昨日借りてきた栃折久美子さんの著書を3冊読んでみた。
(1)『美しい書物』。
書誌はここから参照できる。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I023172071-00
最初の挿話、「炎の金魚」が先日読んだり、ビデオを観たりした、室生犀星がらみの話だ。ビデオでは、金魚は室生犀星が飼っていた事になっているが、実は栃折さんが金魚屋で入手したらしい。
他の話は後で読むことにした。
(2)『装丁ノート』。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001839620-00
装丁に関するあれこれの話題がたくさん収めてあり、勉強になる。なにより、この本の装丁がスバラシイ。
「五号活字を一本ずつひろって組んだ活版印刷、糸かがり、見返し紙なし、別丁扉なしの本」である。読みやすく、佇まいの端正な本である。こんな本が多いと、読書は快楽となる。価格を考えなければ理想的な本だ。
普段読む本はすべて、そうはいかない。そこで、趣味として私家版が作りたくなる。
(3)『ワープロで私家版づくり』。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000002556898-00
1996年の本なので、ワープロ、という点を除けば、超参考になる本だ。これを読んだら、早速私家版作りに挑戦したい。(1)も(3)も糸かがりで、しっかりした造本。さすがだ。
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明日、ALL REVIEWSのスタッフと友の会合同の忘年会がある。プレゼント交換(もちろん本の)があるので、そのための本を選んだ。『ネコのグリシーをさがしたら…』にした。書誌はこれ…
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000002417039-00
訳者のホゥゴー政子 さん(高校のクラスメート)のその後のことを調べようとしたが、なかなか情報がなかった。実は、20年ほど前に病気でなくなっている。ホゥゴーという、多分夫君の姓から調べようとしたが綴がわからなかった。でも本の奥付をよくよく見たら書いてあった。Haugaardと綴るらしい。北欧系の名前か? もっとよく奥付を探すと夫君はエリック・ホゥゴーさんというらしい。アイルランドの児童文学作家。Wikipediaによれば、かなりなビッグネームの方らしい。アンデルセンのおとぎ話をほとんど英語に翻訳しているらしいし、ご自分でも童話を書いておられる。Kindle本に3冊著書がある。一応、おためし版をダウンロードした。あとで読んで見る。このルートから、政子さんのことがわかると良いのだが。
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明後日は、旧会社のお仲間との昭和酒場研究会の忘年会。「今年の総括と来年の抱負」をまとめる宿題が出ている。きょう半日かけて、できた。ブログやALL REVIEWSのサイトのURLをQRコードにして、文章と一緒に印刷しておいた。当日、スマートフォンでアクセスしてもらうつもり。
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