ついに、子どもが授かった。長女。ダールはものすごく子煩悩な面を見せた。でも、やはり基本的な世話はパトリシアがしなくてはいけない。はじめての子育ては大変。もちろん、女優業は続けている。当時の状況ではさぞかし大変だっただろう。もちろん、ベビーシッターは必須。次女も生まれ、待ち望んだ長男も。
この間、ゲーリー・クーパーと一度会っているが、別れを確認するにとどまる。しばらくして、クーパーはガンで死去。やはり、大きな衝撃を受けた。
子供の件で、不幸が続く。生まれたばかりの長男が交通事故にあい、なんとか命はとりとめたが、水頭症になってしまった。細心の注意をはらって育て続ける。ダールが脳にたまる髄液を排出する、医療器具(バルブ)を発明する。効果があった。
不幸が続く、長女が風疹をこじらせ、一晩で亡くなってしまう。
良いこともあった。映画「ハッド」(ポール・ニューマンと共演)で、主演女優賞をもらった。「オスカー」をもらったわけだが、これも子供のひとりと数えることにした。直後に、三女が生まれた。
https://archive.org/details/Hud1963
三女の世話に心を砕くパトリシアに、最大の危機が訪れようとしている。真面目すぎてストレスがたまって、きっと血圧が上がっていたのだろう。続きはまた明日…
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夕方、また買い物ついでに図書館で2冊借りてきた。
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