2018年11月30日金曜日

図解の強力さを思い知る

 朝のテレビ「あさイチ」で、内田春菊さんが病気の話をしながら、タブレットでお得意の絵を描いていた。すると説明が非常にわかりやすい。昔、講師をしていた時に、ホワイトボードにポンチ絵をよく描いたが、今から考えると下手な絵で理解を助けなかったのではないかと忸怩たる思い。


 春菊さんが使っていたソフトはClip Studioというものらしい。調べたらおためし版があったので、iPadにインストールしてみた。これがはじめて描いた絵。ソフト自体は高機能だし、割と使いやすそう。でも、お金を払わないと、描いた絵をエキスポートできなさそう。そこで、画面の写真をiPad側の機能で保存してみた。遊ぶにはこれでもいいのかも知れない。100円ショップのスタイラスペンで描いたが、高価なペンならもっと良いタッチで描けそう。でもお遊びなのでやはりこれくらいが相応。



 絵を描くこと自体は、文字で書くことと同じように、思考を磨くのに有効そうだ。

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 昨日借りてきた「グレン・グールドの生涯」(オットー・フリードリック 宮澤淳一訳 2002年 青土社)を80ページまで読む。ピアノを弾きながら歌うのは声楽家の母親譲りらしい。子供の頃の怪我が原因で体が弱く、そのせいで夏でも体を冷やさないようにしていたらしい。手袋に外套にマフラー。ともかく、1955年にいきなりCBSでゴルトベルグ変奏曲を録音し、スターになる。これからが大変そう。コンサートピアニストから、「自分のため」の孤独なピアニストになぜ、なるのか。これからを読むのが楽しみ。

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 昼に、エサキモンキツノカメムシの写真を、マンションの廊下で撮った。



2018年11月29日木曜日

あれこれと考えすぎるのも考えもの^^;

 今朝考えていたこと。

 昨日再発見した「科学図書館」の新刊、桑木彧雄の『アインシュタイン伝』を、寝床でiPadで眺める。これを頑張って読破したいがとりあえず読みたい紙の本が10冊以上積んであるので、そちらにしなければ。でもこの「科学図書館」を運営されている方、梅田宗宏さんは、すごい。こんな方がいらっしゃるのでインターネットは価値があるものとなる。個人で営利目的でなくやっておられるようなので、私も見習いたい。



 電子出版アワード2018(第12回)というのがあるそうなので、「科学図書館」に票を投じておいた。

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 そのあと、個室で原子論の歴史を考えながらiPadをいじる。JKPはやはり便利だ。デモクリトスのことを調べたくなる。JKPで、文庫クセジュ「ソクラテス以前の哲学」の一節を読む。



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 朝のことはなんとか、iPadの画面の写真などで、思考を辿れるが、昨日以前のことは思い出せない。AmazonPhotoやFacebookは過去の年度の今日のコンテンツを思い出させてくれるので役に立つ。2016年の今日は「原子仮説」について考えていたようだ。なので、先程の記述ができた。ともかく前提はアーカイブ。

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 グレン・グールドは、モーツァルトを買っていない。ピアノ・ソナタならハイドンのほうが良いという。椅子へのこだわりも含め、彼の性格や音楽性についてもっと知りたくなって予約していた本「グレン・グールドの生涯」が届いたので、図書館に行って借りてきた。ついでにNHKをやめて医学部に入り直した島津有理子さんが紹介してくれた「薔薇の名前」と、書評校正を手伝った「ケルトの想像力」も借りた。重かった。



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 ことしのボーナスを前倒しで頂いた。昨年までの半額だが、十分にありがたい。これが最後のボーナスとなりそうだ。有効活用したい。と言っても借金の返済でかなり消えていくだろう。

2018年11月28日水曜日

夏でも手袋ってのはピアニストのたしなみか

 朝、起き上がる前に青空文庫の新規リリースで「寺田寅彦の追想」(中谷宇吉郎)を読む。海軍の飛行船の爆発の原因が新型無線機によることを突き止める話が出てくる。スペースシャトルの爆発の原因を突き止めたファインマンに似ているが、寺田寅彦と中谷宇吉郎のほうが頑張った印象。

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 朝だけだったが天気が良い。桜の木の葉もすっかり落ち加減。以前の今日撮ったような美しい枯れ葉が少ない。


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 昨日借りた、「グレン・グールドは語る」(グレン・グールド/ジョナサン・コット 宮澤淳一訳 2010年 ちくま学芸文庫)を読み始める。同時並行でYouTubeのビデオを2つみた。

(1)Glenn Gould and Leonard Bernstein: Bach's Keyboard Concerto No. 1 in D minor (BWV 1052)

バーンスタインがこの若造のバッハは気に入らないと言いたそうな顔で指揮をする。その理由も冒頭で述べている。

(2)Glenn Gould - Off the Record

グールドのインタビュー番組。若々しい。しかし、服装がすごい。夏でも分厚い外套を着て、マフラーもし、手袋もしている。手袋はピアニストなので許せるが。ピアノを弾くときの小さな椅子も写っている。

 面白くなってきたので、伝記を一冊図書館で注文。これを先に読みたい。「グレン・グールドの生涯」

2018年11月27日火曜日

百鬼園先生は良い弟子を持って幸せだった

 「みみずくは黄昏に飛びたつ」を読了。

 村上式執筆術。第一稿は資料など参照せず、文章の勢いと話の流れを大切にして書き上げる。一日10枚程度。翌日書く時は前日の原稿をざっと見て少し手直しをする。目的は話の流れにうまく乗り直すこと。これらの作業は全部パソコン上。書き終えたら、USBで編集者に送り、印刷してもらって、それを見て直す。

 川上未映子が鋭く、冷静に質問をするが、大抵はうまく受け流す。同じ作家として共感するところは話が盛り上がる。しかし川上未映子が「女流」と呼ばれることに、怒りを見せるところではノーコメント。字面上は、ちょっと、冷たいかも。

 ともかく。面白いインタビュー本だ。「騎士団長殺し」をまた読んでみようと思わせる。実はそのために出版された本かもしれない。

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 さきほどの本もそうだが、最近読むのはほとんど図書館本か過去に買っておいた本。新しい本は買うカネがないので仕方ない。

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 「実歴阿呆列車先生」(平山三郎 1983年 旺文社文庫)を読む。これは飲み仲間のI先輩に頂いた本。百閒の行状を書いた本。昭和24年には還暦のお祝いをしたと書いてある。平山三郎はお祝いの会の幹事の一人。百閒は明治22年、1889年生まれ。したがって私の生まれた昭和24年、1949年に還暦となる。生まれた月も同じだ。

 焼け出されて住んでいた小屋の小さな座卓。その短い方の辺に足を入れて無理やり座って、酒を飲んでいると足がしびれるので、時々立ち上がって足を伸ばす。終電近くまで飲んでいる。その間百閒の奥様は眠れないのでさぞ迷惑だったろう。しかし、平山はたびたび、百閒の錬金術(つまり借金)の手助けをしていたので、帰ってくれとは言えなかっただろう。

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 夕方、図書館でまた2冊借りてくる。

2018年11月26日月曜日

IT関係者なら必見のドラマ

 11時、毎月定期的に診てもらっている内科医院へ。5分位の簡単な診察だけで、毎月決まった薬を処方される。中性脂肪と悪玉コレステロールを下げる薬。それと皮膚のかゆみ止めの抗アレルギー薬。血圧を下げる薬は、昨年春以来飲まなくて良くなった。したがって薬代も安い。1200円程度。診療費と合わせると2700円。来年、70歳になったら、2000円を割るだろうと皮算用。

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 午後は読書の予定だったが、テレビドラマ「シリコンバレー」の続きを見始めたら止まらず、第4シーズンからはじめて、第5シーズンの途中まで観てしまった。第3シーズンまでと違って、字幕版となり、さいしょは違和感があったが、慣れたらかえって面白くなった。洒落も一部だが何となく分かる。

 第5シーズンは2018年配信なので、最近の話題、AIやVRも皮肉を交えて描かれる。主人公の率いるベンチャービジネスが架空の(でもAppleを思わせる)大企業とやり合う。大企業のトップは一時会社を追われて、アジアの寺院で座禅をくんだりする。笑える。


2018年11月25日日曜日

貴乃花じゃなくて貴景勝おめでとう!

