夏の読書は肩のこらないものにかぎる。先日入手しておいた「漂流記もの」にとりかかる。
まず相当懐かしい「十五少年漂流記」(波多野完治訳 1951年 新潮文庫)。昨夕、3時間ほどで読み終える。
15人の名前は覚えられない。ブリアン、ドノバン、ゴードン、ジャック、バクスター、サービス、モコ、ウィルコクスあと7名は誰だっけ?
大人も後半に登場するが描かれた性格が類型的。
少年とはいえ、大人と同様な人間臭さで、ドラマを演じる。ヴェルヌの狙いもそこにあったらしい。本人の序文に書いてあると波多野先生がおっしゃっている。ヴェルヌはマジメだなと思う。ドイルのようなブラックなところがない。
子供の頃に読んだのは、少年向けの訳文で、ピクニックのような楽しさが感じられたが、波多野訳ではサスペンスも十分訳出されている。
ヴェルヌがお手本にした「ロビンソン漂流記」もこれから読みます(^^)
昨日は大雨だったが部屋に閉じ込められているとこのような小説をよんでいて感じが出る。特にあらしの場面(^^)
0 件のコメント:
コメントを投稿