2018年1月31日水曜日

月が欠けてますね

 今日は皆既月食。天気予報が良い方に外れて、クリアな空で、満月が欠け始めている。今は20時50分。ブログを書き終わる頃また、月を「観測」しよう。

***

 昨夜、高遠先生の書評で、薄田泣菫の随筆「独楽園」を知った。





 青空文庫で読んでみたが、面白い。面白いというか病気を養いながら少しずつ書いた文章が身にしみる。悲しいところもあるが、諧謔味と、中国や英米の古典への言及が、侘しさを超えて、楽しさも演出するのはさすがだ。

 著作権は切れているので、国会図書館デジタルコレクションで、初版本を探して眺めた。1934年の本だが、このころの本には装丁が美しいものが多い。書影ではあるものの、楽しんでみることができる。このあと、戦中戦後にかけては、貧相な本が多い。しかたないことではあるが。




iPadで、扉ページをキャプチャーしてみた。



***

 月は今、3割以上、欠けています。

2018年1月30日火曜日

植草先生が教育の本質をついた文章を書いている

 今朝はスター・ウォーズ的な夢を見ていた。レーザー光線で攻撃を受けながらも大切なものを一生懸命運んでいたのだが、目覚ましが鳴ったので、きっちり起きた。今日も早起き成功。

***

 植草甚一先生の著作を読み続ける。「英語の勉強」という文章を読んでいたら、次のような一節があった。

 「生徒として英会話だけを会得するのもいいが、小説を原書で読むのがすきになっていたら、思いがけないときに役立つだけでなく、相手の態度がちがってくるのだ。短期間にデッチ上げたらいいと言う論者もいるが、それでは実用英語の域を出ない。商談程度ならそれでいいかもしれないが、向うでも商人としてあつかうだろう。」

 英語のみならず、すべての教育にかんして通じる話だ。きちんと教養をみにつけさせないと、日本は薄っぺらな人間集団と思われる。思われるだけでなく、社会が衰退することにつながってしまう。

***



 家人が長年やっている自治会のボランティア活動のお手伝い。小学校卒業生へのお祝い配布のための調査回覧書類たちができたので、200枚弱を印刷する。数日前にできていたが、インク切れで、注文していたため、今日になってしまった。

 悲しいことにWordの文書なので、古いWindows10マシンを起動した。印刷を直接やると恐ろしく時間がかかるので(ディスク容量不足??)、PDFにしてMacbookで印刷。十分の一ぐらいの時間でできた。

 まず一安心。昼寝。

2018年1月29日月曜日

ブログ書きの模範はバーナード・ベレンソンよりもそれを紹介した植草爺さん

 今朝は、早起き成功。さっそく、昨夜の懸案、バーナード・ベレンソンさんの年寄り日記を探す。わりと簡単に見つかった。








 巻頭のご本人写真。なかなかいい面構えですね。


 読んでみたが、冒頭は老いの繰り言連発で、どうして植草さんがこれを良しとしたかわからなかったが、数カ月分を斜め読みしていくと、たしかに古今の名作に関する言及がある。たしかに80代なかばでこうなら、立派。

 あまり途切れずに続けている。ブログを書く上でも参考にかつ、励みになる。

***

 しかし、考えると、ブログ書きにほんとうに参考になるのは植草甚一さんの膨大で多岐にわたりしかも面白い(示唆に富んだ)著作群だ。

 そう思い直して、納戸の本棚から数冊掘り出してきた。学生期から就職したばかりの時読んだこれらの本は、今読んでもワクワクドキドキさせる面白さがある。大したものだ。理由は、植草さん自身が面白がって調べたことだけを書いているからだ。



***

 ブログのバックアップについてまた考えはじめた。Bloggerの機能としてバックアップはできるが、Bloggerのシステムそのものが潰れても、内容は活かしておきたい。根本的な(?)媒体変換をする方法を考えたい。たとえば電子書籍化だが。内容検索もできる形で実現するには相当考える必要がある。

2018年1月28日日曜日

読書遍歴再開のきっかけはキーとなる本の読書

 花粉症の影響で今週はさっぱり本が読めなかった。

 読書から離れていると、改めて読書開始のきっかけが必要になる。きっかけはもちろん再スタートとなるような著者の本。

 ここ数年は、植草甚一先生と森有正先生。ここ数年ではなくて数十年か。他の選択肢はトーマス・マン先生と、辻邦生先生。これは森有正先生から派生している。



 きょうは植草甚一先生の「ぼくの東京案内」をパラパラやってみた。すぐに、次の読書のきっかけが掴める。今回は「バーナード・ベレンソン」という、ルネサンスイタリア美術研究家に興味をひかれた。(171ページ)

 それこそ、ルネサンスイタリア美術研究の本なら、Kindleでしかも0円で2冊手に入った。しかし、植草先生が紹介している82歳から93歳までの日記「薄明と日没 Sunset and Twilight (New York, 1963)」はすぐには見つからなかった。中古品はAmazonには出品されている。金を出せばすぐ手配できるが、明日もう一度無料ですぐに手に入らないか調べよう。

 こういうきっかけを与えてくれる点では植草先生の本はピカイチである。

***

 夕方から、誘われて、親戚たちとの会食。久々だったが、花粉症も悪化せず楽しい時間を過ごして帰宅。

 明日からは通常読書生活に戻れそうだ^^;

