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2017年2月5日日曜日

『知覚の扉』(ハックスリー)を調べるよ、いいだろう

 『聞かせてよ、ファインマンさん』に収録されている「現代社会での科学的文化の役割とそのありかた」という講演の中で、ハックスリーの『すばらしい新世界』が触れられている。
 生物学の進歩に伴う問題の深刻性を述べたかったのだろう。

 いままで、オルダス・ハックスリーについては調べていなかったが、これを機会に調べることにした。

 まずは『すばらしい新世界』がすぐ手に入るか。
 Kindle Unlimitedに入っている。さっそくダウンロードっと。

 Wikipediaにあたる。1894年生~1963年没。亡くなった時の記憶がないが、ケネディ大統領がほとんど同時に狙撃されたせいだ。(そんな感想をもつ人が多いらしい。)

 知的に言ってものすごい名家の生まれだ。学者一家。母親はアーノルド家。

 夜中なので、iPadが頼り。Kindleで『すばらしい新世界』のはしがきや解説や訳者あとがきを読む。

 ハックスリーも大戦中にカリフォルニアにいたらしい。トーマス・マンと会っているか? 宿題増えた(^^;

 『知覚の扉』という作品がある。メスカリンを服用してその体験を書いたもの。これはヒッピーの間でよく読まれたと聞いている。誰に聞いたのだったか...植草甚一先生だ。

 夜中なので、植草甚一先生の「全集」(スクラップブック全43巻)を持ち出して来るのは思いとどまる。同じ部屋で寝ていればできるのだが。
 
 そういえば、書店内に泊めてくれるという、イベントが昔あった。それなら枕元に本の山を作って楽しめる。次回は是非参加したい。

 もっとも本の山が大きすぎて、何も読めないまま朝になる可能性はある。その場合は、iPhoneで本の表紙や参照ページの写真だけでもとっておく\(^o^)/

 ともかくハックスリーだが、『知覚の扉』を読みたい。
いつの間にかに昼になったので、MacBookProに相談してくる。ちょっとおまち下さい。

 お待たせいたしました。『知覚の扉』は邦訳も一冊でてます。今は平凡社ライブラリーで。でも900円以上する。Amazonさん中古でも450円くらい。プンプン。
 英語でならKindleで1ドル以下。なので、Kindleでポチりました\(^o^)/

(これはKindle(iPad)の画面キャプチャー)


 明日以降、『知覚の扉』のレポートを書きます。なぜ、彼が薬をやったのか、カリフォルニアでの生活と関係あるのかなど考えながら。お楽しみに > 自分。

 読みはじめる前に、YouTubeでハックスリーのインタビュービデオを少しながめておくつもりです。それと、困った時の松岡正剛先生頼みで、「千夜千冊」も参照しておきたいです。それでは。

2016年12月22日木曜日

自分へのクリスマス・プレゼントは松岡正剛先生に選んでもらう(かも)

30年もののツリーセット!

 『高い城の男』をAmazon videoで観た。『ブレードランナー』とは違った面白さ。フィリップ・K・ディックはやはり研究対象になる。

 原作を読んでいないので、Kindle本を買うことにする。ただし、原作とビデオは、第二次世界大戦で米国が負けてナチス・ドイツと日本に占領されているという設定は同じだが、内容はかなり違っているそうだ。
 
 ビデオを観たあとは、かなり重たい気持ちになり、胃痛がぶり返しそうになったので、暗いイメージを自分で排除できる小説本を読むほうが気楽かもしれない。

 ただし、ビデオを観ただけでも、この作品が提示する各種のテーマは勉強したいという気持ちを誘う。易経、第二次大戦中と直後の世界情勢、ユダヤ人への迫害、旧約聖書、などなど。小説を読めばもっと課題が見つかって楽しいだろう。
 
 最近は新しいことを学ぶには、まず、オンラインの百科事典(JKの世界大百科と日本大百科など)を見て基本知識を得て、つぎに読むべき参考書を松岡正剛先生のサイトに行って教わることにしている。ほぼハズレがなく殆どの著者や本についての知識が得られる。素晴らしいサイト。自分でもこんなサイトを作れればいいなあとも思う。
 
