2017年5月11日木曜日

自分のコンサルやるのは至難の業だ

 ワインバーグ先生は、他人の手助けをするより自分の手助けをするほうが難しい、とおっしゃったそうだ。 (『コンサルタントの秘密-技術アドバイスの人間学』)

 難しいが方法はある。たとえば、昨日このブログに、「朝刊を読むのは書籍の情報を得るため」と、「書いてみた」。

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 書いた以上、仕方ないので、今日は資源ごみを出した後、郵便受けから朝刊を持ってきて、朝食後に目をとおしてみた。広告や記事をざっと見たが、面白そうな本の紹介情報はなかった。

 文化・文芸欄に福岡伸一さんのエッセイが載っている。美術館でフェルメールを観るとき、絵が小さくて細かいので、「短焦点の双眼鏡」で眺めている、とのことだった。

 気になったので、この記事はスマホでスクラップした(写真に撮っておいた)。

 あとで、PCに向かったとき「短焦点 双眼鏡」で検索してみた。結果、良さそうなもの(50センチから合焦する)が見つかったので、とりあえずAmazonのウィッシュリストに保存しておいた。1万4千円なのですぐには買えない。



 先日、「バベルの塔」を観たとき、酔払っていたせいも有るが、あまりにも細かくて満足行くまではみえなかった。こんなとき便利そうだ。実際、東京都美術館では双眼鏡を手にした人が何人かいらっしゃった。その時は、双眼鏡でピントが合うのかと不思議だったが、今回ギモンが解けた。虫や草の観察にも良さそうである。いい情報が得られた。

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 ブログには書籍の情報を得ると書いたが、実際にはもちろん他の情報も入る。新聞を毎日読むという平凡なプロセスを、効果あるものにするには、自分でそのプロセスの進め方を変え無くてはならない。漫然と新聞を広げるといつもと同じ読み方しかしない。読み方のプロセスを変えるには、そのプロセスをあらかじめ記述しなくてはいけない。記述したことを改めてやってみると、違うことをやりたくなる。

 これがブログに自分のことを細かく記述することの、効用の一つだろう。

 別な観方をすると、誰かが書いたものが、誰かの行動を全て記述している可能性はないと言うことになる。トホホ。

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 なお、文化欄には北方謙三さんが、団塊世代=全共闘世代の弁護論も書いておられた。バブルの落とし前も団塊世代は付けただろうと。

 その是非は分からないが、彼の紹介している「ストレイト・ストーリー」というデビッド・リンチの映画は捜して観てみたくなった。老人のロード・ムービーだそうです。

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