 「みみずくは黄昏に飛びたつ」の103ページ。グレン・グールドのゴルトベルグ変奏曲1955年の演奏は、グールドの右手と左手が独自にやりたいことをやっているのだと。このように精神をスプリットできれば面白いことができそうだとのこと。

 村上さんのようにレコードは持っていないので(なにしろゴルトベルグ変奏曲だけでも15種類!あるそうだ)、YouTubeで探して聴きながらこれを書いている。他と聴き比べないと、村上さんの言っていることが理解出来ない。明日いろいろ聴き比べよう。



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 夕方、大相撲九州場所の千秋楽を観る。貴景勝が勝ち、栃ノ心と松鳳山のすごい一番が終わり、高安が負け。結局、貴景勝が優勝。高安が優勝できなかったのは残念だったが、貴乃花の愛弟子が仇をとったと思うと、気がおさまった。

 目をうるませながら君が代を歌っている貴景勝の右奥で、上品に歌っているのはマドンナ。ことしの見納めなので、写真を撮らせてもらった。


2018年11月24日土曜日

四階建て家モデルのうち、地下二階は他の家とつながっているだろう

 昨夜は第二シーズンの第八話までとこのブログに書いたが、その後、「シリコンバレー」の第三シーズンの最後まで観てしまった。全部で12話。一話は30分なので、6時間かかった。朝の3時過ぎまで。徹夜はしなかった。起きたら7時45分。Jのボランティア花壇手入れがあるので、あわてて食事の支度や、風呂の掃除、ゴミ捨てなどを行う。

 サラリーマン時代のように、急いで朝食を食べたら、全然味がしない。考えてみると、平日はこれを数十年続けたわけだ。もったいない。食事は朝でもゆっくり味わってしないといけない。と考えながら朝風呂に入る。

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 「みみずくは黄昏に飛びたつ」を読んでいたら、例の村上春樹さんの4階層の家モデルを、インタビューアーの川上さんが図に書いていた。自分で書き直してみたら、こんな感じ。



 二階部分は、人間の個人的部分。たとえば作家なら書斎。一階部分は社会的生活の部分。家族や隣人はここに出入りする。地下部分には時々わけのわからないものもあるが、大体の人は時々ではあるが自由に行ってみることができる。地下二階部分。ここに何があるかは誰もわからない。作家はここに潜って材料をとってくることに長けていなければならない。無意識の世界という人もいる。

 自分で絵を書くと、より深くこのモデルを考えることが出来るような気がする。あとで人に説明もしやすい。

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 校正の仕事も一時間行った。

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 今夜また、「シリコンバレー」観ようかな。この後は字幕版しかないので、途中で寝るかも知れない。

2018年11月23日金曜日

宇宙ステーション内でも音楽を聴いているだろうか



 ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を今日も聴き続ける。Naxosでこの曲を検索し、人気順に聴いていく。
(1)マルタ・アルゲリッチ  (ピアノ) ケルン放送交響楽団   1985年録音
(2)マルグリット・ロン (ピアノ) コンセール・ラムルー協会管弦楽団 1932年
(3)サンソン・フランソワ  (ピアノ) パリ音楽院管弦楽団 
などなど。このなかだと、(3)がいいかな。100件近くありそうなので、全部聴くとしたら数週間かかりそう。飽きなければ。

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 聴きながら校正の仕事を一件片付ける。書評の対象本をまた予約してしまった。「ケルトの想像力 歴史・神話・芸術」。ヨーロッパ文明のルーツはギリシャ・ローマだけでなく、ケルトを含む多様なものだったという趣旨の本らしいです。

