2021年7月10日土曜日

表紙をかじるという斬新な本の読み方があるのに気づいた

三中信宏さんの『読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』については、文章を精力的に書くという勧めがいいなと思っていたが、もっとよく考えると「三位一体」という話が素晴らしいのだと思うようになってきた。それは以下のところだ。今後の参考のため、引用させていただく。

236頁。

「書く私」と「読む私」と「評する私」はいつも一心同体だが、たがいに別人格をもっている。どのようにプロットを構成していくかを考えるとき、傍らの「私=読者・評者」に相談をしながら、「私=著者」が実際に原稿を書いていく――私が本を書く仕事場はある種の“工房”のようなものかもしれない。

「読み書き」とよく言うが、その真の意味はこんなところにあるのだろうと納得してしまった。

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朝から梅雨明けのような青空

今日はやや体調不良(お腹が柔らかい!)の孫と遊んで、てんやわんやとなる。食欲はあるので大事にはならないだろう。真夏のような(真夏以上の)気温となったので脱水を心配して、外には出さなかった。Jが昨日絵本を買ってきたので、与えたら絵を見るより表紙の端をかじり始めた。ここのところ何でもかじってみる時期らしい。一度だけ読んで聞かせた。後何ヶ月かすれば内容に関心を持つようになるだろう。



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