2018年2月3日土曜日

植草甚一の後半の年譜と各年に出版された著書

 植草甚一の後半の年譜と各年に出版された著書を下記の本から抜書きしてみた。
(『外国の映画界』以外は全部持っている。『外国の映画界』はスクラップブックに収録されている。)

 これをもとにして勉強しよう。

1908年 8月8日東京日本橋生まれ
1956年 48歳 『外国の映画界』
1957年 49歳 「モダンジャズを聴いた六百時間」(映画の友)
1958年 50歳 (スイング・ジャーナル)に連載開始
1961年 53歳 糖尿病で淀橋病院入院
1966年 58歳 経堂に引越
1967年 59歳 『ジャズの前衛と黒人たち』
1968年 60歳 『モダン・ジャズの発展』
1970年 62歳 『ぼくは散歩と雑学が好き』
1971年 63歳 『衝突と即興』
        『ぼくが好きな外国の変った漫画家たち』
        『ワンダー植草・甚一ランド』
1972年 64歳 『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』
1973年 65歳 (ワンダーランド=宝島)発刊
        『映画だけしか頭になかった』
1974年 66歳 ニューヨークへ渡る
        『こんなコラムばかり新聞や雑誌に書いていた』
        『知らない本や本屋を捜したり読んだり』
1975年 67歳 『いつも夢中になったり飽きてしまったり』
        『植草甚一読本』
        ニューヨークへ
1976年 68歳 『植草甚一スクラップブック』刊行開始
        『植草甚一の英語百貨店』
        サンフランシスコとニューヨークへ
1977年 69歳 シドニーへ
1978年 70歳 ニューヨークへ
        『植草甚一主義』
1979年 71歳 心筋梗塞で12月2日没
1982年    『退屈の利用法』

(『植草甚一主義』(美術出版社)と宝島「植草甚一追悼号」より)


***

 「植草甚一主義」(1978年 美術出版社)の中で、岡俊雄さんが、植草甚一の執筆スタイルを、よく言えばゆっくりと楽しみながら書く、基本的には編集者泣かせの超遅筆、と述べている。

 確かに日記を読むと、編集者が締め切り過ぎに尋ねてくるのを待たせるのはざらで、時には原稿を完成させないまま古本屋に買い物に出たりしている。

 ただし、岡俊雄はもっと書いており、完成した原稿は読者に長時間の執筆を感じさせず、逆にリズム感のある流麗な文章になっていると褒めている。

 見習いたいものだ。

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 今日は豆まきをした。当家では「福は内」しか言わない主義。

 そのあと、恵方巻きを食べる。こんな風習は昔はなかったのだが、慣れるとなくてはならないことになった。なにしろ、主夫としては夕食の準備が楽。もっと、普及するだろう(*^^*)

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