2017年6月9日金曜日

「大いなる幻影」のシュトロスハイムも素晴らしい存在感

 昨日朝のツイート。




 で、夕方までに観終わりました。映画そのものが素晴らしい出来の反戦映画。そして、若きジャン・ギャバンも好演。捕虜収容所の部屋から抜け穴を掘るシーンは、「大脱走」を彷彿とさせる、もとい、逆ですね。「大脱走」が「大いなる幻影」を下敷きにしたのでしょう。大元は「モンテ・クリスト伯」だと、セリフで言わせているけど。

 シュトロスハイムは、ドイツ軍の捕虜収容所長役。お互い、敵同士でも将校なら尊重し合うところや、戦傷で首が不自由で装具をつけていたり、花を育てたりする役で、決してステレオタイプな非人間的な役ではない。ある意味では格好いい。

From Wikimedia Commons, the free media repository

 ニコニコ動画ではいままであまり動画を観ることがなかったのですが、今回はスローダウンがあまりなく、ストレス少なく観ることが出来ました。古い映画だからかしら?

 「大いなる幻影」については、先日紹介した本「シネマディクトJの誕生」を参照しました。

 植草先生もその昔大感激で観たらしい。映画の制作公開は1937年。

0 件のコメント: