2018年9月30日日曜日

台風を気にしながら読書と勉強

 台風24号がこれから首都圏を直撃しそうで、雨と風が強まりはじめた。町内会の集まりが中止になった。来週も運動会があるのだが、25号が発生しておりこちらも不気味。

 
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 Juliaの勉強。
 関数の前まで来た。累乗のところまで。



 天文学の勉強。昨日読んだスライド資料のまわりのPDF資料をiPadにダウンロードしてよんで遊ぶことにした。iOS標準のファイル・ビューアーでも手書きメモを追加できるのが便利。「現代天文学入門」、「宇宙物理概論」。

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 先日校正をさせていただいた岸本葉子さんの書評。彼女の読書遍歴が垣間見える。アーウィン・ショーの翻訳本を引用しているのだが、明らかに彼女は常盤新平さん訳の本が書棚にありそれを引用している。しかし現在手に入りやすいのは別の訳者の版本。書評読者のためには手に入るものを紹介せざるを得ないというジレンマ…というほど大変な話でもない。

 私も昔の本を他人に紹介するときには、手に入りやすいものを選ぶだろうが、自分のなかでは旧版を大切にしていくのだろう。

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 森鴎外の「かのように」を眺めていたら、「フウベン形の瓦斯暖炉」というのが出てきた。「フウベン形」とはどんなものだろうか。Googleでいろいろ検索し、ジャパンナレッジをひっくり返してみてもわからない。(瓦斯)暖炉の歴史を調べないとだめだろう。

 この小説の主人公は洋行してたくさんの書籍を買い集め、実家の広い部屋に書棚をあつらえて書籍を収めて緑の布で書棚を覆う。毎日読書三昧。まるで「虞美人草」の甲野さんをもっと家庭的に幸せにしたような人だ。大きい書棚というところが羨ましい。

2018年9月29日土曜日

金木犀の花の香りは秋の深まりを告げ学習意欲をかきたてる

  2002年の写真。セセリチョウの仲間。ジェット機みたいに飛ぶ姿に魅せられていた。



 同じく2002年の金木犀の写真。やはり今年も咲いて香っている。この香りをかぐと、なぜか漱石の「こころ」を読みたくなる。



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 朝は、珍しく天文学の勉強をした。大阪大学理学部大学院の講義のスライドを見せていただいた。この講義くらいのことを理解できれば天体物理学の謎(私にとっての)が解けるかもしれない。




 主系列星のスペクトル。同じパターンで暗線が見える。これでこれらの星が同一の構造をしていることがわかるのだろう。



 連続スペクトルは荷電粒子が加速度運動をしているから。うーむ、よくわからないが、なるほど。



 X線発生装置。卒業実験で使ったのとほとんど同じ。なつかしい。それだけ。



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 図書館から借りている、「失われた時を求めて 5」(高遠先生訳)の貸出期限が近い(10月1日)ので、中断していたところから読み始める。全く違和感なくすぐ内容に溶け込める。これも訳文のわかりやすさと、詳細な(かつ面白い)訳者注釈のおかげだ。



 戦術史の議論のあたりを読んでいると「戦争と平和」を思い出してしまう。とにかくこの主人公は饒舌。つまりプルーストの筆は縦横無尽。これを手書きしていたとすると、そして修正をくりかえしていたとすると、すごい能力だ。

 残りは100ページ弱となった。読み終わったら、最新刊(6)を読み始めよう。これは紙の本で買ってある。

2018年9月28日金曜日

「金星のなぞ」国会図書館から借りだしたい。

 Twitter、で「火星で暮らす」話というのを読んだ。居住用ドームを作るとか…そういえば…

 連想したことがる。「金星のなぞ」という本。子供の頃読んで面白くてぞくぞくした。
 調べた。国会図書館デジタル・アーカイブを。

 一見したら「ムーア」が原著者とある。「ムーア SF」で調べたら「C.L.ムーア」がヒット。ああそうかと彼女の著書を探したがそれらしきものなし。

 おかしいな?

 改めて、パソコンを開けて国会図書館デジタル・アーカイブへ。詳しい書誌を見る。すると「パトリック・ムーア 1923−」と書いてある。



 「パトリック・ムーア」で検索した。すると、「少年少女世界科学冒険全集13 金星の謎ムーア:作 塩谷太郎:訳 小松崎茂:表紙・口絵 講談社 昭和31年」。これがその本だ!



