2017年5月29日月曜日

ヒッピーの日々は遠いようで近い

 良い本の定義は、別の本をよむ気にさせること、と思っている。良い映画を観た後も、またすぐに映画を観たくなる。映画館での予告編の大切さがここにある。

 要するに私にとっては本も、映画も麻薬的な魅力を持っているということだろう。「好き」の定義もここにありそうだ。

 最近、Amazonビデオで映画を幾つか観た。昨日は家人が外出していたので、暇に任せて、2本。寝転びながらiPadで観てしまった。そして2本につきTweetした。


そして




 一本目は、どうも世の中で駄作と言われることがあるらしい。たしかにどこかで観た映画に似ている(「ある愛の詩」とか)ので、観ていても飽きるところがある。ただし、楓の黄葉と、主演のヒロイン、ウィノナ・ライダーは美しい。

 ウィノナ・ライダーは後に万引きで捕まったことが有る。てなことをWikipediaで読んでいたら、後見人がティモシー・リアリーだったとも書いてある。

 そこで、ティモシー・リアリーについても、知ってるつもりで済ませないで、少し当たってみた。松岡先生にも伺った。すごい量の本のリストを示された(T_T)

 チベットの死者の書を読みたくなったが、手元にないし困っていたが、『チベット密教の本』(1994年 学習研究社)に紹介が載っていた。いまから20年前、旧職場(藤が丘)の一部の人の間で、チベットがブームになった。ダライ・ラマのドキュメント映画など連れ立って見に行ったが、その前後に買ったもの。

 中有のころ(日本だと49日まで)に魂がさまよう話がチベット死者の書には書かれているが、ティモシー・リアリーは、LSDと魂の離脱について、そしてその時の心の状態について調べたようだ。「幽体離脱」も研修時に例え話で使ったことが有る。平静心でとらわれずに自分を見つめる。
 
 LSDやヒッピーの話は、植草先生に聞くのがよさげなので、また納戸の本棚から『カトマンズでLSDを一服』(1976年 晶文社)を引っ張り出してきた。



 それによると、ティモシー先生よりAndrew Weil博士の『The Natural Mind』を読みなさい(マトモだから)とある。高くて困ったが、一章だけならテキストがWebに転がっていた。これと、植草先生の解説で我慢することにした。

***

 ところで、上記の映画の2本めは、2004年のいわゆるロード・ムービー+男の友情もの。カリフォルニアのワインバレーが舞台である。ワインが飲みたくなるが、酔っても運転しちゃうのが行けないと思った(嘘)。

 『イージー★ライダー』だと、最後には南部でうちころされてしまうが、カリフォルニアはさすがに開けているらしく、最後がハッピーエンド。

 『イージー★ライダー』はAmazonビデオでは無料対象でないので、『俺達に明日はない』か『モーターサイクリストダイアリー』でも今度観ることにする(*^^*)

 長姉の49日はもうじきだが、彼女は心がけが良かったのでもう天国に行って遊んでいることと思う。合掌。

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