2017年2月6日月曜日
アドリブ、格言、薬の効果
ピアノ・ジャズを聴きながら仕事(?)するのが、最近の好みです。今日もパソコンの脇に、お下がりのiPhone4s(Jazz専用機)を置いて、デューク・ジョーダンを聴きながら、これを書いています。iPhoneをセットしているのは、居酒屋で(お願いして)もらった、一合マス。音の響きがマス(^_-) (本当です、お試しあれ!)
もちろんパソコンに繋いだアンプでも音は出せる(し、LPを持ち出してもいい)のですが、こんなお手軽な聴き方もBGMとしてのジャズには向いていると、勝手に思っています。
アドリブがジャズの醍醐味と言われていますが、アドリブ演奏にはものすごいレッスンが要るのを、ある場所で観てしまいました。音楽の天才でないと無理だろうと思います。
こちらは素人なので、偉そうなことは言えませんが、アドリブを成功させるとは、演奏者の体調や共演者との息の合い方、聴衆(がいれば)の受け取り方、場の雰囲気などたくさんの不確定要素のなかで、僥倖のなせる技なのだろうと思います。
研修の講師の場合も、最終的には研修の場でのアドリブが、成否を分ける。もちろん、お金をいただく研修の場合は特に、今日はうまくいかなかった、ははは、と言うだけでは許されないので、歯止めとしての仕掛けを予め工夫します。
なので、80点は必ず取れるようにするわけですが、講師の感覚としては毎回、成功や失敗があり、喜び悩むことを繰り返す。成功時には自分でわかります。脳内になにやら(ドーパミン?)がでていそうだなとも思ったりしました。苦労しながらも講師を引き受けちゃうひとは大抵そうだろうと思います。
失敗すると落ち込みます。ファインマン先生ですら、あの、カルテックでの『ファインマン物理学』の2回目の講義は上手く行かなかったと愚痴をこぼすくらいです。彼の講義や講演は99.999%位、聴衆の大喝采を受けたにもかかわらず...
居間の目立たない片隅に、日頃お世話になっているF工務店に毎年いただく格言カレンダーがあります。普段はバカにしてあまり見ていないし、秋口以降は月初にめくるのを忘れたりしてますが、ときどき(トイレに行くとき)改めて眺めたりします。
今月の格言はこれ。
失敗した翌朝には、こんな格言は身にしみます。感情が動いた後、知識・知恵は体に染み込みます。
ところで、『知覚の扉』(ハックスリー)ですが、昨夜読み始めたら、1ページ読むか読まないうちに、寝てしまいました。催眠効果はものすごくある。よく効く本です。メスカリンは本当に効力の強い薬なのだろうと思われます。今夜も挑戦します。また寝るかもしれないけど。
ジャズの高度なアドリブの、大変さを物語るのは、一部のジャズ演奏者に、薬を使う人が居たということに現れているだろうと思います。個人的感想ですが。もちろん自分で脳内に薬品相当の物質を作り出す人はいる。ひょっとすると人間(動物はもちろん植物)はすべてそうだろうと思ってみたりしています。
ハックスリーの『知覚の扉』を読んだら、流れでジャズ演奏者の自伝を見つけて読んでみようと思います。
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