 ほしいがこの古書店で6千円だそうなので諦める。英語で読めないか探してみよう。原題は「World of Mists」。金星には濃い雨雲がたちこめほとんどいつも土砂降りで、地面もほぼ海で覆われているという設定だった。地球人のドーム基地は小さな島の上にある。読みたいなあ。

 なお、Patrick Mooreさんは英国の大アマチュア天文学者。天文学を中心とした著書たくさん。

 訳者 塩谷太郎さんも少年少女文學の訳書多数。

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 午後はNHKのアナウンサー島津さんが辞めて医学部に入ると知り彼女の経歴など調べたら、ある番組で「薔薇の名前」を紹介した話に逢着。「薔薇の名前」、面白そうなので図書館に行ったが貸出中。島津さんの番組のビデオがYoutubeにあったので観ることにした。すると、非常に面白い。エーコの「理論的に記述できないことは、物語で語れ!」という意味のことばも気に入った。



 一ヶ月前にエーコのファシズムの本は読みきれなかったが、「薔薇の名前」は、ぜひ読んでみたい。映画は…さっきのビデオでさわりを全部観たのでいらないかも。

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 夕方、「芥川龍之介雑記帳」(内田百閒 1986年 河出文庫)を読む。哀切。芥川をまた読みたくなった。

2018年9月27日木曜日

気分がすぐれないときに読むべき本もある

 秋だけど、「夜来風雨声」だった。午後になって晴れてきた。今朝は気温が下がり、金木犀の花が香りだした。



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 2015年の今日にどこかで撮った石垣の写真が、今のお気に入り。「路上写真」の延長。



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 昨日の飲み会の後遺症(二日酔いとも言う)で、今日は仕事にならない。頂いた内田百閒関係の文庫本を整理してみた。

 内田百閒著の旺文社文庫は39冊くらいあるようだ。このページ(「夢現半球」)にお世話になり、知ることが出来た。ありがたい。今回頂いたものと以前から自分で持っていたものを合わせて22冊、手元にある。来月あと10冊位頂けるようなので30冊くらいになりそう。こうなると、男の子としては全部集めたくなるだろう。誘惑に負けない強さが必要となる^^;


 2冊ほど試し読みした。一冊はお弟子さんの平山さん(「ヒマラヤ山系」さん)の「実歴阿房列車先生」(これはさっきの39冊の範囲外)、もう一冊は「芥川龍之介雑記帳」(河出文庫)。



 ペーソスと言うか、あまり景気が良くないお話を読者をそらさず読ませるテクニックがすごい。遅筆だったと言われるがむべなるかなである。二日酔いのときに読むのに丁度よい。

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 朝ドラ「半分、青い。」では、親友が津波で亡くなったのを悲しむ主人公に、病気で奥様を亡くした近所のおじさんが、「悲しむのをやめなくていい。悲しみを受け入れて暮らせるようになる」と諭していたが、内田百閒も同じようなことを文章の中で述べている気がした。

2018年9月26日水曜日

懲りずに今度は古本をもらってきた^^;

 雨の中、飲み会に出発。青葉台駅ビルの蕎麦屋で先輩お二人と蕎麦湯割りを飲む。途中、話の中で出てきた共通の知人の名前がどうしても思い出せなかったが、家に帰り、寝支度をしていたらぽんと頭に思い浮かんだ。I島さん。千葉に住んでいた。

 一緒に飲んだI田さんから、内田百閒の旺文社文庫を何冊かいただいた。うちに帰って調べてみたら、3冊ほど自分の蔵書とダブっていたが、あとの8冊は持っていなかった\(^o^)/


 あしたからすぐ読むかは疑問だが、まあ、今年中に読むことにする。話によるとあと10冊ぐらいはあるらしくそれも次回持ってくるとのこと。嬉しいような哀しいような複雑な気分。じゃなくて嬉しい。家人には叱られたが。

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 出かける前に、昼寝しようとしたが眠れず(昨夜よく寝たので…)暇つぶしに、「ゲゲゲの女房」の131話以降をiPhoneで観る。スランプに落ちいったが、昔の弟子(アッキーナ)に誘われて小学生と川遊びに行き、妖怪小豆洗いに出会ってまた仕事への意欲を湧かす。金のためでなく、本当に大切なことを世間に知らせるために仕事をする。つまり初心に戻るというあたりのお話。