2018年1月27日土曜日

栃ノ心優勝、相撲界に風穴を開けたのか

 大相撲初場所で、平幕栃ノ心が優勝を決めた。グルジア(今はジョージアと呼ぶらしい)出身。遅咲きの優勝。ただし、大相撲界の悪いうわさを考えると、よくやったといえる。あるいは、今回のような事態になり、実力がある力士が頑張れる環境になったとも言える。

 一年前は稀勢の里が念願の初優勝を飾った。が、翌場所で大怪我なんとか連続優勝をもぎ取ったが、いまのところ力尽きている。かれは、一年早すぎたのかもしれない。あるいは、もう少し力があれば自分の力で当時の現状を打破できただろうか。

 ともかく、栃ノ心の取り組み前の集中した表情はすごい。男だ。



***

 ともかく寒く、ともかく花粉症の症状は改善しない。

 目の奥が痛く、まとまった読書は無理で、昨日から読んでいる宗谷のパンフレットを眺めるのが精一杯。なさけない。

 一次越冬隊同行の猫のたけしくんの写真も載っている。犬と猫にだけ人気が集まったのは残念であるが。でも可愛い。



***

 夕方、なんとか重い体を引きずって買い物に行った。昨日までよりは寒さは和らいだと言うが、だめ、まだ寒さが身にしみる。外気温は2度くらいだろう。

***

 「量子論の基礎」や「ベルの不等式」など調べたくなった。

2018年1月26日金曜日

南極には花粉症もインフルエンザもない、いいなあ

 風邪の症状(熱と喉の痛み)はおさまった。
 しかし、頭が重く、目が痛く、くしゃみが出て、鼻水もでる。つまり花粉症の症状だ。このような経過は最近数年、同じパターンだ。

 スギ花粉はこれからだろうが、私の場合毎年この時期(1月下旬)に悪化する。樺の花粉という説もある。

***

 寒いし、花粉症で元気がないので、最近のマイブーム。南極越冬がらみのビデオを観て過ごす。南極の寒さに比べればこちらの寒さはなんということはない。ただし、羨ましいのは、ウィルスも花粉も存在しない南極の環境。

 以下のビデオが気に入った。西堀さんを美化しすぎているようだが、プロジェクトXにしてはよくできている方だ。





***

 家人が船の科学館に見学に行った時、おみやげに買ってきてくれた「宗谷」のパンフレット。しばらく放っておいたのだが。内容はなかなか充実しているので、これから読むことにします。


2018年1月25日木曜日

南極ほどじゃないがとにかく寒いです(T_T)

 「南極越冬記」を読み終えたあとで、おもしろいビデオを見つけた。


 


***

 ついでにこれの原作本も見つけたので、図書館で予約。誰かが借りているので、その人が返すまでは読めないけど。



 極地研の雪上車の歴史の本のPDFを読んで凌ごう。

***

 今日は、夕方出かけてみたが寒い。南極ドーム基地なみ(嘘、−54度とは比べ物にならない)のだ。風邪のせいもある。ひょっとしたら花粉かしらとも思う。

2018年1月24日水曜日

『失われた時を求めて』の構成がやっと頭に入ったー風邪の効用

 風邪はまだ完治せず。熱は下がり気味だが、喉が痛くて困る。

 身を入れた読書ができないので、先日購入した本の前書き後書きを読んでみた。



***

 『失われた時を求めて』の構成は、「消え去ったアルベルチーヌ」の訳者(高遠先生)の前口上によると、

第一編 「スワン家のほうへ」
第二編 「花咲く乙女たちのかげに」
第三編 「ゲルマントのほう」
第四編 「ソドムとゴモラ」
第五編 「囚われの女」
第六編 「消え去ったアルベルチーヌ」
第七編 「見出された時」。

 私が今読んでいるのは第二編の後半「土地の名・名」だ。まだ先は長い。高遠先生の訳も長丁場で大変だろう。お互い(と言うとエラソーで申し訳ないのだが)元気で最後までたどり着きたいものです。

 なお、「消え去ったアルベルチーヌ」(光文社古典新訳文庫)は、他の訳書と違って、プルーストの遺志に従った「グラッセ版」が用いられているそうだ。Amazonの読者レビューでは誤解している方がいらっしゃるようだ。

***

 その他、天文学会の年会などについて調べる。今年は元気なら行けるかなあ。





 天文学事典のオンライン版が出そうだ\(^o^)/




2018年1月23日火曜日

風邪ひいたが、南極猫の「たけし」の写真見たら少し元気回復

 金曜日の夕方に主治医(K内科クリニック)に、行っていつもの高脂血症薬を処方してもらった。どうもその時に風邪菌もおまけしてくれたらしく、今日は夜明けから具合が悪い。胃に来る風邪らしい。

 ほとんどなにも食べられない。ま、昨年の今頃よりはましだが。

 おとなしく、一日寝ていました。

***

 午後になって、なんとか、本は読めるようになったので「南極越冬記」(西堀栄三郎)を読み終えた。



 全体としては面白いのだが、最後が大変。「宗谷」が昭和基地に近寄れず、西堀博士らを救出しただけで、戻ってしまう。このとき、樺太犬を置いてきぼりにしてしまったことで、相当な非難があったことと思う。

 南極観測のことを知りたいと、ぐぐってみた。国立極地研究所のページがもちろん詳しい。しばらく、眺めていると、「南極越冬記」にも登場するペット猫の「たけし」君のページもあった。

 「たけし」君は当時の全体の隊長永田武さんから名前をいただいた、三毛猫オス。

 このページによると、「たけし」君は日本に戻ってきている。ただし、1週間後に行方不明になってしまった。

 ほかにも調べると、南極で出産した樺太犬「シロ」と子犬も、戻ってきて、そのうちの2匹は数年後に南極越冬に協力していた(*^^*)

