2021年7月12日月曜日

『ニッポンの書評』で書評の勉強

本日見つけた(Amazon経由)「書評本」

タイトル 『書窓雑記』
著者 徳富猪一郎 著
出版者 民友社
出版年月日 昭和5

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1174280

少し目を通すと素敵に面白い。

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借りておいた『ニッポンの書評』(豊﨑由美さん著 光文社新書)を読み直した。巻末の大澤聡さんとの対談を読んだら、書評の歴史でいままで気づいたことがまとまって語られていて、びっくり。この本は手元に置きたいとまず、Kindle unlimitedで購入。古本はあとで入手するつもり。

大澤聡さんの著書、

書名 『批評メディア論 戦前期日本の論壇と文壇』 
著者名 大澤 聡/著
出版者 岩波書店
出版年月 2015.1

はとりあえず図書館で予約。(潜在意識による)思いつき読書と芋づる式読書の有効性を痛感。大澤 聡さんの論文もチェックする必要がありそうだ。上記を読んでから探して読んで見る。

『ニッポンの書評』で言及されている本。面白そうなのでこれも図書館で予約した。書評から文明批評にいたる考察が書かれているらしい。英国の書評文化も知りたいし。

書名 『ロンドンで本を読む』
著者名 丸谷 才一/編著 幾野 宏/[ほか]訳
出版者 マガジンハウス
出版年月 2001.6

なお、豊﨑さんは植草甚一のブックレビューも評価している。\(^o^)/

他にも書評についての興味深い話が満載、安いのに内容豊富な本だ。

『ニッポンの書評』を読んでいるうちに気づいた。現在の本の不況(まともな本が売れないという件)は、われわれが今「民主主義」を捨てようとしていることと同根なのかもしれないと思い始める。みずからの好きなことを一心に勉強しようとせずに、表面的な経済性ばかり追求して暮らしているとこうなる。はやく目覚めたい。そのための理論武装としても書評を広く深く追求したい。

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