 あらためて感じ入った。今回の校正・編集の仕事も本を読む楽しさをもっと世の中に広げるために頑張ろうと思った。ボランティアなので金になるという心配はないわけだが…

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 帰ったら、家人はお気に入りだった相模原のデパートが来年閉店すると騒いでいる。殿様商売が時代についていけなかったのか。

2018年9月25日火曜日

フツーの一日

 夕方、図書館に行く。雨の中。この2冊を借りてきた。




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 「マロニエの花が言った」その後。

 藤田のパリへの旅立ち前。

 葛飾北斎らに傾倒、黒田清輝が藤田の卒業制作批判、鴇田とみとの恋愛と結婚、新宿百人町の新居。
 1913年6月、日本郵船三島丸で「颯爽」と*単身*マルセイユに向け旅立つ。

 藤田の行動はますます痛快になっていく。

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 最近の日課(たまたまの日課かも)
(1)10時〜11時半
 ALL REVIESの書誌情報編集作業。今日は他の方が編集した結果のチェックを行ってみた。ゆっくり行う。本当は紙に打ち出してチェックするほうがいいと言われているが、費用がかかるので27インチディスプレイなのを幸い、ウィンドウをいくつか出して比較しながら行う。

 夕方、リーダーのOKが出て、今後は編集入力とチェックの二刀流を行って良いことになった。

(2)11時〜14時(途中昼食)
 映画「LOOPER/ルーパー (吹替版)」の続きをAmazonビデオで見る。タイムトラベルもの。ターミネーターよりはスケールが小さいが、面白い。

(3)14時〜14時半
 Juliaプログラミングの勉強。プログラミングよりは例題題材の基礎的数学のおさらいをするのが面白い。例えば複素数の掛け算と割り算とか。




(4)14時半〜
 上記のとおりの読書、と、部屋の片付け。

(5)18時〜
 夕食。ほうれん草入りオムレツを作った。まずまずの味。



2018年9月24日月曜日

個人で音楽を聴くのはストリーミングが今後の主流だろうが、LPやCDも捨てがたい、両立させるのが一番

 2013年のピンホール写真(一眼レフ使用)。ちょっと面白いのでまたやってみよう。露出4分の1秒。ピンホールの大きさでもちろん写りは違う。



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 朝、Twitterを覗いていたら、松任谷由実さんの楽曲がストリーミングで配信開始されたとのこと。さっそく今無料サービスで使加入中のAmazonMusicに行ってみる。多数のアルバムがリリースされていた\(^o^)/



 そこで午前中は1970年台のアルバムを数枚聴いてみた。なつかしい。全く古びていない。こちらの耳が成長していなからかも…

 あとはまだ全面的にリリースされていない竹内まりやさんの曲が聞けるようになると嬉しい。

 印税はどうなっているのか調べてみたい気もする。

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 午後は「マロニエの花が言った」(清岡卓行さん)を読み進む。だんだん調子が出てきた。「フロー状態」。

 岡鹿之助、その祖父、父親、母親。岡田三郎助(先生)、森鴎外。ドビュッシー、ダミア、柳沢健、シュザンヌ。

 藤田嗣治、フェルナンド、ユキ、薩摩治郎八、ラヴェル、ジョセフィン・ベーカー、スーラ、クレー、石黒敬七。

 以上168ページまでに言及された人々(の一部)。さすがは「大河小説」だ。

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 やはり、ケーブルテレビ受信の費用(年間6万円強)を節約したくなってきた。BSアンテナは中古なら1000円で手に入りそうだ。支柱が必要だがこれも中古を探そう。

 NHKのインターネット配信がいつどのように始まるかも、調べておきたい。

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 少し、Juliaで遊んでみた。インストールが簡単なのにまず驚いた。


2018年9月23日日曜日

最近の照明器具は軽いので年寄りでも設置が簡単

 夕食の買い物から帰ってくると、外猫Amちゃん、Buちゃん、Arちゃんが集会を開いていた。議題はどうも「夕食の時間が遅くて困る」ということらしい。いつも餌をくれる方が彼岸参りにでも行ったのだろう。このくらいはテレパシーでわかるようになった。