***

 起きていられないので、もう布団に入ります。今18時45分。しらなかったが草津白根山で噴火があった。一名なくなっている。

2018年1月22日月曜日

大雪こんこ、「堅雪かんこ、しみ雪しんこ。」



 ともかく今日は大雪。雪の結晶をiPhoneだけで撮ってみたが、ベランダで撮ったし、気温が高くてほとんど溶けてました。いちおうTwitterで報告。




***

今朝の夢はリアルなパロディー。面白かった。



***

 TwitterとFBで朝の情報収集、西部さんの本やハッブルの法則、芸能人の引退の話など。
 情報がドンドン入るのに、書くことで出力できる量がすくなければ、頭がパンクしないだろうか。忘れる量や、脳内でランダム化して消える量が多いのだろう。幸せなことかもしれない。「レインマン」を想う。

***

 今朝早く、雪の匂いがまたするかとベランダへ。友人が注意してくれたように、他の家の匂いや庭の木の匂いや乾きつつある地面の匂いなどたくさんの匂いが混じって、自分の鼻に来ているようだ。犬のように鋭敏に匂いを嗅ぎ分けられると世界が広がって嬉しいのだが。

 雪の匂いは強まったと言うわけではなかった。



 「嗅覚」に興味を持った。象は犬よりの繊細な嗅覚を持っているらしい。そして「人工鼻」を研究している人もいる。面白すぎ。

 「嗅覚」をキーにした文学はないのかしら。調べてみます。「味覚」なら「失われた時を求めて」のお茶に漬けたマドレーヌだが…

***

 今日は夕方に飲み会がセットされていたが、さすがに延期となりました(T_T)

2018年1月21日日曜日

AJC杯、ミッキースワロー2着(残念)

 コタツ競馬2日目。

 netkeiba.comというサイトは、競馬に関する専用SNSらしい。面白そうなので会員登録してみた。もちろん無料会員のほう。

 好きな馬を登録できるのだが、登録したい馬は(リュウキコウとかマルゼンスキーとか)もちろん、あまりにも昔のお馬さんなので、できない。かろうじて、リューフローリストがデータベースにあったが、これも20年位前のお馬さんなので、登録しておいてもあまり意味がない。

 今日は中山でAJC杯がある。その出走馬から誰か探そう。JRAのページに行くと、今日の出走馬の過去参考レースというビデオを見ることができた。「ミッキースワロー」というお馬さんの走りっぷりが気に入った。仮想で馬券を買うことにした。単勝にしよう。

 テレビ中継を見ればいいのだが、つい、相撲中継をみたら、さいとうたかお爺さん(ゴルゴ13の)が、ゲストで出ており、言うことが古臭くて面白いのでつい、相撲中継を観てしまった。

 夕食後、またJRAに行ってみたら、全レースのビデオを観ることができるようになっているのに気づいた。ス・ゴ・イ。昨日以前のものも観られるようだ。

 さっそくAJC杯のビデオを観る。後方待機したミッキースワローは最後よく追い込んだが惜しくも2着。連勝にしておくべきだった。ともかく、カンはそれほど狂っていない(*^^*)

 ミッキースワローは登録しておこう。

***

 競馬を楽しむ道具としては、ディック・フランシス等の競馬ミステリーもある。寺山修司のエッセイもある。明日、ここは探ってみる。

***

 明日は雪の予報。カラオケ飲み会を予定していたが、足を心配したのか延期しようという提案があった。やむなく賛成しておいたが、全員(といってももう一人だけだ)に連絡がつくか不明。連絡つかなければ、待ち合わせ場所までは私がいかないと駄目だろう。

***

 昨日ではあるが、ベランダの植物をアップで撮る場合に手ブレを防ぐ工夫をしてみた。三脚は取り回しがしにくいので、一脚を用いる。かなり手ブレは少なくなる。これからはこれで行こう。


2018年1月20日土曜日

コタツ競馬と、「南極越冬記」(西堀栄三郎)で今日も楽しい

 コタツで競馬を楽しむには何が必要なのか。

 昔の七つ道具を思い出してみる。そしてそれらをインターネット時代に入手するとしたら…

 (1)競馬新聞→まだ新聞はあるが、インターネット検索でよいかも。赤えんぴつで書き込みができないけど。
 (2)競馬四季報→同上。
 (3)競馬雑誌(優駿など)→これは欲しい。優駿は電子版もあるね。
 (4)ラジオ中継→ラジコでOK。
 (5)テレビ中継→全レースのグリーンチャンネルは有料なので、諦める。地上波デジタルで観よう。
 (6)出馬表→JRAのホームページ
 (7)種牡馬事典→種牡馬リーディングというページがあるようだ。

 これらを調べて、さて、コタツでゆっくり楽しもう、と思っていたら、来客(T_T)

 明日からゆるゆる楽しむとしよう。競馬はなにしろ紳士のホビー(*^^*)

 アスコット競馬場に行ったことも思い出して書いてみたい。

***

 図書館に行ってきた。

 そのうち、「南極越冬記」(西堀栄三郎 1958年 岩波新書)を半分くらい読んだ。昔の記憶が甦る。



 今の宇宙飛行士たちよりも、当時の南極観測隊の越冬の様子の報道は人気を呼んだ。この本もベストセラーになったし(多分)、小さな砕氷船「宗谷」の氷海での苦闘と、「バートン・アイランド号」や「オビ号」に助けられた事件はニュースや記録映画でみんな観ていた(よね?)

