2018年11月8日木曜日

ドライカレーを食べながら、読書のことを考える

 夕食にはドライカレーを作ったが、野菜を細かく刻んだら、美しく見えたのでJに頼んで写真を撮ってもらった。



 カリンの実が傷み始めたので、今日もジャム製作を行う。大分慣れてきた。レモン汁をたくさん入れて酸味をきつくしてみた。
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 「百鬼園戦後日記(下巻)」を読み続ける。相変わらずお金に困って錬金術を使っているが、平山さんのあとがきを読むと、事情がわかる。小屋住まいではろくに原稿が書けないので、執筆依頼を断ってばかりいた。なんとか暮らせたのは、戦前に出していた本を再販したおかげだ。終戦直後は本はよく売れたのだ。

 そんな中でも日記は毎日書いている。手元の紙にメモをしておき、落ち着いたときに日記帳に整理して書き写す。この日記は将来書くべき本の材料となる。文士魂。

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 「OLD REVIEWS」の材料を一つ発見。



 芥川全集を読んでいたら、「蕪村全集の序」という文章が見つかった。調べたらこれは潁原退蔵博士の「蕪村全集」のことらしい。大正14年、有朋堂書店刊。国会図書館(デジタル)に行ってみたら、この本が見つかった。巻頭をよく見ると芥川の序文が見つかった。PDFの画像も綺麗なので、この本はじっくり読んでみたい。


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 今朝は「カーリル」と言う図書館横断検索サイトの使い方を習得した。トーマス・マン日記の1946年ー48年分は、横浜の図書館にあるらしいのでこちらの図書館に頼んで取り寄せてもらう。読む暇を作るのがむつかしいが。


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