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 昼食前、キャベツとかに風味かまぼこいりの和風パスタを作ろうとお湯を沸かしていたら、黒猫さんがLEDシーリングライトを届けてくれた。一旦火を止めて早速設置。10分で出来た。3日ほど「暗い」日々を送っていたが、なんとか「明るく」なった。8畳用で調光調色つき40W。4500円程度なのでな今の経済状態でもなんとかなる。




 この部屋に入居したときは130W、その後70Wのそれぞれ蛍光灯だったので、節電に努めているということ。他にも節電には、特に大震災以降努めており、2割近く電力使用量を減らしているが電気代金はまったく減らない。電気会社も変えたのだが減らない。電気料金が上がっていくのに追いつかない。困ったものだ。自家発電も考えていきたい。

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 困りついでに言うと、10月から放送大学の一般向けテレビ放送が見られなくなるのにも困っている。ケーブルテレビ会社の問い合わせてみたが放映の予定はないそうだ。BSアンテナを立てるのは共同住宅の規約でできない。
 もちろん入学金を払えば、つまり学生ならインターネット配信で見ることができるが。私のような立場の一般の視聴者はずいぶん困るだろう。インターネット配信でごく一部の科目だけは見ることが可能だが、これを増やしてもらえるように働きかけたい。

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 「プルーストを読む夏」読了。「マロニエの花が言った」を本格的に読み始める。この本は重いので寝ながら読んでいると、時々顔に落下して危険^^;

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 怒ってないで、昔の(2001年)の虫の写真でも眺めよう。これはツマグロヨコバイ、で良かったかな?色が綺麗だ。


2018年9月22日土曜日

今日の趣味は「客船」

 「マロニエの花が言った(上巻)」(清岡卓行さん 1999年 新潮社)と下巻を試し読み。上巻のはじめに岡鹿之助が26歳で渡仏する話が出てくる。1924年12月に筥崎丸(箱崎丸 日本郵船)で出発した。

 これを読んで、つい、「フランスへの献花 岡鹿之助文集」を図書館で予約。こうなると話が長くなりそうだ。



 下巻には詳細な参考書の一覧がついている。これも大変危険。何冊読むことになるか…

 ところで、「日本郵船 欧州航路を利用した邦人の記録」という楽しいサイトを発見。参考になるぞ。
 そしてここも参考になる\(^o^)/

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 「プルーストと過ごす夏」はあと、100ページ。これを読み終えたら、高遠先生のプルースト(5巻)に復帰する。「失われた時を求めて」はいつでも読みやめてそしてまた読み始めることができる自信がついた。

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 朝ドラ「半分、青い。」は大詰め。そよ風扇風機の発表会の途中で東日本大震災が発生した。あと一週間目が離せない。いままでは皆勤賞だ。
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 稀勢の里は10勝。よくやった。明日も無事土俵を勤めて欲しい。

2018年9月21日金曜日

二日酔いで読書ははかどらなかった、でも明日があるさ

 昨日の飲み会では例によって病気の話が主流。たとえば最長老のGさんは今年3月に悪性リンパ腫で摘出手術を受け、薬物治療と放射線治療をこない、全快。今回復帰して元気に飲みかつ話している。ご立派。すべて保険治療だったそうだ。

 次に次ぐらいに長老のTさん(前立腺がん精密検査で無罪放免)のオーストリア・ドイツ旅行のお土産のフランケンワイン。15ユーロの高級品をみなでいただく。うまかった。



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 きょうは軽い二日酔いだが、書籍情報編集の仕事を午前中2時間ほど。「ダブルチェック」の役割も引き受けることにする。そろそろ遊行期の行動に近づいたかも…

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 夕方、買い物のついでに図書館に寄り、清岡卓行さんの「マロニエの花が言った」(上・下)を借りてきた。大河小説1200ページ。重かった。2週間では読み切れないだろう。他の本もあるので。


2018年9月20日木曜日

ハンディを克服しつつ必死で頑張っている人間の足を引っ張るな

 「プルーストと過ごす夏」(アントワーヌ・コンパニョン他 國分俊宏訳 2017年 光文社)を半分読む。ずいぶん有名な本らしい。プルーストは哲学者でなく文学者。小説家である。という議論がオモシロイ。



