今朝の林檎。「シナノリップ」。長野産で、昨年から市場に出るようになった新品種らしい。早生林檎なのに、赤く色づいて、果肉はしっかりとしていて、甘酸っぱい。期待できる品種。
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『スポーツマン金太郎』。読み続けたが、金太郎と桃太郎は有名人になって、放送番組にも出演するようになった。そこで、横綱「白鵬」関に会うのだが、この白鵬って…。巻頭の初出を調べると、1962年正月に少年サンデー掲載だから、執筆はたぶん1961年。今の横綱白鵬は1985年生まれなので、無関係のはずだ。大鵬の名前から思いついて、寺田ヒロオさんがつけた名前だろう。慧眼と言うべきか。
桃太郎は三原監督を慕って、大洋ホエールズに入っている。二人の対決場面が増えて、面白い。なお、ジャイアンツのV9は1965年シーズンからで、この頃はまだ、弱い。ただし、「哲のカーテン」はすでにこの頃から始まっていたらしい。
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『何でも見てやろう』(小田実 1979年 講談社文庫)は半分まで読んだ。執筆時期は1960年。小田実は1932年生まれ。庄司薫は1937年生まれ。どちらも私より一回り以上年上だ。彼らの書いたことと、書かなかったことを分析すると、戦後日本が得たものと、得られなかったものが浮き彫りになるような気がしている。小田実は最後まで書き続けたが、庄司薫は実質的に筆を折っている。サリンジャーとの関係も考えたい。
明日は、物置部屋のクローゼットを片付ける予定なので、ついでに庄司薫の作品を、発掘するつもりだ。単行本はほぼ全部あるはずだ…。小田実の作品は、最寄り図書館に100冊くらいあるので、それを借りれば良いだろう。
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