 極めつけは、基地に1年間置き去りにされた樺太犬の悲劇と、タロー・ジローが翌年まで生きていたこと。だれもが涙した(よね?)

 小学生のウブな私は、西堀隊長が隊員の健康のためイグルーを一人で作り、「ベンテンさん」を設置したという意味がわからなかった。

 西堀さんはマジメ人間で、隊員が余暇に麻雀ばかりやっていることに、怒りを隠せない。当時の大部分の男たちは組織内の社交は麻雀でやるものと思っていたのだ。

 西堀さんたちは、ともかく越冬できるかを確かめるのが目的だった。とにかく予想外のことばかりおきた。これにどう対処したかが面白い。

 あらたな宿題として、その後の越冬観測隊はどのように過ごしたのかを調べたい。もちろん、先日見つけた白瀬矗の「南極記」も読んでみたいし、「復活の日」の記述とどうつながるかも考察したいものだ(*^^*)

2018年1月19日金曜日

コタツ愛がとまらない



 今朝も早起きした。ここ2−3日は暖かく、起きるのは苦にならない。でも、すぐにコタツにもぐりこむのだが。

 コタツのない生活は考えられない。ここ数年はそうだったわけだが、いまや離れられない。体調が悪かったのはコタツに入らなかったせいじゃないかと思ってしまう。

***

 「失われた時を求めて」(高遠先生訳)は、後書きや前書き、注も読みでがある。今朝コタツで読んだ注に、かなり前に死んだ三島由紀夫がわれわれにとってまだ現代の作家であるように、ボードレールはプルーストにとっては同時代の文学者だったとある。なるほどね、と感心する。

 例によって、iPadで画面のスナップをとり、忘れないように絵を上書きしておいた。



***

 図書館分館から予約の本、「定家明月記私抄」などが準備できたとメールが届いた。早速行こうとしたが、内科の定期検診に行ったので、明日に延ばすことにした。予約本は早く読まないと熱意が覚めるので、明日は必ず取りに行く。内科では、ピロリ菌を駆除しなさいと勧められたが、とりあえず保留させてもらった。

2018年1月18日木曜日

「失われた時」は取り戻せると思えてきた(*^^*)

 年末に受けた人間ドックの結果が今日届いた。胃カメラを飲んだら、生検とやらで組織を取られたので、ヒヤヒヤしながら待っていた。結局なんともないとのことだった。お祝いに濃い目のトリスハイボールを飲む。昨日までは酒を控えていたのに、現金な人間だと改めて思う。

***

 「中動態の世界」を再度読み始める。「文法」の位置づけを考え直したい。

***

 「失われた時を求めて 4」を読み進めながら、面白いので以下のツイートをしてみた。高遠先生から直接お返事をいただいて恐縮する。




***

 Kindleで読書中は面白いところを画面キャプチャーして、感想を写真の上にメモする。いまのところこのやりかたが気に入っているが、紙の本にポストイットを貼る方法も捨てがたい。



***

 今朝も早起きして、コタツのなかで情報収集。白眉は昨日のイプシロンロケットの航跡にできた雲。美しすぎる。




2018年1月17日水曜日

早起きは、三文の徳、「明月記」

 毎朝届く、メールマガジン。愛読してるのですが、今朝の話題のなかで「かに星雲」の話しのついでに、藤原定家の「明月記」が出てきていました。このメルマガのバックナンバーはここ。

 明月記は日本大百科全書(JKP版)によると… 
「藤原定家(ていか)の日記で「照光記」ともいう。現存は、1180年(治承4)の18歳から1235年(嘉禎1)74歳までの56年間の日次(ひなみ)日記。途中欠脱もあるが、原本の多くが冷泉(れいぜい)家時雨(しぐれ)亭文庫に現存する。冷泉家に残る譲状(ゆずりじょう)によると、仁治(にんじ)年間(1240~43)まで記されたのであった。また、『明月記』の引用は嘉禎(かてい)4年の記事まである。時雨亭文庫現蔵は、1192年(建久3)~1233年(天福1)までの54巻(途中欠脱年あり)で、そのほか諸文庫にも伝存する。定家の生活や個性を知る最大の資料であるほか、歌壇の動きや詠歌事情、『新古今集』撰修(せんしゅう)の実状が詳細に記され、晩年に多くの古典書写をしたその実態が知られる。また、鎌倉初期の公家(くげ)の政争や生活、ときには庶民社会の記事を含んでいて注目される。[有吉 保] 」

 脱線すると、「明月記」はいまでいうとすごい長期間のブログといえる。これを目指したいですね。56年は流石に無理ですが。

 その性格が変わっているとされる藤原定家については、堀田善衞さんの本がおもしろそう。さっそく、図書館で予約してみました。他の本も2冊。一番下のは、モンテーニュの評伝です。



 明日か明後日には分館に届くでしょう。

***

 早起きして(早起きしなくてもだが)、インターネットや新聞やテレビ・ラジオで面白そうな情報を仕入れる。連想力を使って、その情報から面白そうな勉強ネタを仕入れる。この繰り返しが楽しい。

 

2018年1月16日火曜日

「復活の日」の教訓をいつ活かすのか、そして「百年泥」が芥川賞受賞



 「復活の日」(小松左京 1980年版 角川書店)を読んだ。1966年に早川書房から出ていて、そちらを手にとったが、買わなかった記憶がある
^^;

