『三体III 死神永生』昨日の続きを読み続ける。
下巻 |
上巻402頁。
軌道エレベーターも出てきた。体力がない人が宇宙に行くのに向いている。ロケットと比べ、加速度があまりかからないから。この本では3G以下としている。
下巻に入る。
面会時に「検閲」に引っかからないために、主人公が編み出した情報伝達手段がおとぎ話。伝えられた側は、二段階のメタファーを解読するのに四苦八苦する。そもそも69頁を読むと、「曖昧で多義的であることこそ、まさに文学的表現の核心です。」と書いてある。
15頁。
「饕餮の海」という単語が出てくるが、(とうてつ)とはなかなか読めない。いま、かなで入力したら漢字が出てきたがすごい。知らなかったのは私だけか?妖怪のことらしい。
80頁。
太陽が破壊され爆発した後も生き残るには、地表が吹き飛ぶ地球を捨て、木星他の巨大惑星の裏側に隠れる。その後、生き延びるには、資源が必要。水も。水はエウロパにある。ここもクラークを思わせる。
90頁。
光速近くにまで速度をあげるには、「曲率推進」が使える。まだ意味がわからないが。
108頁。
「すべてが移ろいゆくこの世の中で、死だけが永遠だ。」これは脱出不可能な渦のなかの船上でのセリフ。この渦はエドガー・アラン・ポーの名作からきたものだ。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000094/card2075.html
111頁。
低光速太陽系ブラックホールは外界から閉ざされる。中にいるものは安全。饕餮の海で隔てられたおとぎ話の王国のごとく。
ますます、奇想天外で面白く楽しくなってきた。つまりおかしろい。
***
以下を聴きながら読んだ。
Concerto No. 1
by Pyotr Ilyich Tchaikovsky; Emil Gilels; Fritz Reiner; The Chicago Symphony Orchestra
4 Suites ( Ouvertures )
by Johann Sebastian Bach; Mainzer Kammerorchester; Günter Kehr
The Complete Cole Porter Songbooks
https://music.apple.com/jp/album/the-complete-cole-porter-songbooks/1429115920
コール・ポーターの曲はまとめて聴いておくと、ジャズを聴くのがもっと楽しくなると思った。
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