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 「みみずくは黄昏に飛びたつ」を少し読む。長編小説は毎日10枚ずつ、一年にわたって毎日書く。書き直しを好きなだけしたいので締切のある仕事はしないのだそうだ。すごい。

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 「シリコンバレー」も面白くなってきたので、第2シーズンの8話くらいまで観る。出資者とベンチャー起業家のやり取りや、ベンチャー同士の駆け引きが面白い。主人公はこのまま技術重視の仲間同士の会社を維持できるのか。

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 夕方、相撲が終わったので、買い物に出る。その道すがら駅の脇のP薬局の前で、雲間の国際宇宙ステーションを見たので、iPhoneで写真を撮ってみた。かろうじて写っている。写真の真ん中。twitterの記事の予告どおり18時4分。


2018年11月22日木曜日

記憶のキャビネット

 ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調が昨日から好みとなり、YoutubeやAppleMusicやナクソスなどで探して聴いている。1楽章もいいが、特に2楽章の優雅さに惹かれる。誰の演奏が自分にとってベストか、聴き比べを続けたい。

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 「みみずくは黄昏に飛びたつ」(川上未映子・村上春樹 2017年 新潮社)を読み始める。人の心の中にはみなキャビネットがありそこに記憶が入っている。作家はその記憶を自分の都合にのいいタイミングで取り出して作品に反映できる…という話が興味深い。記憶は誰にでもできるが、それを必要なときに探し当てられるかが問題だそうだ。

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 夕方、月例のカラオケ飲み会に青葉台へ。I氏、S氏ともに昔ほど飲めなくなったが、ともかく毎回出てこれるというのが、なんとか健康な証拠。現金が心細いので、またカードで支払いをする。そういえば、飲み会の話題で「戦後日記」での百鬼園先生の窮迫ぶりが話題になった。カネはなくとも酒は飲んでいた話。

 I氏には百閒先生の文庫本をまた2冊いただく。



 帰りの乗り換えで気づいたが、長津田駅の東急線ホームにホームドアが設置されていた。まだ動いていなかったので、駅員さんに質問したら、来月上旬から使い始めるそうだ。良いことだ。



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 BTキーボードが不調。電池切れかも。100円ショップのマンガン乾電池に変更。

2018年11月21日水曜日

「レナードの朝」も、「シリコンバレー」も興味深い

 「レナードの朝」を読み続ける。嗜眠性脳炎という今では聞き慣れない病気、の後遺症でパーキンソン病的な症状も発生する。嗜眠性脳炎は、第一次世界大戦ころに流行ったが、日本脳炎と似た症状を呈し、現在は殆ど見られない。ウィルスが原因と言われており、インフルエンザと関係があるとも言われている。



 この本の症例を読んでいると、非常に恐るべき病気で重症患者はほとんど回復の見込みがなかったようだ。その中でも、この本に取り上げられた患者は、症状が改善しているときには、いや悪いときにも実は、人間の尊厳は失わない。表面的には恐るべきことになっていても…

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 気分転換にドラマを観る。Facebookである方に紹介してもらった、「シリコンバレー」 (吹替版)。ITベンチャー会社を舞台にしたコメディーだろうと軽い気持ちで見た。まさにそのとおりだが、とても面白い。技術力だけで経営には未熟な若者が、手探りで、友人たちの助けを借りながら、「会社」を立ち上げていく。IT会社に関係したことがあるので、興味深く見てしまうが、単純に若者が「大人」(従来の大人とはちがう人間)になるドラマとして見てもおもしろかろう。



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 図書館でまた3冊借りてきた。



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 夜は、鍋料理を作る。野菜(含む人参)やきのこや白菜、ネギをじっくり煮て、その出汁で鶏とイカのつくねを煮る。さっぱりしているが味わい深い。

