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図書館に予約していた本が5冊たまったので、午前中に出かけて受け取ってきた。
(1)『SFマガジン 8月号』。特集の「『三体』と中国SF」を読みたくて借りてきた。本体価格1200円。最近は毎月買うほどのSFファンではないので、借りるのが良い。隔月刊になっていたのを知らなかった。本当は応援で毎号買いたいが…
(2)『東京裁判への道』。先日の『9条入門』の講演会(月刊ALL REVIEWS)の影響。特にオーストラリアの天皇戦犯説がどう有耶無耶になったのかを知りたい。
(3)『数式に憑かれたインドの数学者』。上下巻。いうまでもなくラマヌジャンの話。ハーディの心理描写も面白そう。映画では分からなかったが、ハーディはなかなか複雑な性格の人物のようだ。
(4)『ラマヌジャン探検 天才数学者の奇跡をめぐる』。数学的にラマヌジャンのことを理解したくて借りた。
著者の黒川信重さんは、数論専攻の大数学者だが、人となりが面白そうだ。Youtubeで東工大退官記念の講演をきいたが、ごく若いときから、「リーマン予測」と「ラマヌジャン予測」の問題を解決したかったのだという。そのうちに、「ラマヌジャン予測」の問題は解決してしまったので、「リーマン予測」一本に目標を絞ったとおっしゃる。ここのところの意味がわからない。おぼろげでも、分かるようになるまで黒川さんの著書について勉強するつもり。
ところで、「リーマン予測」と「ラマヌジャン予測」の問題を知ったのが、受験勉強中の『大学への数学』だという。『大学への数学』の1969年発行誌に、このことを上野さんという方がコラムに書いたのだとか。
『大学への数学』という雑誌自体も懐かしい。1969年の何号の何という記事かを調べようとしたが、国会図書館には最近の巻しかない。「古本屋」にあたっても、数えるほどしかない。どこかに保存はされていないのだろうか。受験雑誌は意外に散逸してしまっているような気もする。この予感があたっていないといいが。
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退官記念講演のビデオのある一瞬の板書を拝借した。
https://youtu.be/BCJg8xptDBI |
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