2023年1月27日金曜日

堀辰雄『妻への手紙』

「あとがき 晩年の辰雄」で 堀多恵子が以下のようなことを書いています。

病気に触るといけないので、寝室から本棚を外に出してしまったら、好きな本が眺められず、堀辰雄が寂しそうにしていた。

涙なしには読めません。

堀辰雄 著 ほか『妻への手紙』,新潮社,1959. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1669238 (参照 2023-01-27)

なお、書簡もこの「晩年の辰雄」も筑摩書房の『堀辰雄全集』および『別巻』に収録されています。しかし、一冊に「妻への手紙」と堀多恵子の回想がまとまっているところに、この本の良さがあると思います。




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