2018年11月20日火曜日

王林を食べ、スペイン語を学び、「レナードの朝」を読み、オリオン星雲を捜す…楽しい一日

 今朝の林檎。王林。甘く香りも高い。栽培量も多いそうだ。スマートな形(背が高く)で、鮮やかな緑色のが美味しいと思う。黄色味が強いのはは熟れすぎ。



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 一昨日、市立図書館本館で手続きしてきたので、電子図書を読んで見る。「スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界」というややこしい本を借りて、読んでみた。フランス語は発音や表記や数の数え方が難しい、スペイン語のほうが学びやすいと書いてある。表題に即した話では、英語のベースはドイツ語に似たゲルマン語で、術語などはラテン語から来ているのだと…



 興味深い。
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 校正の仕事を一つやり、その後はコタツに引きこもって「レナードの朝」(オリヴァー・サックス 春日井晶子訳 2015年 早川書房)を読み始める。前置きが長い本だ。100ページくらい読んで、やっと本題が始まる。ただし、前置きも読ませる。


 
 患者を精神の荒廃に追い込む嗜眠性脳炎も、患者の高次の脳機能、知性、判断力、洞察力、ユーモアはなかなか奪えないのだそうだ。この本の内容は「アルジャーノンに花束を」に似ているらしい。ただし、専門家の立場で書かれている。

 映画も観たい。



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 2013年にベランダで撮った写真。オリオン座周辺の星がよく写っているのに我ながら感心した。


2018年11月19日月曜日

コタツ読書、開始

 14日に、「帰ってきたヒトラー」(ティムール・ヴェルメシュ 森内薫訳 2014年 河出書房新社)と、「オールドレンズの神のもとで」(堀江敏幸 2018年 文藝春秋)を並行で読み始めた。今日やっと読み終えた。

 途中にいろいろ別の用事が入ったので、完全に集中しきれないまま読んでしまった。題材にピンとこないところもあった。

 ともかく読み終えられたのは、コタツの効用かも知れない。

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 引き続き、「須賀敦子の本棚」(2018年 河出書房新社)を拾い読みする。同じ題名の翻訳本シリーズ(全9巻)も刊行が始まっている。残念ながら、このシリーズはまだ図書館にはない。


 
 仕方ないので、別の本を予約した。



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 朝の掃除をしながら、窓の外を眺めたら、近所の保育園児がたくさん電車見物に来ている。実は毎朝のこと。電車に手を振るが、お客さんはほとんど反応しないが、車掌さんはたまに手を振り返す。


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 今朝のテレビフランス語講座では、黒木華さんが美味しそうに「ポトフ」を食べていた。急に食べたくなったので、お手軽ポトフを夕食に作って食べた。豚のブロック肉でなくて、ウィンナソーセージで出しをとっているので、すごく美味しいわけではない。ただし、一緒に入れた大量の野菜の出しで、まあまあ食べられる。

2018年11月18日日曜日

体のことを考える日曜日

 コタツ設置プロジェクトは終了。無事にコタツは完成した。

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 しかし、コタツでのんびり読書するのは明日以降に延ばした。今日はY市の「文化創造拠点」(図書館プラス多目的ホール)での、「人生を変える!自律神経セルフケア術」という講演を聞きに行く予定だったのを忘れていた。講師は、順天堂大学医学部教授小林弘幸さん。テレビでよく見かけるお方。1000名入れるホールを満員にする人気者らしい。

 話はたしかに面白いし、ここで述べられた注意を守れば健康になれそうな気がしてくる。腸内細菌を健全に育てるにはヨーグルトを食べるだけではだめで食物繊維が必要だとか、就寝前3時間以内に食べてはいけないとか、寝る前のスマホは厳禁で入浴も寝付きが悪くなるのでだめ。まあ、言い古されたことではあるが、説得力ある口調に迫力がある。明後日もNHKの番組に出演するそうだ。


 なお、「読書」は老化防止によいという話を、小林先生もおっしゃっていた。あとはよく歩くことと、毎日日記を書くこと。

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 せっかく図書館本館に行ったので、分館では出来ないこと、電子図書館の利用申込をした。すぐIDを発行してくれた。ついでに、国会図書館ブのデジタル化資料送信サービス(図書館送信)の加盟館になるように依頼をしておいた。実現するといいのだが。

