2020年1月17日金曜日

『NETFLIX コンテンツ帝国の野望』(新潮社)を読んで明日の月刊ALL REVIEWSの予習

昨日の心づもりでは、今日10時には『NETFLIX コンテンツ帝国の野望』(新潮社)が地元図書館で貸出可能となると思っていた。今朝チェックしたら、まだだった。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I029739009-00

***

『物語 パリの歴史』を読み始めることにした。実際にパリに行く人と行った人にも、読みやすく書かれている。もっというと、パリの魅力が満載で、読んでいるうちにせつなくなってくる。

16頁。パリの古名はリュテチアと言うが、ラテン語の「泥」または「ぬかるみ」つまり「ルトゥム」に由来するという説があるという。
息子が半年居たアパートがあったマレ地区は、するとパリらしい場所なのだろう。

17頁。「パリシー族」が居たので、パリという名前がついたのだという。

23頁。ルテチア円形劇場跡は入ってみると、静かで気持ちの良いところらしい。
入口の前は何度か通ったが中には入らなかった。残念だ。この場所からは、当然『背教者ユリアヌス』が連想されるが、24頁にやっぱりその記述がある。我が意を得たりという感じ。えらそうだが。

30頁。ルーブルからオペラ・ガルニエまで歩いて20分。健脚ならパリは歩いて回るのが効率良いとのこと。
もし、また行けたら、そうしたい。

62頁。加藤周一がコレージュ・ド・フランスの招聘教授となったことがあるらしい。何を教えたのだろうか。

68頁。ポンヌフの写真が載っているが、これは高遠先生の撮影だ。同じ場所で写真を撮っているので、これまた懐かしい。69頁のヴォージュ広場の記述も懐かしい。そして、85頁のパンテオンのフーコーの振り子も…。

***



そのうちに、『NETFLIX コンテンツ帝国の野望』が届いたとメールが来たので、取りに行った。図書館は歩いて3分なのでこんなとき都合が良い。

NETFLIXがいかにしてライバル(大きな)のブロックバスター他をだしぬいて、巨大企業になっていったかを書いた本らしいと、少しだけ読んだ時点でわかった。しかし、その秘密はまだわからない。
ストリーミングで連続ドラマを一挙に観ることができるのが魅力というのだが、私にはAmazonプライムなども同じと思える。ここは明日、月刊ALL REVIEWSの対談で明らかになることを期待したい。

なお、連続視聴はたしかに魅力的だが、最近の経験(ザ・グッド・ファイト)からすると、他のことが出来なくなるという弊害がある。麻薬的魅力というべきか。まあ、映画も書籍もその魅力に溺れるという意味では同じかもしれない。

0 件のコメント: