2019年1月4日金曜日

チャイコフスキー・コンクールの様子を読んでいると涙腺がゆるむ


 「ホワイトハウスのピアニスト ヴァン・クライバーンと冷戦」を読み続ける。年少ながらそこそこ有名になったが、伸び悩んでいたクライバーン。冷戦の開始とソ連邦の指導者として実績を上げたいフルシチョフの思惑の中、チャイコフスキー・コンクールへの参加招請を受ける。なぜ招かれたかは複雑だが、ジュリアードでの師匠のロジーナ・レヴィーンの力が大きい。ロジーナ・レヴィーンは渋るクライバーンの後押しをした。

 このあとは、コンクールのクライマックスまで一瀉千里に読める。そして、当時のソ連の聴衆のように、感激して涙も出てくる。ここは、実際にラフマニノフのコンチェルトを聴きながら読むべきだ。審査員のリヒテルたちの言動も面白く描かれる。200ページ付近。

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 夜も読もうとしたが、校正の急ぎ仕事が入ったので、続きは明日にする。なお、Internet Archiveを探ると、他にも二冊くらい伝記が発見できた。このあと斜め読みしてみたい。

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 話は前後する。朝、青空文庫を覗いたら、吉川英治の「新・水滸伝」が リリースされていた。今年のお年玉もでっかい!

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