2020年9月5日土曜日

芸術家の目で外側から見る下町は荷風にとって好ましい

『荷風と東京『斷腸亭日乗』私註』(川本三郎)の続きを読む。

198頁。
大正12.5.19。本所深川方面を歩く。「裏町」の文学散歩。旧津軽候屋敷跡など。

199頁。
明治42年「深川の唄」、「大窪だより」。青空文庫にある。前者では電車で体をゆすられる快感を述べたりしている。

203頁。
「雪の日」(昭和19年)、落語家に弟子入りして修行中の淡いできごと。

204頁。
「日和下駄」、昭和10年「深川の散歩」、「元八まん」。

208頁。
深川から江東の新開地、砂町や荒川放水路に足が伸びる。

212頁。
「放水路」昭和11年、露伴の『讕言』、釣魚紀行。

218頁。
『おもかげ』には堀切橋の寫眞が載っている。


219頁。

「風景」を芸術家が「発見」する。例:『草枕』、ターナー。

220頁。
「ふらんす物語」の「船と東(車の誤植か)」。言葉を通して風景を発見。

225頁。
砂町や元八まんへ……(ランティエあたりまでとぶことにする。)

以前は、下町に住んでみたがあわなかった。今回は山の手に住んで、下町とその郊外を散策する。芸術家の目で風景を楽しむ。

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午後は、森まゆみさんんの『深夜快読』(筑摩書房)を読み終えた。

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