ADS(Astrophysics Data System)のヘルプページを見つけた。でも、これを一から読むよりは、実際にADSを使ってみて、使用上の疑問を解決したければ参照するほうがよさそうだ。これは多くの事例にも、似ている。
ハッブルの1929年の有名な論文を捜してみた。
「A Relation between Distance and Radial Velocity among Extra-Galactic Nebulae」。系外銀河への距離とその遠ざかる速度との関係を大胆に、リニアであると推測した。距離は系外銀河のなかの変光星の変光周期からリービットの関係則で導き出した。(それと、銀河の絶対光度)。速度は赤方偏移からだ。リニアな関係の比例定数が問題で、その逆数をとると宇宙の年齢137億年になる。
大大大発見!その論文を簡単に捜して読める。(というのは言い過ぎで、『現代天文学史』の助けを借りたのだが。)
ハッブルは1923年頃から、これに関連する観測をしている。
ADSでこんなページも見つかります。
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『炎のスプリンター 人見絹枝自伝』(1983年 山陽新聞社出版局)を読み始める。130ページまで。1926年第二回万国女子オリンピック大会(スエーデン)に参加して、好成績を残す。初めての参加で、日本から行ったのはは彼女ひとりのみ。短い日程でたくさんの種目に出ざるを得ない、その中での好成績は立派だった。円盤投げなど、現地に行ってから本格的に習って、コツをギリギリ直前に掴んだとある。運動神経も抜群だったし、なによりも努力家で機転もきいたらしい。
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1926年にはハッブルは、自分では大発見したという自覚を持っていただろう。
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