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 軽い食事をとって、帰宅したら5時になってしまった。残念ながらコタツ読書はなし。

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 最近疲れているので、買い置きの肉でビフテキを焼いて食べた。うまかった。元気回復。

 会社(S&S社)の社長の息子くんがU-23のレスリングワールドカップで優勝したと聞いたのでもっと気分が良くなった\(^o^)/

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 図書館(いつもの分館)で、また2冊借りてきた。先日の読書の医学つながり。


2018年11月17日土曜日

コタツでボジョレーヌーボー

 あまり寒くないので、気合が削がれたが、ともかくコタツ設置プロジェクトを進める。設置場所にはすでにコタツは置いてあるが、周りやコタツの下を相当片付けないといけない。狭い家なのでワークスペースがない。必然的に「倉庫番ゲーム」をしないといけない。今回の問題は百科事典約20冊。これはコタツの向こう側の床上に並べることにした。コタツに入りながら読んだり枕にしたりできるだろう^^;

 干しておいた敷物掛物を使ってなんとか設置。したら、そのコタツ掛けは洗濯してないので、好天の今日のうちに洗います…と天の声。画竜点睛を欠くのだが昼前に設置完了。やはり暖かい\(^o^)/

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 午後はYの誕生日お祝い。一日早いが、明日はMちゃんと二人でお祝いするそうなので、ささやかに祝った。ボジョレーヌーボーとお寿司。たまたま買っておいたサバの燻製が妙にうまい。



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 ということで、今日の読書ははかどらなかった。明日からはコタツという強力なツールのおかげでどんどん進行するだろう。

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 ところで、今朝見つけたRadio Classiqueというサイト。なかなかいける。iOSでもブラウザでも聴ける。気楽に聞けるしコメントが短く、フランス語聞き取りの練習に良い。



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 「路上写真」も、寿司を買うついでに、駅前で撮った。


2018年11月16日金曜日

「医学は何ができるか」より「The Youngest Science」という原題のほうがいいと思う

 今更ながら、「シティボーイズ」のコントの面白さにしびれている。チコちゃんの番組のおかげかも。大竹まことをよく出演させているので。

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 「医学は何ができるか」は昨日読みはじめて、今日の午前中に読み終わった。最初の数章はクローニンの自伝と自伝的作品をやや平板にした感じだったが、後半になると医学研究の話題を縦横に取り上げて、平易にそして冷静に語ってくれている。どこかアシモフの科学エッセイに似ている。これが、ベストセラーになったのであれば、当時(20世紀末)のアメリカの読者の知的水準は高かったといえよう。

 非常にリベラルな考え方を持った著者で、大学の経営もやったが、研究者には適度に予算を渡すだけで、研究内容に干渉してはいけないと書いている。

 訳文も読みやすい。このあと、同じ著者の「科学者の夜想」とオリバー・サックスの「レナードの朝」を読む気にさせてくれた。という意味でも良い本であった。

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 勢いがついたので、「帰ってきたヒトラー」も読み進めて、下巻にとりついた。これについては明日。

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 寒くなってきたので、コタツを作ろうと考えたが、まずこたつ布団や下に敷く敷物などを引っ張り出して、日に干さないといけない。今日はこの作業を行った。明日はコタツを置く場所を片付けにより確保し、設置するつもり。百科事典がコタツの下に潜んでいるので、これを移す場所を作らないといけない。

2018年11月15日木曜日

あまりに良い天気で仕事ははかどらず

 今朝の林檎。早生ふじ。大きい。少し形が歪んでいたので安売りされていたが、本来は高級品として250円位で売りたいところだろう。味も良い。


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 鎌倉古道の話をテレビでやっていた。割と近くに遺跡がありそうなので、調べて見に行来たくなった。




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 我が家のベランダ用の花の苗を買いたいとの天の声により、午前中はホームセンターへ。抜けるような青空のもと、クリスマスツリーが飾られていた。



