『ある作家の日記』をなおも、拾い読み。『自分ひとりの部屋』に関する記述を探してみた。
1928年1月17日。ニューナム女子大生たちにむけた「女流文学」に関する講義について……考え始めているようだ。
1928年2月18日。ニューナム女子大で講義することになっている「女性と小説」……講義テーマが微妙に変化しているのがわかる。
1928年8月12日。今晩は急いでジェーン・オースティンをむさぼり読み、明日何かを面白く語らなければならない……次の日が講義の日だったのか。
1928年10月27日。ありがたいことに、女の人たちへの講義についての長い苦役は今終った。雨のざあざあ降る中をガートンへ行って講演をして帰ってきたところ。飢えているけれど勇気ある若い女性たち……連続講義だったのか?
1929年3月まで、この講演をもとに『女性と小説』のちに『自分ひとりの部屋』という本に書き直したらしい。途中病気もした。この頃、『オーランドー』も書いていたはず。題名変更とのかかわりはあるのか?
1929年3月28日。『女性と小説』の決定版を書いたのだ。
相変わらず遅筆だ。
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Jが午前10時に退院。迎えに行き、帰りはタクシーをおごる。配車料金を含めて1100円。近い距離なので、運転手さんに1000円をお礼として差し上げる。夜はテークアウトながら寿司を食べてお祝いした。
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