「OLD REVIEWS」試作作業の中間報告です。
今までの記事のインデックス。(含むリンク)
(1)「巴里にてのツルゲーネフと島崎藤村」 正宗白鳥
(2)「羅生門の後に」 芥川龍之介
(3)序に代へて (戸坂潤)
(4)鷗外の『秀麿もの』 辰野隆
(5)芥川龍之介と詩 室生犀星
(6)永井荷風氏の「紅茶の後」(安倍能成)
作成方法。
(1)国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されている書籍をキーワード検索し、記事を探す。
(2)国会図書館デジタルコレクションの機能を使いPDFファイルを作ってダウンロード。画像調整も同時にする。
(3)ONLINE OCRでデジタルテキスト化。
(4)デジタルテキストを手作業で校正する。古い記事なので旧字旧仮名に注意する。旧字のチェックは校閲君にお願いする。迷ったら現行の字体を尊重する。
(5)ブログにアップし、出典とあとがきを追加する。
(6)ブログ読者の方に指摘されたミスは即刻修正。
今後の課題。
(1)記事を探すのは楽しいが、大変。大量の書籍があるのだが、個別に見つけた記事を熟読し、その記事に関連した記事を探すという地道な作業が必要。時間が重要な資源となる。これを毎日の生活の中で続けるためのモチベーション維持ができるか。
(2)品質の良い(OCR効率の高い)原稿画像を得ることが、校正の能率を左右する。ところが古い書籍から取得できる画像の品質は一般的に悪い。より鮮明な画像の取得が必要。
感想。
この作業は非常にオモシロイ。ブログに上げるまでに記事を何度か精読できるから。
数十件くらいまでは今のやり方で続けていく。そのなかでなにか新しいアイディアも生まれるだろう。
***
『終戦後日記』(徳富蘇峰)は第一巻を読み終えた。この日記は荷風や百鬼園の戦後日記とまったくちがうオモシロサなので第二巻も借りてきた。他に『自伝』も借りてある。新聞記者としての訓練が出来ているらしく、文章が読みやすい。しばらくは興味を持って読み続けられるだろう。
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