2017年6月29日木曜日

ルーブ・ゴールドバーグの画は見たことがある、量子コンピュータの画も描いてほしかった

 名前は記憶に残っていなかった。「プレーヤー・ピアノ」というカート・ヴォネガットの小説をパラパラしていたら、見つかった。モダンタイムスでチャップリンが食事をする場面の機械のようなマンガを描いていたようだ。




 量子コンピュータのメカニズムを勉強していると、ゴールドバーグのマンガのようで、こんなのありえないという気がしてくる。でも、ずっと眺めているとどこかわからないところで納得性がある。

 きょうはそれを狙って、量子コンピュータの解説ビデオを何本か観た。何回も原理の説明をきいていると、わかったような気になる。

 でも疲れたので、昔の漫画家の勉強をしようと植草甚一先生の本を出して眺める。



 植草甚一スクラップブック22巻 「ぼくの大好きな外国の漫画家たち」 (1978年 晶文社)

 目次は以下の通り。
まえがき
ヒース・ロビンソンの気違いメカニズム
アンダーグラウンド・コミックス
ソフトタッチの漫画家メル・カルマン
ロナルド・サールの漫画の秘密
スタインバーグの頭の中にあるもの
グリニッチ・ヴイレッジの漫画家ジュールス・ファイファー
ギュスタブ・ドレが二十三歳のとき描いたコミックス
イギリスに「ポント」という漫画家がいた
サイレント映画のような漫画を描いたベイトマン
暗号解読式な漫画本と精神病学者の「鳥」という本
ミシェル・ラゴンの漫画論
子供向きの「フリプネ」から大人向きの「ハラキリ」へ
「マッド」時代のハーヴェイ・カーツマンをめぐって
コミックスに登場する黒人たち
「ハラキリ」誌と七人のサムライ
ロック=ベルニーとロジェ・ブシノーの「女の地理学」という変てこな本
政治風刺漫画とガルブレイスの意見
フォロンのイラストレーションと矢じるしのオブセッション
漫画カーツマンの漫画の見方
「スイフト・コミックス」と四人の仲間
挿絵画家グランヴィルのビザールな世界
六人のフランス一流漫画家と略歴
トミ・ウンゲラーの残酷な世界
解説 :焼き飯とビール 草森紳一

 植草さんの家に行って、焼き飯とうまいビールを振る舞われた草森さんの解説文がいい。

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