2019年3月16日土曜日

ルビの効用は文章の理解を助けること

昨日の疲れが抜けないので今日は天文学会(年会)に顔出しするのは諦める。雨が降るという予報もでていたので余計にそう思ったのだが、結局ほとんど雨は降らなかった。

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例によって、ボーッとしながら国会図書館(デジタル)で、書評記事探しをした。

徳富蘇峰の二編が目についた。
「紫式部と清少納言」



「慈覺大師の入唐求法巡禮行記」


これらをWeb上の記事にしようとすると、ルビをどうするか決めないといけない。
(1)原文通りにする。(ほぼすべての漢字にルビが振られている。)
(2)一部だけにする。(どう選ぶのか?)
(3)まったく振らない。

ルビの形態も問題だ。横書きなので通常は漢字の上にするが、面倒なのでカッコにくるんで漢字の後ろに置くか。後者にするのが簡単だが、(1)のように全てに振ろうとすると、読む側は煩わしい。

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徳富蘇峰はたぶんより多くの人に呼んで理解してもらいたくて総ルビにしていると思う。それを考えると(1)にしたい。確かに総ルビだと理解しやすいのは確かだ。

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なにか、自動か半自動でルビを振るソフトが必要だろう。昨日電車の中で読んだ『インターネットで文献検索』(伊藤民雄 2016年 日本図書協会)を参考にソフトを探し始めた。「ひらひらのひらがなめがね」というサイトを見つけた。URLを与えると、ルビを追加したページを生成してくれる。これはヒントになりそうだ。ためしに数日前のブログでやってみた。


なかなか頑張ってくれているが、いくつか振り間違えたルビもある。旧字旧かなだと苦しいのかもしれない。要研究。
ところで、ルビが間違っていると思ったら、原文の校正ミスというところがあった。すぐ直しました。怪我の功名?

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あらためて、考えるとふりがな(ルビ)は大切だ。子供のころ取ってもらっていた『朝日小学生新聞』には漢字にふりがなが振ってあって、どうもこれで漢字の読み方を覚えた気がする。

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