この写真、書斎のヴァージニア・ウルフと思います |
今日もヴァージニア・ウルフの『ある作家の日記』を拾い読みしながら、ウルフの学習を続ける。
1922年8月28日の日記。ギリシャ語を勉強しながら、『ダロウェイ夫人』を書き続けている。筆は必ずしも順調に進んでいないようだ。
1923年8月17日。書き溜めたエッセイを、架空の人物の会話に埋没させて、不足を補い、まとめて本にするという案が湧いたと嬉しそうに書いている。これは実現したのかしら。ウルフの「意識の流れ」の書き方には、これに類する点がありそうだ。
1924年9月7日。『ダロウェイ夫人』がいよいよ書き終わりそうだと書いている。ところが、10月になってやっと、最後のページを書いたとのこと。素晴らしく遅筆だ。
昨日のブログで引用したビデオ。
https://youtu.be/jYySvYKGong?t=22
このなかに、書斎で執筆中のヴァージニア・ウルフが登場する。机に向かい、ソファに腰掛け、椅子に行儀悪く(つまりヴィクトリア風でなく)座り、万年筆や鉛筆や執筆用の板も使って、いろいろな姿勢で書き進めている。片隅にはタイプライターも置いてある。
この様子を見ると、ヘミングウェイを思わせるが、どうもウルフも腰が悪かったような気がする。恐れ多いが、ちょっと身近に感じてしまう。
*
今日の発見。
松岡正剛さんの『ダロウェイ夫人』のページ(面白い)。
https://1000ya.isis.ne.jp/1710.html
日本ヴァージニア・ウルフ協会のページ。
http://www.vwoolfsociety.jp/review/index.html
ここから『ヴァージニア・ウルフ研究』の電子コンテンツの閲覧方法という頁に行くとたくさんの論文や資料が(J-Stage)経由で見ることが出来る。
http://www.vwoolfsociety.jp/review/digital_contents.html
J-Stageには個人資格で登録してしまった。無料。
***
Jの白内障手術は無事に終わったとのこと。明日は退院。また忙しくなる。
ところで、Jはこの病院への入院は二度目。前回もそう言っていたが、看護師さんたちがすごく親切で明るくて優しいとのこと。私も機会があればここに入院したい。食事も美味そうだった。東林間駅近くの病院。
0 件のコメント:
コメントを投稿