2021年10月6日水曜日

自分史を書きあげたらあとは『最終飛行』するだけ?

 

朝読書は『最終飛行』。もうじき読み終わる。

341頁。
アルジェに禿頭かつ眼鏡のジッド登場。二人で不遇をかこつ。

355頁。
同じライトニングでも、こちら(セコハン機種)には赤白青の三重円の国章、あちら(米軍の最新型)には青円に白星の国章が…

#絵を描くときの参考になる。

2度も問題・事故を起こし、軍務を外され、ジロー将軍に復帰を頼みこむ。(389頁。)

390頁。
『城砦』を書き上げた。

転んで腰付近の骨折をする。レントゲン写真を見て医者は折れてないといいはる。でも痛いのだ。

午後も続きを読み始めたが、寝落ちした。このごろよく寝る。腰も痛いのでどこか疲労骨折してないか、レントゲン写真を撮りたくなった。

***

自分史を書きたいとおっしゃるK先輩の依頼状の求めに応じて、書き物をして返送した。記録のため以下に再録。読む人が読めば誰だかすぐわかってしまうだろうが、内緒にしておいてほしい。

Kさんの思い出
U社教育部は横浜郊外の藤が丘にあった。先輩社員時代のKさんの思い出はそこと結びつく。新入社員事前研修を自衛隊で受けたときの、「隊長」はKさん。営業から応援に来ていたのだろうが、ともかく格好いいアニキの姿が忘れられない。格好良くてしかも先輩としての人間味も兼ね備えておられたので、こんな先輩がいるならU社もまんざらではないと思った。おかげで、入社そうそうに辞めるという仕儀にはいたらず。

Kさんの回想
十数年後、教育に配置転換となった私の前にまた、隣の課の課長としてのK先輩が立っていた。相変わらずの格好良さを仕事に発揮されておられたが、多少人生への翳りも見せておられたような気が少しだけした。藤が丘研修所にはいくつか教室があるが、そのなかで窓からの眺めのよい一室がお気に入りで、事務所におられないときは、そこを覗くとのんびり新聞を読んでくつろいでおられた。思索にふけっている様子も。これもたまらなく格好良い。私も真似することにした。直属上司は目こぼししてくれたが、上司の上司には怒られた。

Kさん論
お互いに会社を辞めたあとやっと、酒を酌み交わしてのんびりと話ができるようになった。お互いにシャイなので、口数は多くはないのだが、漢(オトコ)は口数ではない。話の内容が問題なのだ。清談を楽しみながらすこしずつ飲む酒の味をやっと教わった。人生を70年以上生きてきた私にとってさえ、このような存在は稀有だ。呑み鉄の話にせよ、ブンガクの話にせよ、良い飲み屋の話にせよ、虫採りの話にせよほぼ趣味が一致するというのは唯一無二の存在かもしれない。人生を辞めずに済むであろうと思えるのはK先輩のおかげである。

依頼状の切手がレア物?60年前か。

 

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