『獄中記』(佐藤優)、はやっと読み終えました。600ページ弱だけれど、獄中の手記のごく一部を書き直したらしいです。勉強家なのは認めるが、こんな人が一緒の部屋に居たらいやだろうなあ。彼は幸い独房だった。当局のいろいろな配慮があったのでしょう。
479ページに、鈴木宗男が外務政務次官のときリトアニアの高官と会談し、杉原千畝の名誉回復に尽力したとある。これも調べたい。
日露の領土問題の議論はデリケートすぎて、理解できない。詳細に解説してある(と言っている)のですが。
この本は「国策捜査」の対象者の、ハウツー本の役割も果たしているらしい。呵々。
ルカーチについて勉強しようと、どんな資料(まず本)が手に入れられるかを、調べた。まだ、著作権は切れていないので、無料で読めるものは少ない。日本語では皆無。以前から持っている、トーマス・マン全集の別巻のルカーチの評論を読むしか無い。もっと捜したら、古本で『ロマンの魔術師―トーマス・マン論』がみつかり、600円なので、購入手続きをしておいた。Amazonのポイントが使えたので、無料\(^o^)/
文学評論だけでは物足りないので、英語版をあたる。いくつかの著作を読めるサイトが見つかった。ここです。「Georg Lukács Archive」。
まだ、気分が晴れないので、服部之総さんの「船物」を青空文庫で読む。楽しくなってきました。これを機会にまた、天文学者リービットさんの休暇時の謎の船旅の詮索を再開しようかとも思います。
ところで、Amazonのポイントは、某有名カード会社(頭文字U)でたまったポイントを、交換したもの。もともとのカード会社も、ポイントを商品と引き換えてくれるのだが、商品の品ぞろえの貧弱さとレートがまるで悪いので貯めておいたのを、最近制度を知って交換。
レートで言うと6倍くらい。U社のはひどいサービスだ。
おかげさまで、この掃除機(紙パック式、ヘッドはモーター自走)が手に入った。今までのものよりすごく軽くて助かります。毎日使うものなので、使いやすいのが一番\(^o^)/
これから掃除始めます!
2017年1月14日土曜日
2017年1月11日水曜日
『獄中記』を読み続ける、「乱読」も再開
隠居して、体力も衰えて世間との付き合いが少ない、今の状態は、インターネットを除くと、拘置所の中の佐藤優氏に近いと思いつつ『獄中記』を読みふける。
彼の行動には全面的に賛成ではないが、囚人としての勉強ぶりには、教えられることが多い。
2002年10月4日の記述。
「書くことにより、世界が確実に広がります。」
2002年10月13日の記述。
「永山則夫氏が、ノート、書籍と向かい合い、知的空間を作り上げていった過程が拘置所生活をしているとよくわかります。外界から遮断された状況に置かれると人間の知的営為が深みをます...」
これを読んで、義父の蔵書に『無知の涙』(永山則夫、1973年、角川文庫)があったのを思い出し、発掘してきた。年末に一部だが棚卸ししておいてよかった(^o^)
10月16日の記述。
「(速読は難しくはない)ただし、対象についての知識のない本については不可能です。...まずは背景となる知識(「教養」)がどの程度あるかが問題になります。この「教養」をつけるという作業が本当にたいへんです。だから今回は拘置所において「教養」の幅を広げることを目論んでいるのです。」
金にならないと、教養課程をなくしたがっている大学関係者は耳が痛いだろうと思う。そして、大学だけでなく、小中高教育の関係者も。(ひょっとすると企業内の教育担当者も?)
このあとの鈴木宗男に関する話題を読むと、彼に関することも調べたくなる。もちろん北方領土問題もソ連の崩壊についてもしらべなくてはならない。
疲れたので、青空文庫のなかからランダムに100作品を選んでくれるスマフォアプリで、『汽船が太平洋を横断するまで』(服部 之総 著)を読む。面白い。マルクスが汽船による貿易の予測をして、当たっている。
今朝の朝日新聞の一面トップは、天皇退位に伴う元号変更に関するニュース。政府からの意図的リークをそのまま載せているのだろうと推測。
元号は必要な人がかってに付けていただいて結構。ただし、われわれ(役所も含めた実務に邁進したい機関)は、もう無意味で使いにくい元号使用を、こちらもかってにやめる方向にしたい。
彼の行動には全面的に賛成ではないが、囚人としての勉強ぶりには、教えられることが多い。
2002年10月4日の記述。
「書くことにより、世界が確実に広がります。」
2002年10月13日の記述。
「永山則夫氏が、ノート、書籍と向かい合い、知的空間を作り上げていった過程が拘置所生活をしているとよくわかります。外界から遮断された状況に置かれると人間の知的営為が深みをます...」
これを読んで、義父の蔵書に『無知の涙』(永山則夫、1973年、角川文庫)があったのを思い出し、発掘してきた。年末に一部だが棚卸ししておいてよかった(^o^)
10月16日の記述。
「(速読は難しくはない)ただし、対象についての知識のない本については不可能です。...まずは背景となる知識(「教養」)がどの程度あるかが問題になります。この「教養」をつけるという作業が本当にたいへんです。だから今回は拘置所において「教養」の幅を広げることを目論んでいるのです。」
金にならないと、教養課程をなくしたがっている大学関係者は耳が痛いだろうと思う。そして、大学だけでなく、小中高教育の関係者も。(ひょっとすると企業内の教育担当者も?)
このあとの鈴木宗男に関する話題を読むと、彼に関することも調べたくなる。もちろん北方領土問題もソ連の崩壊についてもしらべなくてはならない。
疲れたので、青空文庫のなかからランダムに100作品を選んでくれるスマフォアプリで、『汽船が太平洋を横断するまで』(服部 之総 著)を読む。面白い。マルクスが汽船による貿易の予測をして、当たっている。
今朝の朝日新聞の一面トップは、天皇退位に伴う元号変更に関するニュース。政府からの意図的リークをそのまま載せているのだろうと推測。
元号は必要な人がかってに付けていただいて結構。ただし、われわれ(役所も含めた実務に邁進したい機関)は、もう無意味で使いにくい元号使用を、こちらもかってにやめる方向にしたい。
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