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2017年2月13日月曜日

梅咲いて天下の春を知り、カナダ旅行を夢見る

 ベランダに鉢植えした梅が今年はじめての花を咲かせた。春はもうすぐだ。嬉しくて涙が出た。花粉症のせいかも知れないが。


 カナダのことを知りたくなり、とりあえずKindle Unlimitedで読みやすそうな、歴史の本をよみはじめた。寒そうだが面白い。セルビア付近からもベーリング陸橋を伝って、アジア系の種族がきている。他にもシベリアなどからイヌイットなど。10世紀にはじめてのヨーロッパ人が来た。アイスランド近くから、漂流して。


 『マイルス・デイビス自叙伝1』。1949年5月に23歳のマイルスはパリに演奏に行った。パリは気に入ったらしい。サルトルやピカソやジュリエット・グレコに会った。話があった。グレコとは話があいすぎて、恋におちた。セーヌの岸辺を一緒に散歩もした。

 アメリカにもどったが、寂しさのあまり、ヘロイン中毒が亢進。このあと4年も苦しむことになる。
 父親の助けを借りて入院したり、刑務所に「自主的」に入ったりして(!)ヘロインと手を切ろうとしたが、なかなかうまくいかない。

 そのなかでも音楽は続けた。プレスティッジやブルーノートからそのころ実用化されたLPレコードに吹き込んだ作品を出した。3分というSPレコードの時間制約がなくなり、表現の幅が広がった。

 有名になるにつれて、白人達がクール・ジャズとして俺の猿真似をしはじめた。ヘロインに苦しめられた精神の生んだ、悪口と捉えたい。
 新進トランペッターとしてチェット・ベイカーが持て囃されているが、本当にすごいのはクリフォード・ブラウンだぜ。

 1952年26歳のマイルスを、批評家は過去の人としてとらえはじめていた。(254ページ)

 


 

2017年2月12日日曜日

あまり寒いと痛い!となるのはこちらも同じです!?

 今年の寒さは骨身にこたえる。年齢と最近の胃の不調で栄養不足になっているせいだ。体を冷やすと具合が悪くなるので、暖房はつけっぱなしで風呂にも一日二回入る。外出は食料品を仕入れに、近くのコンビニと駅隣接のスーパーにいくだけ。

 せめて好きなテレビの旅番組は、暖かいところがいいのだが、昨夜は恐ろしいところを旅する番組を見てしまった。少し後悔している。

 昨夜みた番組はこれだった。↓
寒いじゃなくて痛い! 列車で−50度の世界へレッツゴー♢行くぞ!最果て!秘境×鉄道 「あさイチ」リポーターの“やす君”、初海外で秘境鉄道の旅に挑戦! 2/11(土)後9:00 NHK BSプレミアム

 マイナス50度になるというのだから半端ではない。生死にかかわる。ただし、旅した場所(カナダ、ウイニペグから北へ鉄道で1700キロ)は興味深かった。

 この鉄道の途中にTogoという人口90名弱の町がある。日本海海戦の東郷さんから名前をとった。
 隣町は海戦直前に旅順港で亡くなった(秋山・広瀬にしてやられた)、マカロフさんの名をつけているのだそうだ。公平なところが好きだぞ(*^o^*)

 マカロフ中将は『海軍戦術論』でも有名だそうです。なお、部下には「マカロフ爺さん」と親しみを込めて呼ばれていた。

 マカロフ爺さんはウクライナ出身。カナダのこの地域にはウクライナからの移民が多い。公平と言ったが、ウクライナ出身の名将マカロフの名をつけるついでに「Togo」もつけてくれたということ😈らしい。

 マカロフの『海軍戦術論』は秋山も広瀬も勉強したらしい。ここに綺麗にPDF化した『海軍戦術論』がある。
http://bit.ly/2l2w097
 海軍戦術といえば、マハンだが、P.グーテンベルグに見つけた。
http://bit.ly/2l2BC3k


 この付近にはウクライナからの移民が多い。20世紀はじめに、ウクライナ移民は大変な苦労をして土地を開墾し麦を育てた。



 地球儀を眺めて気づいた、ウクライナとカナダのこの地方の緯度は北緯49度付近で、一致している。そのことが移民農民の開墾の助けに少しはなったのだろう。
 おもちゃのような地球儀だが、視野を広げるにはよいツールと言える\(^o^)/