2021年10月5日火曜日

『最終飛行』、『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』、天野清の『量子力学史』は皆、同時代を語っている

別に困らないが、Facebookの動かない朝。

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『最終飛行』を読み続ける。

298頁。
薔薇には涙を見せないプライドがあったが、コンスエロは泣き続けの毎日。

299頁。
百ドルで仕立てた軍服姿で4月16日に旅立つ。

302頁。
スターリング・キャッスル号の出港は17日正午(で、家を出るのは早すぎる)。

303頁。
なぜなら、女性たちとの別れ。

308頁。
1943年5月3日。アルジェリア、オラン入港。
すぐアルジェへ。鉄路360キロ。

318頁。
懐かしい戦友たちは300キロ南のラグーア基地にいる。

319頁。
コードロンC630(シムーン機)でラグーアへ飛ぶ。

323頁。
ブロックMB174でない、P38ライトニングが駐機している!すごい性能らしい。操縦してみたい。

331頁。
新型のライトニングに乗れるのは、30歳以下と米軍は決めていた。42歳のサン・テックスはどうする。

337頁。
直訴の相手のジロー将軍は、ドゥ・ゴール将軍の首権争い中。

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『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』を続けて読む。

コロンビア大学に入学してすぐ失望した「著者」。タウンハウスを購入。4階建てで1階が3万冊を収める書庫。2階がリビング・ダイニングで、3階が寝室と書斎。4階も寝室なのだが空き室状態。

大学卒業後は「ニューヨーカー」や「エスクァイア」の編集者をやった。「エスクァイア」はシカゴからニューヨークに移ってきたのだとか。

トルーマン・カポーティ。テネシー・ウィリアムズ、ゴア・ヴィダル。

オベリスク・プレスという出版社がパリにある……(097頁。)社長はユダヤ系イギリス人のジャック・カハン。これはゴア経由のアナイス・ニンからの情報だった。

#ワクワクする。

『CANDY』の表紙をInternet Archiveで見る。

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ALL REVIEWSを散歩していて気づいた新着記事。

https://allreviews.jp/review/5653

これを読んで、物理学の20世紀後半をおさらいしたくなったので、『20世紀物理学史【上・下巻】―理論・実験・社会―』(名古屋大学出版会)を図書館で予約。


上記記事の中の(夭折した)天野清の『量子力学史』は科学図書館で読める。

http://www.cam.hi-ho.ne.jp/munehiro/science/scilib.html#amano

そして天野清の科学史の先生桑木彧雄(あやお)については

http://www.cam.hi-ho.ne.jp/munehiro/science/scilib.html#kuwaki

こうして、私の認識できる世界は広がっていく。


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