内)の探し方・見つけ方(国会図書館)
少ししか調べていないが(下記の事情で)、多くの雑誌に書評は掲載されているようだ。身をいれて調べていけば、面白い展開があるかも知れない。
これは昨日国会図書館の前で撮った「路面写真」。
***
しばらく入院していた、K先輩が数週間前に退院されたらしく、お誘いがあったので、昼前にあざみ野に出かける。ついてみて驚いたが、他の飲み仲間も二名来ていたので、計4名で、駅から5分(足の遅い大先輩は10分)のお寿司屋さんに入る。人数がまとまったので、予想外の酒宴となる。中瓶のプレミアム・モルツが超絶に旨い。快気祝ということもあろう。その後、寿司屋の近所でコーヒーを飲み、その後また有志(?)二名で、中華料理屋さんで飲み直す。結局11時開始で終わったのが19時。
***
私がALL REVIEWSの若い仲間とお付き合いを頂いている話をしたら、皆羨ましがっていた。男性の年寄は世間を狭くしがちで、それが健康にも影響するようだ。
***
快気祝いや、本のプレゼント、そしてあざみ野「茉莉(ジャスミン)」の箸袋。「茉莉」もその前に行った鮨屋「タフ」も、おいしくてさりげないサービスで居心地よかった。
***
おかげさまで、今日はオシゴトは開店休業。まあ、こちらには十連休とやらは関係ないので、いいだろう。
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