「寛容」という言葉が大切であることは、学生時代に渡辺一夫先生に教えられた。著書で。
ナチ・ドイツから亡命した先の米国から、また「亡命」をしなければならなかったトーマス・マン先生も
「ヒステリックな、非合理的な、盲目の共産主義憎悪は危険を意味しており、この国共産主義よりもはるかに恐ろしい...早く正気に返らねば、よい結果を何一つ招きえないばかりか、最悪の事態に通じうる...」
と1951年4月に雑誌社の編集長との論争で述べている。(トーマス・マン全集別巻 728ページ 新潮社 1972年)
同じ間違いををより広く深く繰り返していくのが人間の世界か?
いや、一見無力に見える「寛容」の力を我々は信じていかなくてはいけない。歴史や政治を勉強するならここに気づかなくてはならないよ。クラウス・Jr君と思いながら、『Man of the World』の続きを読んでいきます。特に面白いことを見つけたら、またこのブログで報告します。
今朝は「ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による白黒写真の自動色付け」なる研究の成果を試してみた。
要するに、昔の豪華客船の白黒写真をよりリアルにして見たいのです。手元の『世界の船 ’75』(83ページ 朝日新聞社)(白黒写真ばっかり!)のなかから、オリンピック号の写真をお借りして彩色してみました。なかなかいいです。もっとやってみます。
2017年1月27日金曜日
2016年12月26日月曜日
年末の快挙!、『世界の船』を二冊発掘
朝日新聞社、1,200円 |
今回の年末お片付けの成果として、『世界の船’75』と『世界の船’76』の発掘があった\(^o^)/
朝日新聞社が「世界の乗りものシリーズ」として、毎年、『世界の自動車』や『世界の翼』や『世界の鉄道』などを発行していた。今回見つけたものは、会社に入ってから(!)、帆船に興味を持ったので、「帆船特集号’75」を購入し、翌年も「日本の船の近代史’76」を購入したもの。
写真(ほとんど白黒、歴史的写真が多いからしかたない、値段も抑えないと売れなかっただろうし)が主で、マニアックな写真説明と、記事が魅力だった。
小学生、中学生時代にも何年かにわたり、『世界の船』や『世界の自動車』や『世界の翼』を買ってもらい、ワクワクしながら読んだものだ。したがって当時は、飛行機や自動車をみると、すべて機種がわかった。(どーだ!) ムツカシイ漢字や術語もこのシリーズでおぼえたような気がする。最近漢字を忘れてきたので、また読み返したいなあ。
小学生時代の友人(実家がお菓子問屋)N里君が、おどろくほど、飛行機や戦車や船の絵(鉛筆画)を書くのがうまく、描いた画をもらったり、一緒に模型を作ったりしていたのが、きっかけで興味を持ったらしい。すぐ上の兄の友人のK合君は、船のソリッドモデル作りがうまく、当時もらった駆逐艦の模型をずっと大事にしていた。
この時代の『乗り物シリーズ』や模型や鉛筆画は、なくしたり、実家の火災でやいたりしてすべて失ってしまった。
会社に入って、少しカネに余裕ができたときに、趣味がぶりかえし、冒頭に述べた二冊を買ったらしい。その後。このシリーズは廃刊されてしまったようで、今本屋さんに行っても発見できない(*_*)
Amazonなどで調べると、古本で少し出ているようだ。買い集めようかという気持ちもある。でも、値上がりするのは嫌なので、あまりおおっぴらにはできないなあ。
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