「寛容」という言葉が大切であることは、学生時代に渡辺一夫先生に教えられた。著書で。
ナチ・ドイツから亡命した先の米国から、また「亡命」をしなければならなかったトーマス・マン先生も
「ヒステリックな、非合理的な、盲目の共産主義憎悪は危険を意味しており、この国共産主義よりもはるかに恐ろしい...早く正気に返らねば、よい結果を何一つ招きえないばかりか、最悪の事態に通じうる...」
と1951年4月に雑誌社の編集長との論争で述べている。(トーマス・マン全集別巻 728ページ 新潮社 1972年)
同じ間違いををより広く深く繰り返していくのが人間の世界か?
いや、一見無力に見える「寛容」の力を我々は信じていかなくてはいけない。歴史や政治を勉強するならここに気づかなくてはならないよ。クラウス・Jr君と思いながら、『Man of the World』の続きを読んでいきます。特に面白いことを見つけたら、またこのブログで報告します。
今朝は「ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による白黒写真の自動色付け」なる研究の成果を試してみた。
要するに、昔の豪華客船の白黒写真をよりリアルにして見たいのです。手元の『世界の船 ’75』(83ページ 朝日新聞社)(白黒写真ばっかり!)のなかから、オリンピック号の写真をお借りして彩色してみました。なかなかいいです。もっとやってみます。
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