午前中のBGM。
18th Century Lute Trios
by Trio au luth de Bruxelles
Period Records (SPL 587)
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午前中に、とにかく書く(打つ)の精神で、書評収集のことを一時間ほど書いた。
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昼食前に休憩して、Kindleで読書した。先日(再度)入会したKindleUnlimitedで、トーマス・マンの『トニオ・クレーガー』を30分ほどで読む。
その巻末の解説で気づいたこと。
『トニオ・クレーガー』の日本語翻訳は以下の通り。(光文社古典新訳文庫巻末の伊藤白さんの解説による。ちなみに原著は1903年。)
1927年 実吉(日野)捷郎 (青空文庫に収録されている)
1956年 高橋義孝
1970年 植田敏郎
1971年 野島正城
2011年 平野卿子
2018年 浅井晶子 光文社古典新訳文庫(本書)
上2つはすでに読んでいた。他の訳本も集めて読んでみたい。書誌やそれぞれの書評・解説なども調べたい。
高橋義孝の訳本については、これ。
https://allreviews.jp/review/1913
手持ちの高橋義孝訳本(昭和44年 角川文庫版)には圓子修平の解説が収録されている。
他の訳本も文庫化されており、それぞれに解説が付いているだろう。複数社で文庫化しているなら、解説はそれぞれ違う方が書いているのが普通だろう。読むには、国会図書館などで現物にあたるしかない。
『解説屋稼業』(晶文社)で鹿島茂さんがおっしゃっている通り、日本の文庫本の文化は大したものだ。が、記事を集める側は疲れる。海岸で砂粒を拾い上げて数えているようなものではないか?
すべて(あるいは大部分)を集めるという構想は捨てて、ある期間ある労力(と金)を投じて計画的に出来る範囲のことを行う、というスタンスでやらないと、精神的にまいってしまうだろう。あたりまえだ、という声が聞こえるような気がしてきた。それでいいのだろう。
これは新潮文庫版…… |
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