 映画は2,3年前にAmazon Primeで見せていただいた。

 多くの場合と同様、映画と小説の与える印象はまったく異なる。「復活の日」では、小説のほうが断然いい。小松左京の訴えたいところが、映画によるイメージでは伝えきれないからだ。

 科学者と科学行政者に、権力と戦って、自分の良心にしたがった意思決定をするように求める。1960年台には、この主張はアタリマエのこととして多くの人が認めていただろう。そして、このような行動を実際に取ることも可能なことが多かったと思える。しかし、このような主張に従ったタタカイを徹底しなかったという引け目を持つ人がいただろう。たとえば、原子力発電。核兵器開発。

 現在もこの主張は正しいとする人が過半と思える。しかし、実際に行動が取られているかは相当にギモンである。

 「復活の日」の事態(人類滅亡の危機)は、いつでも起こりうる。

 もちろん科学者たちだけでなく、政治に携わる人間の見識が必要である。でもここに頼るのはもっと危うい。小松左京の描写する、米国の暴君大統領とそれを選挙で選んでしまう国民の愚かさは、50年後の今、もう現実のものとなっている。世界は危うい「崖」の上で回転している。

 このSF小説は、この視点から評価すべきであって、若書きだとか描写がくどいとか長いとかを問題にするのは本末転倒の論説にすぎない。

 「復活の日」の訴える所は、発表されたときよりも、何倍も切実なものとなっている。われわれ人類はこの半世紀の間、幼稚化しているのか…

***

 少し視点を変えて、国会図書館で白瀬矗の「南極記」を眺める。でも憂いは晴れない。

***

 昨年「新潮」で読んだ「百年泥」が芥川賞受賞。石井遊佳さんおめでとうございます。確かに、妙に面白い、読みだしたら押し流されるように読んでしまう小説でした。今後のご精進を祈ります。

2018年1月15日月曜日

『失われた時』がどんどん甦る…楽しい日々

 「失われた時を求めて 4」に取り掛かる。まだ読み始めたばかりだが、「注」のなかで高遠先生が紹介してくれたGallica(フランス国立図書館の電子図書部門)が、便利そうなので喜んだ。ありがたい話だ。

***

 今朝の夢。「PRONTO」という名称のビールを飲んでいた。赤いビール缶が美しい。ビールの名前は昔行っていた喫茶店のことらしい。それとは別に、素晴らしい色(緑と黄色と橙)の髪の毛(!?)を描く人に出会った夢もみた。どちらも色彩が美しい。

***



 「ボクの音楽武者修行」(小澤征爾 1962年 新潮文庫)読了。痛快な語り口。クララ・ハスキルやバックハウスを勧めてくれた。今後聴いていこう。

 そして小澤さんはヨーロッパやアメリカで、ミュンシュやバーンスタインに師事している。この三人の指揮の仕方を聴き比べなくてはならない。これ、大きな宿題(*^^*)

 小澤さんは渡欧したときには、すでに指揮者として十分な実力を備えていたと思える。この本は面白いが、渡欧以前にどのように修行したのかも知りたいものだ。これを調べるのも宿題。

 良い本は、他の本だけでなく、勉強課題も与えてくれると改めて気づいた。

 「欧州スクーター旅行」に言及されていたが、これと「ロンドン東京5万キロ」が、「武者修行」以前のベストセラーだった。これらも探しているがまだ、(再)入手できずにいる。はやく読み直したい。

***

 「復活の日」も読み始めた。ほとんど読んでしまったが、これについては明日書く。

2018年1月14日日曜日

「失われた時を求めて 3」を読了し、「4」に取り掛かる前に休憩

 夕方買い物に出る時の外猫たち。マンホールの蓋にのって下水の排熱で暖をとっている。寒い中で、この場所はわずかな安らぎの場なのだろう。


***

 今朝は、少し寝坊した。5時45分起き。窓から空をみると、月の左下に土星が見える。水星もその横に見えるはずだが、夜明けの光に邪魔されて、完全な確認はできなかった。でも「心眼」でみたことにしよう。





***

 そのあと、朝食の支度の前に、「失われた時を求めて 3」を読み終えた。





 すぐに「4」に取り掛かるのはやめて、余韻に浸る。Kindle上の「失われた時」のそばには「秘密の花園」や「The Door In The Wall」がある。一見無関係な作品たちだが、わたくしにとってはある意味で共通点もある。

 プルーストが書いているのは、じつは心の中の世界であり、空想を自由に働かせることのできる桃源郷であると考えられる。

 「秘密の花園」も「The Door In The Wall」も日常現実世界とは違う場所に救いがあるというストーリーだ。ハッピーエンドか悲しい結末かの違いは表面的にあるが、Doorを求めて死んだWellsの話の主人公は、実は楽しい世界に生まれ変わっていると思える。

 このような異次元世界には、実は誰でも行くことができると書いた(私はそう思っているのですが)、プルーストの小説は今でも読む人に強烈な印象を与える。主観により解脱への道を辿れるなら、皆に救いが訪れる。プルースト自身は「書くこと」により癒やされていたと思う。

***

 日差しは暖かいし、図書館から予約本が用意できたとメールが来たので、昼食前に取ってきた。風は冷たい。





***

 猫も人間も本能的に居心地の良い場所を選びたくなるようだ、とコタツの中で考えた。

2018年1月13日土曜日

年々歳々花相似 歳々年々人不同

 ベランダの鉢植えの梅の花芽がだんだん大きくなってきた。季節はゆっくりとしかし確実に進む。あと2週間ぐらいで咲き始めそうだ。



***

 早起きは今日で三日目。腰の具合は更に良い。それはいいのだが、夜になると眠くてフラフラする。このブログもやっとの思いで書いている。何を書くかわからないですよ(嘘)。

***

 車の定期点検。販売店はまだ正月気分で景品を幾つかいただく。ありがたい。

***

 Twitterで神保町の「天麩羅いもや」の閉店を知る。少し前らしいが、昨年はほとんど出かけられなかったので、まったく知らなかった。





 今年は、体調が回復しつつあるらしく、そろそろ出歩きたくなってきた。嬉しいことだ。昨年の今頃は、年末年始の疲れがでて、体調が絶不調に鳴り始めた。梅の花はほったらかしでも毎年確実に咲いてくれるが、老年となった人間の体はかなりメンテナンスが必要なのだろう。メンテナンスを慎重にやっていく必要がある。これも一つの勉強テーマだ。

2018年1月12日金曜日

早起きで腰痛治療はできるのか実験中(=_=)

 今朝も早起きしてみた。5時。まだ暗い。南東の空に月と木星と火星が三角形を作って輝く。

***

 二日間早起きしてみたら、腰の具合が改善している(*^^*)そのかわり眠い。読書は朝のほうがはかどる。

***

 「アラスカの1万1千年前の遺跡から出土した女児の遺体のゲノム解読に成功。」というニュースをTwitterでみた。このあと南北アメリカに到達するヒトビトの先祖。

 これを読んで以前観た映画「復活の日」を思い出した。小松左京さんの原作が読みたくなった。





***

 朝食をとりながらテレビで「あさイチ」を観る。小澤征爾さんが出演。今回は体調も良さそうで、元気な話が聞けた。

 「音楽武者修行」を思い出して読みたくなった。手元にはないので、今年はじめてになるが、図書館で借りることにし、早速予約した。ついでに「復活の日」と「頼山陽」も。楽しみだ。



***

 小澤さんは数年前の食道がん手術の後15キロ痩せた。療養生活の影響で腰痛になり、その手術もしたらしい。

 音楽の「勉強」のため、夜更かしもするようなので、寝てばかり腰痛の私とは事情がちがうかなあ。でも経過は私と似ているので、親近感を持った。私は12キロだったけれど。





 

2018年1月11日木曜日

冬の美しい青空は、私には「マドレーヌ」として働く

 「失われた時を求めて 3」(高遠先生訳)の読書は40%を超えた。順調すぎるが、面白くなっているので仕方ない。物語に入り込んでいる感じ。将来読み返す時にもっと深くプルーストを味わえるのが楽しみになる。

***

 BGMとしては、朝Twitterで知ったソ連の薄幸なピアニスト、グリンベルグ(Maria Grinberg)のベートーベン・ピアノ・ソナタ全曲を用いた。NAXOS版。彼女の音楽は他にYouTubeでたくさん聴くことができる。追求してみたくなるピアニストだ。

***



 関東は抜けるような美しい青空。寒いが、このような冬の天候の時に毎年読みたくなるのが、植草甚一先生の「新宿・ジャズ・若者」や「幻想の新宿散歩」といった作品群。今日は「スクラップブック19 ぼくの東京案内」(1977年 晶文社)で読んだ。



 もともとは1970年の冬頃に朝日新聞などに連載された作品だ。読んでいると、当時の新宿のあれこれが思い出されて懐かしくなる。というより、この文章を読んだ上で、新宿の伊勢丹界隈をむやみにあるきまわったり、ジャズ喫茶でライブを聴いたりしていたのだ。冬の新宿は、暑い夏と違って過ごしやすかった。

***

 東京近郊の冬の気候が、ここではお茶に浸したマドレーヌの役割をはたし、思い出が蘇るというわけだ。

2018年1月10日水曜日

好きな本を手に入れて読むことが人生の楽しみとなる

 「失われた時を求めて」読書は淡々と続く。時代背景もだんだんとわかってくる。「ドレフュス事件」など。

***

 途中で浮気して、中村真一郎先生の「木村蒹葭堂のサロン」の序文と奥様の後書きを読む。孤独を逃れるために「知の共和国」を探す「旅」をしたことに、同感を禁じ得ない。

 自分の面倒は自分で見るしかないのだが、心の通じ合う同好の士がいるに越したことはない。SNSにこれを求める人も多いだろう。

 木村蒹葭堂のことは前にもこのブログで書いたが、早くから隠居し、多くない収入で、万国の博物を収集したリ、多くの知識人を集めたサロンを開いていた。理想の人生を送った人物。


***

 夕方、インターフォンが鳴り、郵便局の方が、本を届けてくれた。年末に頼んでおいた、Mireiile Mathieuの自伝「Oui. Je crois」だった。古本。送料込みで19.98€。結構分厚い。490ページ。



 フランス語は「分かる」という程度には程遠いが、よく知っている歌手の自伝だし、なんとかして楽しみたい(*^^*)


 

2018年1月9日火曜日

モーツァルトを聴きながらプルーストを読む、また楽しからずや

 暖かい一日。15度以上あったらしい。4月並みだというが、日陰や風の当たるところは寒い。今週後半にはまた寒くなりそうだ。

***

 高遠先生訳の「失われた時を求めて 3」を順調に読み進める。話の展開がゆっくりしたところと、急に進捗するところがある。気にしないで虚心坦懐に読む。

 BGMにはピレシュの弾くモーツァルトのピアノソナタが良い。





***

 夕方いつもの通り買い物に行った。

 駅隣接のスーパー内に出店していた惣菜などの専門店が、スーパー改装のため閉店するという張り紙があった。一寸困る。まあ、大部分は4月に再開しそうなので、なんとかなるでしょう(*^^*)



