朝起きして『頼山陽とその時代』を読み進める。
143頁。
第三子、鴨崖(1825〜1859)、通称、三樹三郎。青年時代の山陽に似る、早世したためより不運な生涯と言えよう。昌平黌を退学、その後しばらく勤王攘夷活動をして死刑になる。牢獄内でも果敢な法廷闘争をしたため。木崎好尚『頼三樹伝』は国会図書館DLにあるが、インターネット公開はされていない。
子供時代から悪ガキ。しかも母親は甘やかしていた。
146頁。
山陽門下には実は開明的官吏もいた。
147頁。
齋藤竹堂(詩人)面白い詩を書く。この人につきかなりな脱線。
155頁。
鴨崖の北海道旅行(途中仙台で竹堂方に逗留)。
158頁。
晩年の山陽の利殖術がすごい。三樹三郎が長生きしたらこうなったか?
160頁。
死刑。
3つの世代論、春水(寛政)、山陽(化政)、鴨崖(嘉永安政)。山陽は単なるイデオローグと捉えられ、今は名声が失墜している。3世代は明治、大正、昭和に似ている。歴史の意志!
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窪田般彌の『物語マリー・アントワネット』(白水社)を読み始める。鹿島さんのサマースクール第三回の予習用。
マリー・アントワネットの不幸な結婚生活、フェルゼンとの恋、デュ・バリー夫人の悲惨な最期とそれを招いたルイ15世の天然痘による死。ルイ16世は決してボンクラではない……
物語と銘打ってあるだけあって、面白く読める。72頁まで進んだ。
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『我等の生涯の最良の年』をAmazonPrimeVideoで観た。『サンセット・パーク』で取り上げられていたため、冒頭だけと思ったのだが、引き込まれて全部観た。長い。3時間弱だが、飽きない。商業映画だが戦争の無意味さをかなり良く捉えている。1947年封切りだから、まだ当局もうるさくなかったのだろう。
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出版不況の克服策を考えようと、小田光雄さんのブログなどを見始める。
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