 先日脅かしたカエルも元気そうだった。店ではモリアオガエルと主張しているが私はシュレーゲルアオガエルと疑っている奴。可愛いね。



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 帰ったら、疲れたので校正や書評の勉強はお休みして、図書館本をもう一冊読み始めた。

 「医学は何ができるか」(ルイス・トマス 石館・中野訳 1995年 晶文社)。自伝的医学エッセイというべきか。イントロではクローニンを思い出したが、読み進めると現代的にドライな記述になってくる。達意の文章であり、訳文も読みやすい。明日には読み終えそうだ。

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 連敗の横綱稀勢の里は、ついに今朝休場を発表。仕方ない。ゆっくり休んでほしい。
 右からの攻めがないので右手が痛いのかと思ったら、初日に右足負傷とのこと。その日の相手貴景勝は今日も勝ち5連勝。
 
 こうなったら貴景勝が優勝してほしい。

2018年11月14日水曜日

書評の練習を始めました



 「NetGalley」で、今日は一日遊んだ。かなりの確率で希望本が送られてくる。昨日のものと合わせて6冊になった。そこで、「書物のある風景」を読み(というより画集に近い本なので眺め)、レビューを書く練習をした。これはすでに10月29日に出版済みの本で、評判も良さそうなので、気楽に練習をした。

 Twitterとも連携させて、レビューした旨をツイートしてもみた。


 
 大体うまく出来たが、自分のプロフィールが昨年会員に申し込んだときのままで、現在は事情が変わっていることを、反映させたいのだが出来ない。これには明日以降対処することにする。

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 図書館本も読まないといけない。



 「帰ってきたヒトラー(上)」(ティムール・ヴェルメシュ 森内薫訳 2014年 河出書房新社)と、「オールドレンズの神のもとで」(堀江敏幸 2018年 文藝春秋)を並行で読み始めた。どちらも面白い。

2018年11月13日火曜日

「無意識」の分析はむつかしい(出来ない?)が、活用はできるはず

 今朝の林檎。シナノスイーツ。甘い。美味。



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 「意識は傍観者である 脳の知られざる営み」(ディヴィッド・イーグルマン 大田直子訳 2012年 早川書房)読了。脳内の「数多く」の無意識「プロセス」達の議論の末、意識にうかび出る人間の決断。脳内民主主義。この考え方が珍しく、面白かった。精神疾患を持つ犯罪者の(処罰にでなく)更生に重点を置いた考え方をすべきという主張も頷ける。

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 無意識と意識の関係について、過去の読書から考えてみるという新ブログテーマを思いついた。構想を以下にメモしてみた。

→『文章作成と無意識』

文章を書きながら考え、また書く。この過程でどのように無意識の影響があるのか。あるいはそもそも無意識が主導して我々に書かせるのか。

文学者達の経験から来たと思われる意見をその著作から拾い集める。

(1)村上春樹、「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」
222頁など
(2)夏目漱石、「夢十夜」
(3)内田百閒、「(未定、すべて?)」
(4)辻邦生、「モンマルトル日記」の「ユリアヌス」執筆、イメージの連鎖
(5)ト一マス・マン
(6)芥川龍之介と睡眠薬
(7)プルースト
(8)ワインバーグのさがす自然石は無意識中に転がっている


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 今日も夕方の買い物のついでに、図書館で三冊借りてきた。



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 NetGalleyという、発売前の新刊書のゲラを読めるサイトの会員になっていたが、今日自分のプロフィールを書き直したら(このブログに言及した)、すぐ希望本のゲラ(DRM付きPDF)を送ってくれた。ブログ続けていて良かった。でも新たに読む本が2冊増えて、都合ただいま12冊(T_T)

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 校正業務はノルマを果たしたが、追加でもっとやろうと、記事を選択中。調子が出てきた。

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 調子が出ない稀勢の里。三連敗。めげずに頑張ってほしい。引退してはだめだ。

