2021年10月17日日曜日

『日本沈没 第二部』は『第一部』とは全く異なる展開になる

7時20分起床、外気温19°C、にわか雨。室内気温25.3°C。

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『小松左京自伝』をまず読む。

「第II部 自作を語る 第8章 日本沈没」

1964年 書き始める(1962年 ツゾー・ウィルソンの大洋底拡大説 サイエンティック・アメリカンかナショナル・ジオグラフィック ウェゲナーの 大陸移動説の復活)

1964年 竹内均・上田誠也『地球の科学』、翌年『地球の歴史』
マントル対流やプレートテクトニクスを深く知る。

1964年『復活の日』

1965年『地図の思想』、1966年『探検の思想』

父親の実家、館山の富崎忖相浜の安政大地震での海岸の「根上がり」(隆起)、関東大震災で断崖になった。一方、赤城、加賀、大和が戦争で沈んだ。

『日本沈没』で一憶玉砕や多くの人が死ぬという状況を模した。生き残った人は死んだ人に対して「責任」をとる。つまり人類に新たな貢献をするべき。

最初の電卓は12桁13万円。例えば日本の重さを計算する。

1973年3月発売。爆発的に売れる。
1973年秋、石油ショックで紙の値上がりでブレーキかかる。上下400万部。長者番付文壇部門5位、年収1億2千万円。

第二部の構想。

仮題は『日本漂流』。「フラフラ国始末記」1969年、「日本売ります」1966年、「日本漂流」1966年
『歴史と文明の旅』初出1971年刊行1973年
『地球が冷える 異常気象』(1974年

「アメリカの壁」1977年、『首都消失』1985年。
イスラエルの歴史を調べた。
国籍を失ったからこそ、地球社会に貢献できる。コスモポリタニズム。

これで、『第二部』を読む手がかりが掴めた。

この本、巻末には、「主要作品あらすじ」、「年譜」、「索引」がついている。役に立つ。

2011年7月26日、小松左京永眠。


孫の「夏風邪」がうつったらしく、喉が痛くくしゃみも出る。寒気もしてきたので、布団をかぶって『日本沈没 第二部』を読み始めた。160頁以上一気読みしてしまった。難民となった人々の生活を描く前半の内容はかなり重い。なるほどグループでないと書ききれなかっただろう。

夜、TBSTVで『日本沈没』の第2回を観た。原作とはかなりちがう。そもそも「関東」しか沈まないのか……と思ったが、原作の「第二部」を映像化しないとすれば、関東だけにしないとならなかったのだろう。政治家の周囲との癒着を描くにはこのストーリーのほうが確かにやりやすいのだろう。

次の巻頭言の材料として、ARに掲載されている小松左京の本の書評を調べておこう。秘書だった乙部さんの本はまた借りる手はずをした。

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やっと、溜まっていた新聞紙を整理した。2ヶ月半、4分の1にたたんで積み上げると50センチくらいになる。重い。駅前での資源ごみ収集の日だが、雨がやまなければ、今週木曜日にマンションのゴミ置き場の資源ごみ収集に出す。これで、風邪症状が悪化した。


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