 今回のフィリップ・K・ディックについては、こんな記事が見つかった。この記事を読むと「エントロピー小説」という「ヴァリス三部作」も読みたくなる。
 
 かくして勉強プロジェクトのバックログは毎日溜まっていく。まあ、借金のようなもので、溜まるほど尊敬されるような気もする。
 
 年末のこの時期には、古いクリスマスツリーを出して飾り付けながら、自分へのクリスマス・プレゼントも考える。大抵は少し値のはる書籍である。今年の第一候補は『トーマス・マン日記1946−48』。中古で8,000円。二年ぐらいかけて読むので、ものすごく高いというわけではない。フィリップ・K・ディックの本たちも候補に入れるか?悩ましい。

2016年11月24日木曜日

読書のやり方に光をあて、改善するのはお年寄りの仕事

全集本の一部。これを読むのは楽しみです。

寺田寅彦全集は1960年ころ、岩波書店からでた四六版十七巻クロース装版を持っている。非常に瀟洒な造りで、読むときに手に取る楽しみもある。寺田先生のエレガントな文章にピッタリの造本といえる。随筆は400くらい掲載され、他に日記(抜粋)や手紙や雑纂も収められている。普通に楽しむには十分な内容。

 青空文庫ではかなり(三百点くらい)の寺田寅彦の文章が電子化されている。それを個別にダウンロードして読んでも良い。「寺田寅彦全集」と称してこれらの電子テキストをまとめたものも何種かある。Kindle版もあるが、安いけれど有償。編集料ということか。目次が本文最初にあり、それから各文章に飛べるようになっている。目次は50音順。安易。Kindleの目次機能をなんで使わないのかわからない。

 出処はおなじだろうが、「寺田寅彦全集」はiBooksでも読める。こちらは無料である。内容はほとんどKindle版と同じ。これは目次はきちんとしている。ただし作品掲載の順序は不明。大雑把には年代順?ハイライト機能やしおり、メモ機能などはKindle版と大差ない。

 寺田寅彦の電子版全集としては、iBooks版に軍配が上がる。ただし、掲載順については改善の余地あり、ただだからいいでしょうと言われそうだが、それはちがう。

 どうすればもっと読みやすいのか朝風呂に入って考えた。目次と作品の配列がフレキシブルであって欲しい。つまり読者の好きな序に読めるようにして欲しい。いまのプラットフォームの上でもこれは簡単にできそうだ。電子図書の編集料をとるならこのあたりを充実させて欲しい。多少高くなっても払います(^O^)

 風呂であたたまりながらもっと考えた。書棚の整理は読書家にとって永遠の課題だ。本の配列も固定化されていてはだめで、読者の状況によって自由に配列が変わるのが望ましい。物理的本棚でも多少は行えるが、多数の本を入れ替えるのは肉体的に辛くなってきた。

 電子本ならここは自由自在にできる、はずである。しかし、まだ未開拓の分野なので、実際にはうまく出来ていない。Amazonのオススメ機能はほんの少しこの理想へ近づいたといえるだろう。ここはAIの助けが必要だし、従来の司書やそれ以上に読書のエキスパートのノウハウを活用したシステムを創るべき場所と思う。個人の嗜好や状況は時々刻々かわるので対応できるシステムにする必要がある。
 
 松岡正剛先生の『知の編集工学』という本がある。文明とは編集であるという、大風呂敷を拡げている本。松岡先生の活動の原点みたいな本。

 読者の立場からすると、どのように読書を進めるかのノウハウも編集技術の範疇に入ってくる。この読書のノウハウは経験を積んだ老人でないとうまく発揮できないし、発揮の仕方を社会に還元するべきと思います。

 夢中で力任せに読む若者のやりかたではなく、抑制されたやりかたで、読書を粛々とすすめる。そのためには経験から来るノウハウとそのノウハウを助けるツールの活用が大切になる。