2018年11月12日月曜日

「百鬼園戦後日記」は日記好きの人と内田百閒ファンには超オススメです

 「百鬼園戦後日記」を読み終えた。十日かかった。新居に移ってからは明らかに生活が変わって、普通の(?)文士生活に戻れたのは喜ばしい限り。それまでの3年間は、トイレも風呂も台所もない、キャンプみたいな生活だったので、原稿を書けなかったのは当たり前といえる。むしろ、そんな中で日記は克明に書いていたのと、お酒をしっかり飲み続けたのは素晴らしい。克明に書いている項目は、旧暦日付、気温、酒の量と、引っ越し前は酒の値段、起床時間(わりと寝坊)、体調(喘息発作と不整脈=結滞の有無)、原稿を断った相手の会社名と氏名。原稿料や印税の受取額。そして、こまめに出版社などに出かけている。

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 これらのことを、読者を想定しながら、余裕と諧謔をもって書き続けたのには頭が下がる。

 この時期には錬金術の成果として「贋作 吾輩は猫である」を書いたらしいので、これを次に借りて読むことにする。

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 「日記」上下二冊と多和田葉子さんの本を返して、次の3冊を借りてきた。買い物ついででなく、午前中に図書館だけに行ってきた。iPadを館内で貸し出しているが、ぜひ国会図書館デジタルの一般向けでない本の閲覧もできるようにしてほしい。図書館に働きかけてみよう。



***
 校正のオシゴトをやっていたら、プリンターのインクが無くなって困った。純正インクは高い。そこで、画面だけで校正をした場合の見落としを防ぐため、テキストの読み上げ機能を活用しようと思い立った。今日行った一ページをMacの「スピーチ」機能で読みあげさせて、一方でiPadに転送表示させたオリジナル原稿と突き合わせる。少しずつ区切って行うほうが正確かもしれない。

 うまく出来るようになったら、そしてWindowsでもできることを確認したら、事例としてSlackで仲間に知らせたい。「もうやってます」という人と、知らなかったという人がいるだろう。

2018年11月11日日曜日

書評の読み方と書き方の勉強

 「百鬼園戦後日誌(下巻)」。新居に引っ越して、仕事ができるようになり、執筆活動にいそしむ。「錬金術」の後始末で、たくさん原稿料を稼がなくてはならないので、同時並行で多くの執筆を抱え込む。でもお酒は控えない。宮城道雄だが琴開きをしてくれ、酔った勢いで琴を演奏することもしばしば。

 酒やつまみを買った場合かならず価格が書いてあるので、当時の物価がよく分かる。インフレにおどろく。酒の価格は今の数分の一。日用品などの価格は二十分の一以下なのに。

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 書評の歴史や有名サイトについて少し調べている。国会図書館のページに、「ALL REVIEWS」が紹介されて居たので嬉しくなった。書評の書き方の手引きも見つかったので、自分でも真面目なのを書いてみたくなった。

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 昨日、息子殿の土産にしたので、カリンのジャムがなくなった。追加を午後作った。今日のカリンは固い。水を少し加えて良く煮ないといけないようだ。

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 あまり意味ないが、今日の記念写真。iPhoneの待受画面。


2018年11月10日土曜日

良い土曜日だった

 息子殿が来てくれた。先月だったが、Jの誕生日のお祝い。まずは花束。Mちゃんが大半を出資したらしい。カード付き。


 私の花束850円の三倍以上の値段(T_T)

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 つきじ治作の水炊きセットも持ってきてくれた。夕飯代わりに3人で食べる。美味無双。


 通信販売もしているそうです。4000円。

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 私へは、パリの名所ポップアップ絵本。サン・ジェルマン・デ・プレのお土産屋さんで17.5ユーロ。面白いというか可愛い。ほかにスイス航空の機内誌とパリ市内地図ももらった。




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 お返しにおでんセット、手製カリンジャム、マンションの庭で収穫したみかんを持たせた。

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 「百鬼園戦後日誌(下巻)」。やっと(昭和23年春5月)、錬金術で三畳間三部屋の御殿が建った。奇跡的。預けていた焼け残りの蔵書などを搬入し、机も買ったので、これからは仕事が捗りそうだ。

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 校正業。今月分の書評の校正を一つ済ませた。