2020年3月16日月曜日

国会図書館デジタルコレクションを楽しむノウハウをTwitterで得る

『フジ子・ヘミング 魂のピアニスト』(求龍堂)を読み終えた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000002956750-00



巻末に「絵日記から」という部分があり、絵と手書きの日記が収められている。絵は、本文に書いてあるが子供のころから、好きで手ほどきも受けていたという。確かに上手である。

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Twitterで竹田純さんがつぶやいたものを読み、「日本推理作家協会賞【評論・研究部門】候補  『舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』の本文がHTML化されているのを見た。参照された国会図書館デジタルコレクションや青空文庫の文献に関しては、リンクが埋め込まれている。これは便利だ。
紙の本で似たようなこと(参照本を探して読む)をすると、どうしても思考の流れが分断される。それと比べるとこれは抜群に便利だ。

デジタル化された書籍の強みと楽しさはここにある。WebいやHTMLに初めて出会ったときにも、似たようなことを感じた。



たとえば、こんな感じ。奥付を眺めていたら、昨年末に買った『古本屋探索』(論創社)を書いた小田光雄さんの「ドゥマゴ賞」記念対談でのことばを思い出した。「電子化された書誌情報だけでは、奥付の情報すべてをカバーできない(ことが多い)。」

思い出しついでに、『古本屋探索』を拾い読みする。竹内道之助の『わが生』という超貴重本の日記を何年もかかって手に入れた話が目についた。30冊の限定出版。結局あきらめかけた頃、竹内道之助の奥様が書籍を処分しようとして呼んだ古本屋さんが、小田光雄さんがこの本を探していたのを知っており、連絡してくれた。嘘のような本当の話。「望み」は諦めずに持ち続け、かつコミュニティーの助けを借りることが肝要ということらしい。

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Twitterではもう一つ読書猿さんの「国会図書館デジタルコレクションはすごいぞ。辞書など調べ物のツールだけでもこれだけあるぞ。」というツイートが役立った。
実際に紹介されているブログ記事をみると、国会図書館(デジタル)で読める辞書事典類がたくさん紹介されている。
https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-763.html
どれを見てもすばらしく、眺めているといつまでも飽きない。
今日気に入ったのはここ。


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