夕方撮影した空の写真。夏の夕焼けではあるが、かすかに秋の気配も感じられる。
***
朝に戻る。
*
書評とCMの原稿書き進まない。もっとももっと大切な孫の世話をしていたのだからという言い訳は成り立つ。暑いからという言い訳はすべきでないだろう。
リハビリのため、以下に思いついたことを書き出してみる。
ARを拾いよみしていた。「天文」というキーワードで山本義隆さんの『世界の見方の転換 1 ―― 天文学の復興と天地学の提唱』の書評(水野和夫さん)が見つかった。天文ファンの私だがこの本は知らなかった。読んでみよう。同時に山本義隆さんの生き方のことも調べたいと思い出した。彼よりは8歳年下ではあるが1969年を同じ東京で過ごした自分の生涯と山本義隆さんの生涯を対比させてみたい。大学は違うが物理学科卒であり、物理の研究者にはならなかった(私はなれなかった)という共通点があるというと、不遜と言われるかもしれないが。
『世界の見方の転換 1 天文学の復興と天地学の提唱』(山本義隆著)を予約。
書評を通じて本を知り著者を知り自分の生き方と比べられるというのは最高の幸福ではないか。ここに、書評や書評を集めたARのようなサイトの意味がある。読者の興味の対象は多様なので、固定した「書評集」は自由な参照の対象としては、書評サイトに一歩を譲る。
ここまで、iPad上のSimplenote とMacbook上のSimplenoteを同期させながら書いている。考えて書く文章は手書きでiPad上で書くし、ページアドレスなどはMacbookでコピーアンドペーストするのが簡単だ。(何をあたり前のことを、と言うのはどんどん「打つ」人には禁物でともかく自動筆記のごとく書く。頭から手へのフロー現象を作るのが肝心。そうなると自分でも驚くような事を書いていくことが可能となる、といいなあ。)
エルンスト・カッシーラーについても知りたくなった。ARの書評のおかげで世界がまた少し広くなった。
『アインシュタインの相対性理論』(カッシーラー著 山本義隆訳)を予約。
*
書評論に参考になりそうな本を物置部屋から「探し出し」てきた。
書名 『ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論』
著者名 立花 隆/著
出版者 文芸春秋
出版年月 1995.12
カッシーラーと書いているときに、突然最近探していたこの立花隆さんの本の有り場所(もちろん物置部屋の書棚の一隅)の映像が浮かんだのでさっそくそこに行き、手前に積まれた別の本をどけたら出てきた。人間の記憶には映像が大きな役割を果たしているらしい。
185頁の「私の「書評」論」を読む。『週刊文春』での書評の再録部分の前書き。立花隆は『週刊文春』では、新刊書評に徹したとある。自分自身で現在読んでいる本は片寄り過ぎているので、信頼できる東京堂に行って新刊書で面白いか読む価値のありそうな本を20冊ほど買って来て検討し7、8冊を選んで短い書評を書く。読者はそれら紹介された本を実際に書店に行って手にとり、買うか買わないかの判断をして欲しいとのこと。従ってこの時には内容紹介を伴う長い書評は書かなかった。造本は問題にしたとある。週刊誌に書く場合の理想形とも言えよう。
実際に『週刊文春』の書評を読んでみると前書き通り、本の内容紹介よりも率直な評価が主体。ひどい本には正直にひどいと書いてある。
明日以降、ウン万冊読んだと思われる読書の議論部分を読み直してみる。高山宏さんや荒俣宏さんの読みっぷりと比べてみたいものだ。
***
BGM。
Songs Without Words
by Felix Mendelssohn-Bartholdy; Walter Gieseking
Angel Records (35428)
Schubert
https://archive.org/details/lp_schubert_wiener-philharmonisches-streichquartett-ri/disc1/01.01.+Schubert+String+Quintet+In+C%2C+Op.+163+(D.956)+-+Allegro+Ma+Non+Troppo.mp3
by Wiener Philharmonisches Streichquartett; Richard Harand; The Vienna Philharmonic Quartet
London Records (CS 6441)
***
全集を作って欲しい作家。
A.C. クラーク、G.M. ワインバーグ、I. アシモフ、村上春樹など自分の生き方に影響を与えた人。索引や本人研究などの付加価値が欲しいし、全文検索もしやすくなろう。外国作家なら全文検索ができるInternet Archiveがもう少し使い易くなればできそうなのだが。トライしてみるか。
***
図書館に行き、6冊借りてきた。
0 件のコメント:
コメントを投稿