昨日の予定通り、戸川秋骨の紀行文とプルーストの「読書の日々」を読んだ。
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まずは戸川秋骨の「欧米紀遊二萬三千哩」をiPad上のアプリ「帝國圖書館」(つまり国会図書館デジタルコレクション)で読む。
明治40年出版の本。しかし戸川秋骨先生の文章は、新しい。生き生きとしている。洋行記なので、例によって、どんな船に乗ったか気になる。
調べてみたことを、以下のようにTweetしておいた。
(1)戸川秋骨は1906年(明治39年)に米国と欧州へ旅する。横浜からサンフランシスコに向けてはモンゴリア号。途中ミッドウェイで座礁し乗り換えたけど。ニューヨークから欧州へはカイゼリン・アウグステ・ビクトリア号に乗船。4万5千トンの最新船。
古画商の通訳として行ったので一等室。いいなあ。
(2)戸川秋骨先生、帰りの太平洋便はミネソタ号。その前の、大西洋西航便の船名がまだわからない。どうも気に入らなかったようで、紀行に書いてない。大西洋東航便で乗ったカイゼリン・アウグステ・ビクトリア号が豪華すぎたのだろう。わがまま(*^^*)
船酔いは2-3日で治ったようだが、座礁後、小さい船に乗り換えたらその当初はまた酔ったらしい。
上記の船は手持ちの「豪華客船の歴史」(野間恒)に載っていた(*^^*)
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戸川秋骨先生、英語はペラペラだったらしいし、独逸語やフランス語も多少はできたので、雇い主だけでなく、他の船客と船員との通訳もやっている。エライ。
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プルーストの「読書の日々」は、40年ほど前に買った筑摩世界文学大系に収録されている。10ページほどの評論(というのか)。若い頃読書にふけったことの記憶や、本を読むとその内容よりも本のなかで言及され(あるいは暗に示され)る他の本が、重要だと述べている。これには同意。
評論なのか、小説の覚書なのか判然としないが、ここがプルーストの特長で、従来の枠を超えた小説が生み出される(のだろう)。司馬遼太郎の「空海の風景」も同じだ。
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確定申告の準備は順調に進んだ。明日あたり、試しに申告書を打ち出してみよう。
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