2019年7月26日金曜日

『紙の動物園』と『シートン動物記』の関連性は…ない

『紙の動物園』(ケン・リュウ 古沢嘉通訳 2015年 早川書房)を読む。短編15篇のうち、5篇を読む。佳品が多い。特に表題作「紙の博物館」は詩情あふれた素晴らしい作品。「もののあはれ」は、静かで勇気のある日本人が主人公だが、クラークの『神の鉄槌』や、宇宙ヨットの話を思わせる。「結縄」は着想が優れている。学術論文からアイディアを得たのだろうか。



これに刺激されて、クラークの『神の鉄槌』を取り出して少し読んでみた。短編と長編の違いが如実。詩情と論理。

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空は青いし、暑い。台風が来そうなので(?)梅雨明け宣言はまだだが、ワタクシ的には、もう梅雨明けだ。

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朝、昨夜急に読みたくなった、『シートン動物記』を捜して読んでみた。たしか、子供の頃に読んだのは内山賢次訳。今、図書館にあるのは、その後の新訳のようだ。内山さんの訳本の中で、『りす物語』というのが、国会図書館デジタルコレクションのインターネット公開で読める。その冒頭に、シートンの簡単な伝記が書いてある。

大英博物館の貴重な自然博物関連書を読む許可を、まだ若いといったん断られながら、評議員(プリンス・オブ・ウェールズ他)に手紙を書いて、なんとか手に入れるという話が面白い。若くて、一文無しだったが、なんとか手を尽くして自分の好きなことに邁進する楽しさを、このとき知ったと、後にシートンは回想する。

内山さんの経歴も面白い。調べる価値あり。

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Open環境整備プロジェクト。
「Keep」でメモをしておくと、画面上ではメモ用紙をばらまいたように見えて、あとで原稿化するときの自由度が高くて良い。文章でメモを取っておくと、その順序にどうしてもとらわれる。

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