2011年5月6日金曜日

Leavittさんの給与

 Leavittさんのことを昨年書きました。
 ハーバードの天文台に正式に雇われたときの時給が30セントというのは、安いのか高いのかと思っていました。
 最近読んだ本によると1914年のアメリカの一人当たり所得は年間377ドル、ちなみにイギリスは244ドル日本は36ドル(「大国の興亡(上巻)」365ページの表)ですし、星新一さんの「明治・父・アメリカ」によると1896年にソーダファウンテンでコーヒーが5セントだそうです。
 すると、時給30セントは、少ないがまあまあと言う気がしてきました。米国から欧州への船賃は10ドル前後だったようですし、Leavittさんは独身で親からの援助も何らかの形であったでしょうし、仕事に専念することはできたのだろうと想像しています。お金が多すぎるとかえって好きなことをやる時間がなくなるし、仕事以外の趣味はなかったと想像します。
 欧州旅行で誰とどこに行ってどんなことを考えたのかは知りたいですね。資料が見つからないのですが。

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