「つまんねえねんまつ」の「つまんねえ」わけは、二つ。一つ目は、忘年会続きで疲れたこと。二つ目は、わけあって今年は年賀状を出す心配がないこと。
そろそろ、本当に年賀状をなくすか自然に減らしていく算段をしたほうがよさそうだ。
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夜中に、お気に入りの国会図書館デジタルコレクションで広津柳浪の「黒蜥蜴」を読む。広津柳浪は永井荷風の師匠だ。「黒蜥蜴」は怖くて古い小説。でも文章は流麗。
これを読んで寝たので、夢も怖かった。夢のままでは私は生きていない。
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朝、青空文庫で服部之総先生を見る。「咸臨丸その他」。冒頭に考証趣味は忙しい中でも豊かな気持ちを取り戻す手段としてある。もちろん、この場合の考証の対象は太平洋を横断する汽船のこと。
私の天文学者達がいかに大西洋を汽船で横断したかにも通じるので、服部之総先生のこの考証趣味の話題にはすぐ食いつくことにしている。
「咸臨丸その他」を寝床で読んでいると、「尾佐竹氏の『夷狄の国に』」が紹介されている。これは寝床の中でも検索できた。国会図書館デジタルコレクションにあった。今日読もうと思ったが、出かける用事があるので、明日に回す。
ともかく、朝起き上がるまでにこれだけの進展があり、気分良く朝食の準備にとりかかる。体調も良くなってきた。
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朝食後個室で、朝日新聞の木曜夕刊を読む。今日は金曜日だが、金曜の朝は木曜夕刊を読むのが毎週の週間いや習慣。今朝は二つ収穫があった。
(1)三谷幸喜さんの連載記事はいつも好奇心をくすぐる。#あはは
解体新書まわりの話題と平賀源内と早坂暁さん。
(2)武藤一洋さんの記事が隣りにある。毛沢東の「持久戦論」。
毛沢東から連想は庄司薫に、そして林達夫の「思想のドラマツルギへと進む。
毛沢東はわれわれの上の世代のアイドル。毛沢東語録は我々世代でも必読書だった。今は流通していないが、翻訳したものがここにある。あとで読もう!
なぜ、偶像が地に落ちたのかも考えることがある。
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これから、前の会社の大先輩との忘年会がある。三軒茶屋に出かけます。忘年会のある日は「つまんねえ年末」から解放される(*^^*)
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