2018年1月8日月曜日

一日遅れの七草粥いただきました

 本来昨日が七草粥の日なのだろうが、事情があり今日に延期しました。疲れたり、食べ過ぎたりしているので、たしかにお粥はおいしくかんじられます。

 食卓の上にはチューリップ。春の兆し。



***

 2015年の今日のFacebookを見ると、マカオで有名な「三元粥」の店に行っている。「三元粥品專家」と言う店でした。おすすめできるほど美味しいのですが、行くたびに値上がりしている。マカオ経済が発展しているということで喜ばしいのだが、貧乏旅行者にはつらい(T_T)


***

 本日は読書の気力なし。こたつで昼寝した(*^^*)

2018年1月7日日曜日

本日は平成で一番長い日!!!

 今日はほとんど、ブログを書く暇がない。



 これはオードブルだが、このあとは、クラムチャウダー、ドライカレー、デザート(いちご)など、全て、私の!!!手作りでお*も*て*な*し。午後4時から作りはじめて、食事開始は7時半。

***

 息子のパートナーが初めて我が家に来るので、午前中は部屋を片付けた。

 うーん。綺麗。



 でも隣の部屋はこの通り。



***

 もう疲れました。実家の母(父)親は疲れるなー。でも、お世辞にせよ、美味しいと言ってくれたので嬉しい(^^)

***

 片付かないので、こたつで寝ます。 

2018年1月6日土曜日

今日も読書がススムくん

 香港猫シリーズ第3弾。クリーム兄貴。撮影は例の人。


***

 朝の読書。例により、青空文庫の作品をいくつか。
 「山へ登った毬」(原民喜)
 「秋艸道人の書について」(吉野秀雄)
 「夢」(萩原朔太郎)

 いずれも面白い。なので起きるのがまた遅くなった。ゴミ捨ての時間にやっと間に合う。

***
 
 朝食後、千代田区立図書館に出向く。ホームページが2ヶ月もダウンしている。あるサービスが受けられないので、その回避策を入手しにいった。自分でいかないとダメだということで。

 すぐ、帰ろうとしたが、寒い中でかけて疲れたので、ロビーで休む。そこでいいことがあった。



***

 帰りの電車でさっそく読んでみた。面白い。この中で紹介されている新井白石の「同文通考」や、その「同文通考」のなかで引用されている境部石積の「新字」なども見てみたい。遣唐使の境部石積が回教寺院の図書室で楔形文字を知るというところも面白い。

***

 勉強ネタがまた増えた。

2018年1月5日金曜日

桃源郷はどこにあるのか、どこにでもあるのか

 今日は寒い。一時太陽は顔を見せたが、すぐ曇った。



 昨日に引き続き、年始の大片付けを続ける。おかげさまで、リビングだけは、人間の棲む部屋と言って差し支えない状態になった(^^)

 次の日曜日に来客があるので頑張ったわけだ。

***

 おかげで今日も疲れて、読書どころではない。

***

 昨夜のあるテレビ番組で張大千という中国の画家を知った。なんとなく面白そうな爺さんなので、少しインターネットで探ってみた。ピカソ以上に値が高い作品もあるのだとか。Twitterで調べたら、「桃源圖」という絵は、40億円で売れたという。すげー。





***

 「桃源郷」のことも調べ始めよう。とりあえず、H.G.ウェルズやバーネットの作品も思い浮かぶ。たとえば、こんなのがKindleで読める。


 ウェルズのは、昔買ったサンリオSF文庫本があったのに気づいた。



***

 中国と日本でどのように考えられてきたのかを、今回は追求してみようか? そして自分の心のなかの「桃源郷」についても考えたい。

 書き初め。「桃花源記」もやりとげたい。

 でも眠いので今夜はもう寝ます(^^)


2018年1月4日木曜日

年始大掃除の一環としてリビングを片付け、こたつミカンを復活させた

 年末大掃除は例年並みにやったが、今回は息子殿の独立と言う事態が生じたために、リビングを徹底的に片付ける必要があった。特に、こたつの上は何年も息子のものが山となっており、こたつが本来の機能(*)を発揮していなかった。

 (*)こたつの主な機能は以下の通りと考えている。
   睡眠導入器
   読書意欲増進器
   リモコン収集器
   ミカンの台
   ノートPCの台
   アイロン台

***
 一念発起して(昨日息子が半分くらい片付けていったので)、やきうどんの昼食後に、片付け始める。テレビに黒木華さんが映ったので、かなりパフォーマンスは落ちた。が、ともかく数時間かけて、こたつの上、下、横のものを段ボール箱に詰め込み、ホコリを拭い、掃除機をかけ…死にそうになりながら夕食前に、この状態になった。バンザーイ。



***

 あたたかくて快適だ。これが人間の生活だ。#大袈裟

***

 心配な点がひとつ、こたつのヒーターはどうやら大丈夫だが、電源コードとこたつコントローラーがかなり古びている。交換できないかと、三菱電機の製品なので、そのサイトに行ってみたが、この「家具調こたつ」の型番がみつからない。そもそも「こたつ」自体、売っていない。25年以上前のものだろうから、当たり前?

