『世界の名著 ラッセル ウィトゲンシュタイン ホワイトヘッド』(1971年 中央公論社)を本棚から掘り出したので、ホコリを払ってすこし読んでみました。
発売当時はラッセルの平和運動に興味を持ち、科学者と政治活動の関係を知ろうかと買ったのですが、今回はウィトゲンシュタインという、チューリング以上の変人を知りたいと思いました。そもそもこの人は哲学者なのか論理学者なのか先生なのか?
そこで、まず彼の経歴を知ろうと、巻頭にある解説を眺めます。こういう固い本は、自宅にいると気が散って読めないので、わざわざ駅前の喫茶店(「駅前事務所」と呼んでます^^; )に持っていって読みました。
ベトナム珈琲とかいう妙に甘い飲み物をいただきながら、解説に書かれた、ウィトゲンシュタインの「身分呼称」に赤えんぴつで印を付けてみました。
印をつけた単語を列挙してみます。38ページ以降。
学部学生(トリニティ・カレッジ)
志願兵(オーストリア)
捕虜(1918年 モンテカシノ収容所)
復員兵(富の放棄者)
小学校教師(父兄に追い出される)
僧院の園庭助手
建築設計師
研究生(ケンブリッジ)
フェロー(トリニティ・カレッジ)
教授
病人運搬人
教授
隠者
波乱万丈というより変な人生。何を考えたのか想像がつかない。
ちょっと気になる「着想」。「ことばは現実の「絵」である」(39ページ)
彼の日記、とくに暗号で書いていたやつ、を読みたいが、まだ入手していません。
調べると、面白くて嵌りそうだが、ほどほどにしたほうがいいと、良識(ラッセルのような)が言っている。どうするかな。
空海にせよベートーベンにせよウィトゲンシュタインにせよ、一廉の人は複雑怪奇です。なのでみんないろいろな意見を言うのでしょうし、そこが面白いとも言える。
桜はまだ綺麗だ!
絵にしてみた!
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