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 書評記事サイトの校正作業はやればやるほど、いろいろな事態が発生し、ボランティアでやっている限りは面白い。これが給料を頂いてやる仕事なら、文句も出てくる。最近の方々はどう思うのか、今度飲み会があるので聞いてみたい。

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 夕方から、T口さんの主催の飲み会(開催場所は三軒茶屋の「くまちゃん」)に出かけた。平均年齢は70歳以上の集まりなので話題の半分は病気自慢。でもみんなたくましく肉体の危機を乗り切っている。エライ。

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 横綱稀勢の里は今日勝って9勝3敗。8場所まともに相撲がとれなかった後なので、立派な成績と言っていいだろう。まだ、引退などという人の気が知れない。人間挫折の後こそ強くなるが、そこであしを引っぱってはいけない。阿漕過ぎる。

2018年9月19日水曜日

須賀敦子さんが1953年留学時に乗ったのは「別の」平安丸でした



 「須賀敦子の方へ」(松山巖さん 2014年 新潮社)読了。出版された頃から読みたかったが、今回図書館で借りて一気読みした。マジメすぎるほど真面目な学生生活を慶応大学院一年目できりあげてヨーロッパに渡る。おとなしかった(と見えた)彼女がヨーロッパで学んでどう変わったかは、この本には書いてない。続編に期待。著作をよく読めばうかがい知ることはできるが。

 「戦う操縦士」が好きだったらしい。これは読み直してみる。学生時代に修道院に入ってしまった親友の話は「ユルスナールの靴」に出てくる。これも読もう。



 ところで、「須賀敦子の方へ」の最後を読むと、1953年7月2日に彼女は6700トンの貨客船「平安丸」でフランスに向かった、とある。「平安丸」? これは氷川丸の姉妹船の有名な船ではなく、戦後建造された船のようだ。なお、この本の表紙(上の
写真)には出発前に現在のリーガーロイヤルホテルで昼食をとった時の姿が写っている。

 須賀敦子さんの全集は持っていないが、図書館システムで調べたら、文庫本版も含めて2種類、きちんと所蔵されている。なので自分で買う必要はなさそうだ。他に単行本や彼女に関する本は多く70冊以上ある。これらを少しずつ読んでいく必要がある。

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 ALL REVIEWSの書籍情報編集は、いくらやっても終わらない。たとえば、先週校正した書評記事には実は6冊ほどの書籍情報がリンクされている。それを調べたら半数以上は編集の必要があるとわかった。あせらずやらなければならないだろう。

2018年9月18日火曜日

本を並行で3冊以上よむのは可能か?

 2011年の外猫Buちゃん。かなり若い。そのころから外猫はAちゃん、Buちゃん、Arちゃんがいる。この構成は10年近く不動。ずっとこの地域の人々に可愛がられている。



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 朝、iPadとiPhoneにiOS 12が降ってきた。しばらくTwitterを見て状況を見たが、大丈夫そうなので両方共アップデートした。特に問題なし。古い機種なので新しい機能は使えないけれど。音楽の低音の迫力が出たのでいいという意見があったが、私にはよくわからなかった。花粉症で耳が弱っているからかもしれない。



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 昨日図書館から借りた3冊の本は、どれもオモシロイ。三冊とも並行で読んでやろうとしているが、無理かも。



 ジャパンナレッジでも文庫クセジュで2冊面白そうなのを見つけてしまった。



 複数の飼い葉桶の間にいてどれから食べようか迷って餓死しそうなロバ(?)の気分。

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 ALL REVIEWSの書誌情報編集は、なにしろ数が多いし、複数の書評にリンクが貼られている。つまりm:nの関係なのでおいそれとはいかない。人海戦術で直す作戦のようだが、はて?