 こたつの電源コードは、熱に対応できるように、ゴムと布で被覆することになっているらしい。そのゴムの部分が固くなっている。破れているわけではないので、当面危険はなさそうだが、なるべく早く交換したい。

 調べてみたが、このページが参考になった。コントローラーと電源コードだけでなく、ヒーターそのものも含めて交換するほうがいいらしい。

 ヒーターのサイズがあえば、交換はそれほど難しくないと書いてある。近いうちにやってみよう。



***

 「桃花源記」を隷書で書くという、書き初めは手を付けてみたがかなり難しい。まだ題名を練習しただけだが、「源」の字をバランスよく書くのは難しい。あせらずゆっくりやろう。


 iOSアプリ「隷書変換」はなかなか役立ちそう。
***

 さて、またこたつでテレビを観よう(^^)

2018年1月3日水曜日

「スワンの恋」って、すごい「メロドラマ」なのか

 「青べか物語」は昨夜読み終えたので、今朝からは「失われた時を求めて」に戻る。

 光文社古典新訳文庫の二冊目(Kindle版がAmazonで特売中)の前半は「スワンの恋」。

 ここまでと違って、ほぼ三人称を用いて書かれている。内容は、主人公の知人のスワンが、オデットという、恋多き女性に翻弄されながらも尽くし続ける話。使う金が半端ない。月にするとうん千万円を超える。官許の株式仲買人の息子なので金持ちでスワン。

 途中で浮気されて、スワンも実は冒頭で他の女性と付き合っているが、それをなんとかしたいと四苦八苦する。いい加減にしたら、つまり別れちゃえと思うのだが、どうもその悩むところもスワンにとっては恋の醍醐味らしい。

***

 すらすらと読めた。
 この本の後半の第3部「土地の名、名」の冒頭を読むと、なんと主人公の少年(名前なんだっけ?)と、スワンとオデットの間の娘との幼い恋の話が出てくる。

 すると、スワンとオデットは結婚したわけ??!
 人間のすることはよくわからない(^^)

***

 明日、4日でKindle版の割引セールが終わるので、安くなっているやつは先に買っておこう(^^)

***
 
 息子殿が昼過ぎに外に出ていたと思ったら、こんな写真を撮ってきた。外猫の「あまちゃん」。太っているように見えるが、半分は分厚い冬毛のせいです。



 息子殿はさきほど、ご自宅に帰還しました。

2018年1月2日火曜日

小学生なのに「青べか物語」(山本周五郎)の良さがわかったのはえらいかも

 「青べか物語」(山本周五郎)は1960年1月から翌1961年1月まで、雑誌「文藝春秋」に連載された。コドモだった私は、生意気にもこれを読んでいた。しかも結構面白いと感じていたのを覚えている。

 今年、青空文庫に収録されたので、約60年ぶりに読んでみた。やはり、面白く読めた。

 この話は、山本周五郎の作品の中では特異なもののような気がする。たとえば…

 (1)会話の記述が一方通行。つまり、語り手の「先生」の発言はその内容が僅かに示唆されるだけで、実際にはほとんど省略され、相手(「浦粕」つまり当時の浦安のヒトビト)のコトバのみが書かれている。それでも会話が成り立っているような上手い書き方がされている。

 (2)あっけらかんとした性的な内容がかなり多いが、下品にならないところで踏みとどまり、嫌みがない。

 (3)簡単に言うとエスプリ豊かな文章。

 これを小学生だった私が読んで面白かったとは…コドモは大人が考えるほどウブでは無いということ。そしてそれ以上に、山本周五郎の類まれな、名人芸的な筆力のおかげだろう。

 このような作家の文章のお陰で、本をよむのが好きになったわけで、これはいくら感謝しても感謝しきれないことだ。

 現行の我が国の著作権の存続期間(没後50年まで)のキマリのおかげでこうした貴重なそしてあまり流通していない作品が読めるのは、嬉しいことだ。50年が70年になると言われているが、これはなんとしても阻止したい。

***

 ところで、さすがに「先生」が青べかに寝転んで読んでいた「青巻」は、どんな本なのか分からなかった。今回調べたら(インターネット検索さまさま!)「ストリンドベリーの箴言集」なのだそうだ。

 これも読んでみようかしらん。

***

 昨年末に羽田で撮った写真。雲の下は浦安方向だろう。


2018年1月1日月曜日

2018年(平成30年という人もいる)のはじまり

 元日は朝から酒が飲めることだけが楽しみな年代になりました。

***



 元日といえども、朝読書はかかせない。そして、毎年元日のお楽しみは青空文庫の新規作品のリリースです。今朝はなんと獰猛な豚に追いかけられる夢を見て、慌てて起きたが、青空文庫を探ってみて、大喜び。

 昨年末頃から、読みたかった「青べか物語」(山本周五郎)がついにリリースされました。子供の頃「文藝春秋」に連載されていたのを、よくは理解できないながら愛読していたもの。最近になって思い出し、図書館で借りようかと悩んでいました。




***

 起きて、朝風呂に入り、おせちを食べ、もちろん酒も飲み、ニューイヤー駅伝をテレビで観る。数年前箱根駅伝で応援していた選手たちも多数出場していた。みんな頑張った。



 今年はわけありで、年賀状がほとんど来ないので、寂しくはありますが、気楽です。

***

 夜は、簡単な夕食をとりながら、ウィーンフィルのニューイヤー・コンサートを観る。チャンネル決定権を持つ方がこれは好きなので、私もゆっくり観ることができます。昨夜のEテレクラシック番組は紅白のお陰で全然見られなかった(T_T)

 ゲスト出演されていた、ウィーンのバレエ・第一ソリストの橋本清香さんの楚々とした姿にも感激。



***

 まずは幸せな元日と言えよう。明日からは頑張ろう。なんでもいいけど。