2019年6月14日金曜日
お別れは短いのが好きだ
昨日借りてきた2冊のうち、『長いお別れ』(中島京子 2015年 文藝春秋)を読み終えた。認知症の老人をめぐる家族の葛藤―大騒ぎ―が切実ながら面白く、一気読みした。現代の老人の介護問題がよくかかれており、身につまされる。なんとか、自分は、最後までしっかりしたいと思わせるが、こればかりは個人の思惑を超えるところがある。
年金が出たので、午後床屋に行く。ここでも、老後の話。床屋さんは月曜の休日にボランティアでグループホームで散髮をしてあげているそうだ。偉い。また、通ってきていたお年寄りが来なくなり、どうしたのかと心配していると、配偶者が来てお年寄りが亡くなったことと、御世話になったお礼を言いに来ることがあるとも言っていた。私もこの床屋さんに通っているのは、Jが知っているので、そのときにはお礼に来るように頼んでおくと言いおいて帰ってきた。
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『単独飛行』(ロアルド・ダール 永井淳訳 2000年 ハヤカワ文庫)も読み始めて、これも一気に半分まで読んだ。素敵に面白い。自伝的作品だが、最初に読んだ短篇集よりも興味深い。『少年』と、『飛行士たちの話』も関連作品なので、これらも図書館で予約した。ダールは昨年のポール・オースターのように好きな、そして全作品を読み通したくなる作家に成りそうだ。
ダールが応召して、最初に練習した飛行機はタイガーモス。あとで、絵をかいてみたい。
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半年ぶりくらいに、読書の能率が上がった。原因不明。
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ALL REVIEWSの仕事もやった。OCR一件。
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