2018年9月17日月曜日

ゴーヤの苗の若さを見て自分の老いを考えさせられた

  いまさらだが、最近植えた種からゴーヤが生えてきた。もうじき寒くなるので実はならないと思うが、ベランダのグリーンとして自由にさせておく。若い葉の色が綺麗。


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 老いるとはどんなことか考えてみる。

 体力が衰える。疲れやすい。よく転びそうになる。足の第五指をよくぶつける。運転していて曲がるタイミングを逸する。

 仕事の判断力がにぶる。何でもないことを忘れて恥をかく。記憶がまだらに薄れる。怒りやすい。料理の味付けを間違う。本を読んでいてページをとばす。咄嗟に言われたことを理解できない。
 
 何かを取りに行くと歩いているうちに何を取りにきたのか忘れている。手順を教わると二番目以降を思い出せない。自分が考えた手順でもそうなる。電話番号を忘れている。パスワードや暗証番号は違うものを混同して覚えている。

 今朝思いついた良いアイデアを思い出さない。方角が解らなくなる。買い物リストに書いてあるものを買い忘れる。レジに並ぶ前に確認しても忘れるものは忘れる。

 支離滅裂なことを言う。複雑な論理を追えない。もういいか(T_T)

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 「図書館 愛書家の楽園」(アルベルト・マンゲル)を読み終える。たくさんの本を「知っている」ひとは題名と目次を暗記しているだけ。真面目に読んでない。
 一方、著者は積読も読みさしてやめるのも気にしない。時期が来れば読めるし、読まずじまいでも気にしないことにしているそうだ。エライ。

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 雨が降り出したが、図書館に行き3冊返して3冊借りてきた。最近は図書館本でも積読を気にしないことにした。読まないまま返す本もある。マンゲルさんの良い影響か。


 最近観た藤田さんの番組の影響で、清岡卓行さんの大河小説を読みたくなった。図書館にあるので今度予約する。「マロニエの花が言った」だ。

2018年9月16日日曜日

ALL REVIEWSで私の(共同)校正した記事が公開された\(^o^)/

 2001年の今朝のカミキリムシ。桑の木にいた。存在感がある。



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 朝は放送大学で「物理の世界」の第5回で熱力学第一法則のところを観る。細かい論理ではなく、熱力学で自然をどのように捉えることができるのかを考えたい。天文学史の勉強のためにはこのような全体視点が必要そうだし、現実の社会の捉え方の勉強にもなる。



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 Slackで連絡をいただいた。校正をした岸田葉子さん筆の書評記事がALL REVIEWSでついに公開された。校正者の一員としてお手伝いしただけだが、多くの方の目に触れることは嬉しい。今後も精進したい(マジメ)。
 ここがその書評。

 私のプロフィールページはここ。このブログの宣伝もさせていただいた(*^^*)

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 昼前から出かけて姪のT子ちゃんのオーケストラの今年の好演を聞きにいく。下丸子。ベートーベンの交響曲4番とブラームスのピアノ協奏曲1番。年々うまくなっていく。アマチュアでも努力しているし、音楽への愛情が伺われる気持ち良い演奏。一緒に聴いてくれた飲み仲間の一郎さんと帰りに乾杯。学生に戻った気分。

2018年9月15日土曜日

昭和酒場研究会は御大欠席にもかかわらず清談で盛況m(_ _)m

 昭和酒場研究会の9月度例会。高津のお蕎麦屋さんで開催。

 出席は5名の方々。たまにはいいだろうと記念写真も下の方にアップします。

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 今日の話題は、夏休みの宿題。

 皆たくさんの宿題をこなしてきたので、例会にはいつもの2倍くらい時間がかかりました。(でも支払額はいつもと同じでした。)それでも快く会場を提供いただいたお蕎麦屋さんありがとうございました。





 フジコ・ヘミングの映画の感想。昭和一桁の方の苦闘の物語の感想。心に残る映画「息子」の紹介。健康法。名医の紹介など。

 小生からは、息子の結婚披露宴の報告と、何枚か書き溜めたヒコーキの原画をお見せ出来ました。


 御大のKさんは体調不良のため欠席。お大事に!

