『母の記憶に』(ケン・リュウ 古沢嘉通他訳 2017年 早川書房)を読み始める。短編集。2段組、526ページ。大部だ。
「烏蘇里羆(ウスリーひぐま)」。「1907年の満州(もちろん別世界=蛇足)」での機械馬を操る帝国軍の話。
「草を結びて環(たま)を銜(くわ)えん」。1645年の揚州での鳥の化身の遊女のお話。満州族はこの仮想世界でも侵入してくる。
「重荷は常に汝とともに」。未来の宇宙植民地ルーラでの話。とりあえず、ななめ読み。
「母の記憶に」。宇宙飛行士(?)の母親よりも娘は先に歳をとる。ウラシマ効果。
SFとしては申し分ないが、「紙の動物園」のほうが、詩情豊かさで、勝っている。全部読めるかなあ。
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バンド・デシネの文字起こしは一応提出とした。
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昨日の藤井太洋さんの短編の影響でブロックチェーンに関するビデオを捜して観てしまった。藤井さんの作品を読むほうがわかりやすい気がする。それと、
Libraのビデオも。
今日も暑い。
ALL REVIEWSの目指す、出版・販売業界へのテコ入れは、従来の「カネ」の世界ではなく、仮想通貨やブロックチェーンの世界でやるのが良いと思えてきた。
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