2019年12月1日日曜日

『量子の海』、ディラック教授は34歳でめでたく結婚

『量子の海』、そろそろディラック先生も、人の子になってきたような気がする。


340頁。ディラックはオッペンハイマーのいたバークレー経由で、モスクワに向かう。モスクワに招待された。途中、日本の軍艦に乗ったという。モスクワではカピッツァを励ました。
342頁。帰りにブタペストのマンシーを訪ねた。マンシーは良家の子女。ディラックは庶民の出。違和感を感じただろう。
343頁。1935年初秋、イギリスに戻った。33歳。研究には身が入らない。マンシーのせいか、歳のせいか?
344頁。両親は相変わらず不仲。マンシーとの結婚も考えたくなくなる。
345頁。父チャールスは、ブリストルで量子力学をなんとか理解しようとしたが、無理だった。これ、気の毒。
347頁。学生を指導するはめになる。教師はディラックにはまったく不向きだ。でもチャンドラーやサラム(どちらも留学生)は優秀で先生いらずなので、ディラックの指導に感銘を受けた。
353頁。1936年6月15日。父チャールス、死去。駆けつけたが間に合わなかった。カトリック葬。70歳だった。
357頁。ディラックは宇宙に関心を向けようとした。このころの有名人はハッブル。
360頁。やっとマンシーに求婚。
361頁。1937年1月2日。結婚。おめでとう!

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このごろ、早起きして、こたつで読書するのが日課となった。今日読んだのは、久生十蘭。

以前も『南極記』や『ノンシャラン道中記』など読んだが、今朝は『我が家の楽園』という、終戦直後の風俗小説。200頁くらいだが、朝飯前に一気読みした。おもしろいし、なぜか魅力を感じる文章で書かれている。この魅力はどこから来るのか、探りたくなった。地元の図書館で文庫本と評伝を予約した。

なお、ここで挙げた作品はすべて青空文庫で読める。

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第一日曜日(と第三日曜日)は資源ごみ収集の日。その帰りに、桜の落ち葉を拾ってきた。昨年よりはきれいに紅葉している。

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