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 朝読書。「失われた時を求めて5」の続きを読む。オペラ座でゲルマント公爵夫人に遠くから挨拶されて(あるいはそう思い込み)、のぼせ上がって、その後毎朝先に出かけて彼女に街角で偶然であったふりをする主人公。まあ、健康的で良いことではないか(*^^*)
 オペラ座でそのとき上演されたのはラ・ベルマ主演の「フェードル」。彼は昔ラ・ベルマにも熱を上げていたのだ^^;

2018年9月14日金曜日

マンゲルとはマングェルのことだった

 「図書館 愛書家の楽園」(アルベルト・マンゲル)を読み続ける。2000年にフランスの田舎で古い司教館を入手して「理想」の書庫と書斎を作った、そのときの感激がこの本に表れている。

 愛書家でも学者でもなく、読書家として楽しく本を読むというスタンスで書いてある。この方が後に(2016年)ブエノスアイレス国立大学図書館長になるというのが不思議。どういう心境の変化か。

 それを知ろうとマンゲルの他の本を(図書館で)検索。ない。おかしいなと思いながら、今読んでいる本のあとがき付近をうろついたら、以前は「マングェル」と表記していたとのこと。これで検索したら何冊か見つかった。そのうちの一冊を予約。


 
 他の本も含め3冊を予約中。



 ところが今、貸出限度めいっぱい、10冊借りている。積読中のもあるので、どれか3冊選んで返し、新しいのを借り出さないと…



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 で、自分は読書家になろうと思っている。愛書家と学者と作家にはもろもろの理由でなれないので。

2018年9月13日木曜日

アルベルト・マンゲルの境遇はまことに羨ましい

 「空の英雄 メルモーズ」読了。先に読んだ「サン=テグジュペリの生涯」と比べると、比べるのがそもそも可愛そうだが、ケッセルのメルモーズ伝は格段に素晴らしい。特に飛行中とその前後の記述が生き生きとしている。単純に飛ぶことが好きな人間がそれをひたすら追求する姿の描写にしびれる。機体の性能の制約により低空を飛ぶしかなかった時代の過酷な飛行が目の当たりになる。一方大地がよく見えてサン=テグジュペリのように哲学的感想も生まれる。「飛ぶこと」が冒険だった時代。

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 書誌情報の編集を適当に切り上げて。「図書館 愛書家の楽園」(アルベルト・マンゲル 野中邦子訳 2018年(再刊) 白水社)を読み始めた。古い司教館を手に入れそこに理想的な書庫を作ろうとするところから話が始まる。バベルの塔以来、モンテーニュを始め言語生活・読書は塔で行われるのか。マンゲルはその後ブエノスアイレスの図書館長になるらしい。羨ましい。バージニア・ウルフを引用して、知識の追求者は読書を楽しめない、読書好きの人間は何かを学ぼうという欲求を抑えて読書しなければならない…と言っているのは、オモシロイ。

 この本は気に入った。書誌編集の対象にする。
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 稀勢の里今場所は体調がいいのか、5連勝。ガンバレ。

2018年9月12日水曜日

校正も編集もいざやってみると奥が深い

 昼前に出かけて図書館で本を返し、新たに5冊借りてきた。そのうちの一冊は校正の入門本、「新しい校正者の基礎知識」(野村保恵 2009年 日本エディタースクール出版)。泥縄とはこのことか。ともかく明日の仕事の前に目を通そう。


 それ以外は今回の仕事に関連した書評サイトで紹介されている本。

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 書評の校正に関しては、仕事仲間のチェック待ちなので、今日は書誌編集の方を行った。例外事項が多いのかあるいは仕事の手順が飲み込めていないからか、戸惑うことが多い。SlackというインターナルなSNSを使って情報交換しているので、その中で議論されていることをまとめてみた。まとめた結果は自分しか読めない、自分宛てダイレクトメッセージに書き込んでおく。

 少し状況がクリアになった。今朝まで読んでいた「エコラリアス」の書誌情報に翻訳者名を追加してみた。

 よさそうなのでチェック依頼を送った。
 今日のお仕事はここまで。
 久しぶりに共同作業の面倒さと面白さを味わっている。だがボランティアの仕事なので必要以上のストレスは感じない。

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 「空の英雄 メルモーズ」はもうじき終了。アンデス山脈での決死の航路開拓の部分を読む。崖の中腹の僅かな平地(ーでも傾斜はあるー)に不時着陸し、機関士と協力して機体を修復しまた飛び立つところは圧巻。その時の機体ラテコエール25は明日絵に描いてみよう。

 図書館でサン=テグジュペリのデッサン集を見たが、飛行機の絵は意外と少なかった。

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 電動歯ブラシをはじめて買ってみた。450円。マルマンDH300。起動するためのスイッチがうまく押せなくて少し手間取る。